【秋田発!】生産者の想いを直接届けるコーヒーブランド「さとやまコーヒー」最高品質コーヒーで、1杯からの社会貢献を

名古屋 中区
掲載日:2023.05.12
【秋田発!】生産者の想いを直接届けるコーヒーブランド「さとやまコーヒー」最高品質コーヒーで、1杯からの社会貢献を

今回、ご紹介するのは、秋田県男鹿市の「さとやまコーヒー」。コーヒーを通じて、生産者と消費者どちらも笑顔にすることで、循環型社会の実現を目指しているコーヒーブランドです。

そこで、今回は、さとやまコーヒーの大西克直さんに、誕生のきっかけからコーヒーのこだわりまでじっくりとお話を伺いました。

 

自ら足を運び、本物のおいしさを届ける

さとやまコーヒーの代表・大西克直さん。東京都出身の大西さんは、大学への進学を機に秋田へ移り住んだのだそう。

現在は秋田県男鹿市で、自ら買い付けたコーヒー豆を自家焙煎した「さとやまコーヒー」を運営。また、売り上げの一部を使って種や土を買い、諦めざるを得なかった農地=耕作放棄地の再生再生利用にも取り組まれています。

− さとやまコーヒーを立ち上げたきっかけについて教えてください。

大西さん:「コーヒーに興味を持ったのは大学在学中です。社会課題をビジネスの手法で解決するソーシャルビジネスを学んでいたこともあり、ビジネスを通じて社会貢献がしたいと考えていました。

シンガポールへの留学を経て、具体的に自分は何をしたいのかと悩み、2年間休学をしたんです。そのときに出会ったのが、一本のコーヒーのドキュメンタリー映画でした。もともとコーヒーは好きでしたが、映画を通じて、コーヒーを取り巻く現状や課題を知り、”もっとコーヒーについて知りたい!”と思うようになりました。

その後、東京のカフェでバリスタとして1年ほど修行をしました。そこでは、コーヒーの淹れ方、産地の様子、農園のオーナーさんから直接お話を聞くなど、さまざまなことを学びましたね。農園のオーナーさんから話を聞いたことで、消費者だけでなく、生産者の立場になってコーヒーを知ることも大切なのだと学びました。

コーヒーは生産者と消費者の距離が遠い飲み物です。できる限り生産者の思いが消費者に届く、コーヒーブランドをつくるため、秋田へと戻り「さとやまコーヒー」を立ち上げましました。」

コーヒーをつくる人に1番近づける
コーヒーブランドを

– なぜ、直接買い付けをされるようになったのですか?

大西さん:「きっかけは、エチオピアの農園へ視察に行ったときのことです。その農園では、コーヒー豆の生産から輸出までを、業者を介さずに自分たちで行っていました。

そこで、僕たちが直接買い付けをすれば、さらに生産者から消費者に届くまでの距離を短くできるのでは……と思ったんです。当初から、生産者との距離の近いコーヒーブランドにしたい!との想いがあったので、まずは、生産者さんと信頼関係を築いていくことからスタートしました。

現在は、実際に複数の農園と直接契約をさせていただき、買付→輸入→焙煎→販売までをすべて一貫して行っています。

また、さとやまコーヒーでは、価格に納得して飲んでいただきたいので、すべてのコストを把握しています。そのため、お金の流れをブラックボックス化することなく、コーヒーを提供させていただいています。」

さとやまコーヒーの4つの買い付けポイント

さとやまコーヒーでは以下のポイントをもとに、コーヒーを買い付けしています。

①森林栽培で環境にやさしい

さとやまコーヒーが買い付けるコーヒーは、単一栽培ではなく、原生林もしくは準原生林にて栽培されています。これは「コーヒーの品質向上」「生物多様性の向上」「現地の食量自給率の向上」に貢献しています。

②生産者への適正な対価

生産者への対価は通常の5.6〜12倍!森林栽培で環境に優しく、かつ農薬・化学肥料不使用です。

③生産から販売までのお金の流れが明確

コスト構造を明確に開示してくれる生産者から直接輸入。さらに数字だけの情報を得るのではなく、現地に行き、お金の流れを自分の目で確認します。輸送過程も含め、お客さまの手に届くまでのすべてのコストが把握されています。

④そんなことよりまずおいしい

さとやまコーヒーでは、スペシャルティコーヒーとされる最高品質コーヒーを提供。数多くあるスペシャルティコーヒーの中でも、現地でカッピング(味見)をして、厳選したものを輸入しています。

コーヒーがもっと楽しくなる!

