目次
みなさんこんにちは。前回に引き続き、LDBの家づくりのご紹介です。
▼前回の記事はこちらから
リビングデザインビューロ(LDB)は三重県菰野町(こものちょう)に本社を置き、個性ある木造住宅の新築・リノベーションを愛知・岐阜・三重・滋賀で展開する工務店です。
今回、Life Designsスタッフで実際にLDBのモデルハウスを見学させていただきました。モデルハウスに足を踏み入れると、LDBの独自のセンスが光る空間デザインを身体全体で感じることができます。しかし、同時に「住み心地や使い勝手は悪いのではないのかな?」と思ってしまう方もいらっしゃると思いますが、LDBは、空間デザインをスマートに見せていきながらも、使い勝手も追求した作りになっています。
その中で、私たちが注目したのが、手で軽く押すだけで扉が開く『プッシュラッチ扉』です。今回は、LDBの空間を創り上げる要素のひとつである、プッシュラッチ扉にフォーカスしてご紹介させていただきます。
プッシュラッチ扉とは
キッチンの収納扉
プッシュラッチ扉とは扉の開閉方法のひとつであり、扉の裏にバネが取り付けてあるので押すだけで開く仕組みになっています。手で押すだけで開閉できるので、取っ手を付ける必要がありません。また、地震などの大きな揺れが起こった際も勝手に扉が開くことがないといったメリットもあります。
上の写真はキッチンの収納棚です。指で軽く押すだけで扉が開くのでキッチンでの作業中も食器の出し入れがしやすくラクチンですよね。扉面が、フラットですっきりとしたデザインになるのも大きな魅力です。
2面が収納スペース
一見すると、部屋の壁のように見えるこの部分も……。
壁を押すと、2面が収納スペースになっています。このようなカタチにすれば、お部屋全体の統一感も増しますね。
こちらは角のデッドスペースを上手く利用して棚を造作しています。LDBでは自社ファクトリーを抱えているため、このように角を巧みに利用した自由度の高い収納棚をオリジナルでつくることができます。もちろん扉はプッシュラッチ扉を採用。背の高い場所に棚を設ける際もプッシュラッチなら簡単に手が届きます。
こちらのキッチン収納は角のスペースにはプッシュラッチ扉を、それ以外は引き戸収納にしています。角の壁面を上手く利用することで空間を余すことなく有効的に活用することができます。
こちらは、ただの壁かと思いきや……。
壁をプッシュすると、壁面収納に!なんだか隠し扉のようで面白いですよね。
洗面スペースの収納棚もプッシュラッチにすることで清潔感がより一層感じられる空間に。
キッチンカウンターはすべてがプッシュラッチの収納棚になっています。
青い箱のように見えますが、こちらはクローゼット。
玄関土間の収納棚もプッシュラッチ扉ですっきりとした空間に。
生活感を消すことで、インテリアがよく映えますね。LDBでは、自社ファクトリーを抱えることでデザイン性を維持しています。