前回からご紹介している、エーゲ海に浮かぶギリシャの島ロードス。今回は、ロードス市街地よりバスで日帰りで観光しに行く事が出来る、「ロードスで一番美しいビーチを誇る」とも形容されるリンドス(Lindos)という街をご紹介したいと思います。
また、リンドスは考古遺跡アクロポリスがある事でも有名です。日本ではあまり知られていないリンドスの魅力をお伝えして行きたいと思います。
ロードスより55キロ南東に位置するリンドスは、ロードス市街地よりバスで1時間ちょっとで行くことができます。片道5ユーロ(約600円)で、朝は30分毎に1本、午後は1時間に1本バスが出ています。※現在新型コロナウイルスの影響で変更がある場合があります
リンドス自体も小さな街ですので、日帰り観光にピッタリの場所。
バスから降りビーチの方向へ行くと、そこには透明度の高い抜けるような青の海が広がっています!たくさんの白いビーチパラソルと、海水浴を楽しむ人たちが。遊覧船も見えますね。統一されているのか、こちらのビーチに並ぶパラソルは全て白で、海と空の青がより映える景観となっています。
ロードス市街地の海でもとても感動したのですが、リンドスの海はさすが「ロードスで一番美しい」と言われる事もあるだけあって、まるで絵葉書や映画の中で見るような海。バスを降りて海に出たら、海を正面に見て左側へ進むとリンドスの街があります。
こちらがそう。写真左側が海、そして小高い丘の上にあるのがアクロポリス、その下に広がるこじんまりとした白いリンドスの街。街の方へ歩いて行き、アクロポリスまで登っていきます。
ちなみにアクロポリスの建つ丘までは、見ての通り坂道が続きます。車両は街の中に入れませんので、丘の上までは徒歩か、こちらの愛らしい有料のロバに乗る事が出来きます。
海から道に沿って歩いていくと途中でロバの待機している場所に出るので場所はすぐわかると思いますが、一応ロケーションを。
Donkey Station
住所 Lindos 851 07, Greece
料金は片道5ユーロとなっています。
丘の上までの道中でも、このようにロバとよくすれ違います。街は大変こじんまりとしており、ギリシャらしく建物は白で統一されていてとても綺麗です。
ついつい「あそこを曲がった先はどんな景色で何があるのかな?」と、探索をしてみたくなるような街並み。
坂道を登り中腹程まで来ると、お土産屋さんが並ぶエリアへ出ます。お土産屋さんで目を惹いたのは、なんといってもこちら。
先ほどご紹介したリンドス名物ロバの人形です。お店の前に沢山並んでいました。愛らしいその瞳が本物そっくり。
他にも暑い日のリンドス探索の「ちょっと一息」にお勧めしたいのが、こちらに沢山並ぶ新鮮なオレンジを目の前で絞ってくれるオレンジジュース。
出来上がりはこちら!なんと鮮やかなオレンジ色でしょう。搾りたてだけあり、甘くてジューシーでとても美味しいです。お値段なんと1.5ユーロ。現在のレートで180円ほど。安いですね!
こちらがオレンジジュース屋さんが並ぶエリア。他にも搾りたてのレモネードやクレープなどが頂けます。
こちらはスーパー。さまざまなフルーツにスパイスが並びます。手前右から2番目の「フェタチーズ用ミックス」が並ぶのがギリシャならではですね。フェタチーズはヤギのミルクからつくられるチーズでギリシャの名物です。ギリシャ風サラダにはフェタチーズがマストです。その隣もムサカミックス。ギリシャの有名な野菜料理に使われます。
海外のスーパー、現地の生活の様子が垣間見えてとても楽しいですよね。
スーパーにお土産屋さんが並ぶエリアの街並みはこんな感じ。道も狭く大変こじんまりとしています。それでもレストランにカフェやピザ屋さんなどいろいろ並びますので、丘を登る途中、帰る途中に立ち寄りちょっと中腹で休憩するのにとても便利です。
ロードス島を含めここ、リンドスは年間を通してとても温暖です。一番寒い1月が約15度。そして一番暑いのは8月で30度を超えます。丘の上のアクロポリスは屋根や日よけがありませんので、もし夏場に行くのであれば日焼け止めに帽子など、対策をしっかりとしていく事をお勧めします。ここ数日の気温を調べてみたら、ここ近年の温暖化も手伝ってか39度の日もありました。飲み物も必須ですね。
以上美しいリンドスの街を紹介して来ましたが、次回この美しい街並みを登っていき辿り着く考古遺跡アクロポリスを含めご紹介していきたいと思います。