大西さん:「生産現場を、実際に目で見て手で触れてきたからこそ、消費者の方にも現地のリアルな情報を届けたいと思っています。

そのため、購入いただいた方には、それぞれのコーヒーのストーリーに加えて、現地の暮らしレポートも同封させていただいています。」

農園主メルシャさん

大西さん:「例えば「エチオピア・グジ地域産、農園主メルシャさん」ではなく、「真っ赤で栄養満点な火山地帯の土で、コーヒー栽培に取り憑かれたおじいちゃんが育てたコーヒー」といったように、生産者さんの人となりがわかるような、コーヒーレポートを入れています。

生産情報を追うだけではなく、それをストーリーにして伝えることで、はじめて飲む人にとって親しみやすい情報になると思います。コーヒーを楽しみながら、こんな人がつくってるんだな〜と感じていただけると嬉しいですね。

僕たちは、From Hands To Hands(手から手に届くコーヒー)として、生産情報をただ追うだけでなく楽しむことで、持続可能な社会を目指していきます。」

さとやまコーヒーのおすすめ商品

コーヒーを購入するだけでなく、社会貢献にもつながるさとやまコーヒー。オンラインで購入ができるので、はじめての方におすすめの商品をご紹介します。

ディコロ(赤リンゴな感じ)

さとやまコーヒーの看板商品「ディコロ(赤リンゴな感じ)」。大西さんのイチオシコーヒーのコーヒーでもあります。

<コメント>
圧倒的にジューシーで「これは違う」と感じるコーヒーです。
その秘密は150日間の熟成期間(Resting Time)です。
限界まで熟成期間をとることで、コーヒーチェリーの甘さをギュッと詰め込みました。

▼購入はこちらから
https://satoyamacoffee.com/products/lot-dicolo

アバ・ケメル (ラムチョコレートな感じ)

一口飲むと、口に大人なチョコレートのような風味が広がるアバ・ケメル (ラムチョコレートな感じ)。仕事の合間に飲みたくなるコーヒーです。

<コメント>
ラムチョコレートのようなコクと甘さが特徴的です。
収穫後のコーヒー果実を、果肉を付けたまま天日干しにかけました。
さらにその後は120日間の熟成期間を取ります。

▼購入はこちらから
https://satoyamacoffee.com/products/lot-abakemer

ダウィット(アールグレイな感じ)

限られた量で仕入れられた貴重な豆「ダウィット(アールグレイな感じ)」。コーヒーが生育可能なギリギリの標高で栽培されているのだそう。

<コメント>
上品な華やかさ。はじけるような柑橘の印象と、紅茶のような香りが特徴です。
収穫後、チェリーの果肉を全て洗い流して発酵・乾燥させました。
「136時間発酵」という通常の3倍程度の発酵時間によって、
思わず「うまい」とこぼれるコーヒーです。

▼購入はこちらから
https://satoyamacoffee.com/products/lot-dawit

さとやまコーヒー ドリップバッグ

いつでも、気軽にさとやまコーヒーが飲める「ドリップバッグ」も登場!飲みやすい&時間が経っても風味が変わりにくく仕上げられています。
ギフトにもおすすめですよ!

さとやまコーヒーのドキュメンタリーが完成!

さとやまコーヒーのエチオピア 生産地ドキュメンタリーが完成しました。

先行上映会や全国巡回上映なども予定していますので、上映会ご招待・その他最新情報のアップデートをご希望の方は、下記リンクよりメールアドレスをご登録ください。

まずは、予告編をチェックしてみてくださいね。

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▼instagram
https://www.instagram.com/satoyamacoffee_directtrade/

スポット詳細

【さとやまコーヒー】
https://satoyamacoffee.com/

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https://note.com/satoyamacoffee

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