ユーモアってなんだろう?企画展「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR 」に行ってきました!|東京・21_21 DESIGN SIGHTギャラリー

2019.3.31

2019年3月15日(金) - 6月30日(日)まで、東京・「21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2」にて、企画展「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR (以下:ユーモアてん)」が開催されています。

 

今回は一足先に、ユーモアてんへ行ってきましたので、見どころをご紹介していきます。

 

 

会場は「21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2」

 


千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分

 

21_21 DESIGN SIGHTは、 三宅一生氏、佐藤卓氏、深澤直人氏の3人のディレクターを中心とした、デザインのためのリサーチセンターです。設計を手がけたのは、世界的な建築家である安藤忠雄氏。東京ミッドタウン内、港区立檜町公園に続く緑地「ミッドタウン・ガーデン」の中に建てられています。

 

 

「ユーモアてん」とは?

 


浅葉克己ポートレート

 

第一線で活躍するアートディレクター・浅葉克己のディレクションによる展覧会「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR 」。世界中を旅しながら、各地で様々な人々やモノたちに出会ってきた浅葉氏にとって、「ユーモア」とは、コミュニケーションにおける最も大切な感性のひとつ。ユーモアの感性こそが、ものづくりやデザインに置いて重要であると浅葉氏は言います。

 

そのことから、本展では、その活動のインスピレーションのもととなっている資料やファウンド・オブジェとともに、浅葉がそのセンスにおいてユーモアのシンパシーを感じているデザイナーやアーティストの作品を紹介。時代や国を超えた、心和むユーモアからブラックユーモアまで、さまざまな「ユーモア」のかたちが展覧会を通して表現されています。

 


ディーン・プール「Fingers」2018年

 

 

海外からは、フランスのグラフィックアーティスト、ダミアン・プーランのフラグや本展のために制作した卓球台が紹介されていました。ニュージーランドを拠点とするデザインスタジオ〈alt group〉のディーン・プールの“指”に着想を得た作品です。

 

そのほかには、イギリスのジョン・ウッド&ポール・ハリソンによる映像作品などが登場。また、国内からはグラフィックデザイナーの福田繁雄の立体作品、日比野克彦の作品写真、イラストレーターの和田誠が描いた似顔絵などが展示されています。

 

ジョン・ウッド&ポール・ハリソン「The Only Other Point」2005年

 

会場内には、卓球好きの浅場さんにちなんだ、卓球をモチーフにした作品も多く展示されてました。

 

会場内の様子

 

 

こちらも卓球のピンポン球をモチーフにした作品。ギャラリー内には、さまざまなユーモア溢れる作品が所狭しに展示されています。

 

 


展示されている作品の共通点は「ユーモア」。すべての作品はアーティストによって、それぞれのユーモアが表現されています。

 

 

こちらの作品はドイツ在住の中国人グラフィックデザイナー、ジャンピン・へのもの。過激でメッセージ性の強い作品を多く生み出しています。

 

 


グラフィックデザイナー・福田繁雄氏の作品「ネテレビ」。単純化された形態とトリックアートを融合させたシニカルなデザインが特徴です。

 

テレビ自体が寝てしまっています(笑)。寝転がってみるとちょうどいいんでしょうか。

 


 

今回のメインビジュアルに採用されているロン・アラッド氏の作品。

 

 


花器にメガネを同化させた作品ですが、本当におじさんがメガネをかけてるように見えるんですから不思議です。

 

ただの花器。でも、視点を変えてプラスすればメガネをかけたおじさん。まさに、物事は捉え方一つでいか様にも変わるのだと感じました。

 

 

パッと見なにかわからないものでも、いろんな角度から考えるとこれか!とわかる瞬間があります。ユーモアてんは、会場全体でそんな仕掛けがされています。

 


日比野克彦「種は船 Y150丸」2008年(左)、「種は船 横トリ丸」2008年(右)

 

 

 

上野真未「巨豚がキョトン」2018年

 


 

今回の企画展を通して、決して笑い一つをとっても、爆笑、冷笑、失笑、苦笑など、さまざまな笑いがあることを感じました。国を超えたユーモアを感じに、「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR 」へ訪れてみてください!

 

 

会期中、21_21 DESIGN SIGHT SHOPでは、3組のユーモアあふれる商品を期間限定のリレー形式のポップアップストアにて販売されます。鹿目尚志氏(鹿目デザイン事務所)によるペーパーモールドや、プロダクトデザイナーの清水久和氏(S&O DESIGN)による「Marine」シリーズ、セラミックレーベルのSHOKKIによるセラミックなどなどラインナップも豊富です。

 

 

「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」
会期:2019年3月15日(金)〜6月30日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
住所:東京都港区赤坂9-7-6
時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)
   ※六本木アートナイト特別開館時間5月25日(土)は10:00 〜23:30(入場は23:00まで)
休館:火曜※4月30日は開館
料金:一般¥1,100 大学生¥800 高校生¥500
TEL:03-3475-2121

 

 

【21_21 DESIGN SIGHT】
住所  :〒107-6290 東京都港区赤坂9丁目7−6 東京ミッドタウン・ガーデン内
営業時間:10:00-19:00
http://www.2121designsight.jp/

 

 

【浅葉克己】

1940 年横浜生まれ。桑沢デザイン研究所、佐藤敬之輔タイポグラフィ研究所、ライトパブリシティを経て、1975 年浅葉克己デザイン室を設立。日本の広告史に残る数多くの名作ポスター、コマーシャルを制作する。1987年東京タイプディレクターズクラブを設立。代表作に、長野オリンピック公式ポスター、サントリー「夢街道」、西武百貨店「おいしい生活」、武田薬品「アリナミンA」、ミサワホーム「ミサワデザインバウハウス」等。中国に伝わる生きている象形文字「トンパ文字」に造詣が深い。2015年には年間で4度の個展を開催。2015年は「浅葉克己デザイン日記」、2016年は「薔薇刑」にて2年続けてADC 原 弘賞を受賞した。その他、毎日デザイン賞、日本アカデミー賞、ADCグランプリ2回、ADC 原 弘賞3回、紫綬褒章、旭日小綬章、亀倉雄策賞など受賞多数。東京ADC委員、東京TDC 理事長、JAGDA 理事、AGI日本代表、東京造形大学・京都精華大学客員教授、青森大学客員教授、桑沢デザイン研究所10代目所長。卓球六段。