SCHOLE(スコレー)が手がける「365日、一秒でも早く帰りたくなる自分だけの理想の空間」|名古屋

2018.12.11
スコレー

名古屋市を中心にオーダー家具と空間デザイン設計を行っている「SCHOLE(スコレー)」。コンセプトは「365日、一秒でも早く帰りたくなる自分だけの理想の空間」。欲しい家具のイメージはあるけれど見つからない、市販の家具だけでは物足りない方に理想の家具を仕立てています。

 

今回は、スコレーのデザイナー内海さんにSCHOLEの空間づくりや商品について伺ってきましたのでお届けしていきます。

 

 

イタリアでの出会い

 

スコレー
代表の内海真一さん。

 

−まずは経歴からお伺いしました。

 

内海さん:「インテリア系の専門学校を卒業後、名古屋の施工会社でショッピングモール内の内装施工管理を担当していました。僕が担当していた場所は、物販のお店が多かったのでそこで、さまざまな職人さんたちと関わりながら空間づくりの基本を経験しました。

 

その後、21歳のときにイタリアへ渡りました。昔から海外のデザイン雑誌を見るのが好きだったんですが、中でもインテリアの本場であるイタリアには一度行ってみたいと思っていたんです。

 

滞在期間は1カ月でしたが、行くことを目的にしていたので、計画を何も立てていなかったんです。そんなとき、ミラノの学校に通っていた日本人留学生と知り合いました。その彼にイタリアを案内してもらい、フィレンツェにある多くの工房やイタリア北部の街や文化に触れることができたんです。現地の生活を体感したことは、その後の僕の人生に大きく影響を与えました。」

 

 

東京でインテリアの仕事を

 

内海さん

 

−イタリアから帰国後、イタリア料理の飲食店をメインで設計施工する店舗設計会社に入社した内海さん。そこでは設計と施工管理を担当していたそう。

 

内海さん:「イタリアつながりで入社したその会社には3年ほど勤めていました。あるとき、イタリアで知り合った友人から「日本に帰国して、今の勤め先で、人を募集してるから東京に来ないか?」と連絡があったんです。その連絡がきっかけで東京のデザイン会社に行くことにしました。

 

東京の会社は、自社店舗を運営しながらオリジナル家具をつくっている会社でした。僕は商品開発をメインに空間や家具、有名ブランドのディスプレイなどさまざまなプロジェクトに参加させていただきました。」

 

 

海外への出展

 

海外出店

 

−2005年からは海外の展示会にも出品されます。

 

内海さん:「東京の展示会に出品したことがきっかけで、フランスのVIA(フランス創作家具振興会)の推薦でパリの展示会に出展させていただいたんです。

 

そのとき製作したのが、嫁入り道具のひとつ、「鏡台」です。これを現代のライフスタイルに合わせ、リビングに置いても違和感のない形にリデザインしました。収納力に優れ、ミラー、テーブルトップ、3杯の引出しを備えています。

 

洗面台ではなく、鏡台の前で身だしなみを整える時間を、優雅に過ごすことを目的にデザインしました。このパリの展示会によってロンドン、上海といったさまざまば国へ出品する機会を与えていただきました。文化の異なる人たちからの評価は新鮮でとてもうれしかったですし、このときの経験が大きな自信にもつながりました。

 

2010年には、拠点を名古屋に戻して東京と名古屋を行き来しながらフリーランスとしての活動をスタートさせました。その頃から屋号をSCHOLE(スコレー)とつけて活動しています。」

 

 

屋号に込めた想い

 

スコレー木のおもちゃ

 

−SCHOLE(スコレー)という屋号には内海さんのこんな想いがありました。

 


内海さん:「SCHOLE(スコレー)とは古代ギリシャ語で「余暇」を表す言葉です。自由な時間を過ごしながら、創造性を育むという意味を持っています。

 

仕事を終えて家に帰ってきたとき、自分だけの特別な時間を過ごせる場所を提案していきたいと想い名付けました。オーダー家具やインテリアって服みたいに簡単に変えられるわけではないので、お気に入りの空間で大切に過ごしていただきたいなと思っています 。」

 


ここからは実際に内海さんが手がけている商品や施工事例を紹介していきます。

 

 

「上流と下流を繋ぐ、コダマソファ」

 

コダマソファ-01

 

岐阜県と愛知県を流れる「木曽川の上流と下流を繋ぐ」という守山のインテリアショップ「CONNECT(コネクト)」さんとの企画で誕生した「コダマソファ」。

 

コダマプロジェクトは、岐阜県産材を使った家具生産販売を通して、つくり手と使い手まで全員が当事者として関わるプロジェクトです。入口となる森林事業者から、製材業者、木工業者、販売店がつながり、デザイナーが形にする。森林インストラクターが子どもたちに山を体験させることで、出口となる使い手の消費者の方までもが、この先、山の現状を伝えてプロジェクトの一員となります。

 

フレームは、岐阜県東白川村で育ったスギを地元の製材所で加工、隣町の付知町にある木工所で製作されています。

 

森の様子山の様子


内海さん:「こちらのソファはコダマプロジェクトの企画で製作させていただいたソファです。通称「ズボラソファ」と僕は呼んでいます(笑)。自分自身がそうなんですが、ソファに座ってくつろいでいると、読みかけの雑誌やリモコンをついソファに置いてしまうんです。そこで、ソファの横に置き台を設けることで、読みかけの本・リモコン・植物などを置くスペースとして使用できるようにしました。」

 

コダマソファ
後ろ姿も美しく、どんなデザインのお部屋とも相性が良さそうです。

 

 

どこまでも白く開放的なミニマムインテリア」

 

 

 

内海さん:「こちらのお宅ではお部屋全体を手がけさせていただきました。オーナーが希望されたのはとにかくシンプルな白い空間。しかしただ白いだけではなく、生活用品など見せたくないものは収納し、気を張らなくても自然と片付く部屋。好きなものに囲まれて自分の時間を過ごせる空間を理想とされていました。

 

そこで、僕は機能や素材の美しさによって、そこに居るだけで本人の内面の豊かさも引き出せる空間を目指しました。カーテンの上部に間接照明を設けることで、グラデーションを擬似太陽光として見立てています。実はテレビは鏡の後ろに設置していて、OFFの時は鏡、ONにすると映像が浮かび上がるシステムになっているんです。こうすることで、生活感を感じさせないデザインが実現しました。」

 

8左の収納は5の収納家具と対に。


内海さん:「もちろん機能面のこともしっかりと考えています。生活用品の収納は、廊下の壁がすべて収納スペースになっているため、日用品はもちろん、季節ごとに使うアイテムもここに収納できます。」

 

 

図書館のような大きな本棚のある部屋」

 

図書館のような

 

内海さん:「こちらのお宅は図書館のように大きな本棚を置きたいというオーナーのご希望を形にしました。本棚は工場で仮組みまで済ませ、スムーズに現地で組み立てを行いました。分割・組み立てを行う際にジョイントラインが見えなくなるように加工を施しています。」

 

バーカウンター

お酒が好きな夫婦のためにバーカウンター高さのコンソールテーブルとハイスツール。

 

 

岐阜県の山で育った木で作ったいろんな家具

 

 

内海さん:「こちらの家具は「毎日の暮らしと山とのつながり」をコンセプトに岐阜県で間伐された木材を有効活用しながら家具を提案・製作しています。」

 

 

内海さん:「これは組み立て式のPCデスクです。適度な大きさのため、PCデスク以外にも、趣味のワークデスクやお子様の学習机としても使用できます。」

 

 

 

 


内海さん:「上記はまだ試作品ですが、本棚やスツールなども今後製作していきたいと思っています。どの家具も共通して意識しているのが、住む人が主役のインテリア空間です。家具やインテリアが主張しすぎない、空間を提案していけるように心がけています。」

 

 

マルシェでも大人気!木製のブローチとインテリア雑貨

 

ブローチ

 

レーザカット

 

内海さん:「2017年からは「ソーシャルタワーマーケット」をはじめとするマルシェにも積極的に出店するようにしています。そこで人気なのが、この木製ブローチです。

 

はじめは、数種類の製作だったのですが、気づけばかなりの種類数になってしまいました(笑)。中でも人気なのが「名画シリーズです。」モチーフは、ルネサンスの代表的な絵画『ヴィーナスの誕生』と、『モナ・リザ』、バロック期を代表する作品『真珠の耳飾りの少女』の3種類で展開しています。」

 

ギフト用
ギフトボックス用もあるので、プレゼントにもおすすめ。

 

シャツ
このようにシャツに付けてもすてきですよ。

 


ブローチの購入はこちらから

 

 

木でつくった子どものおもちゃ

 

 

内海さん:「最近では、子供のおもちゃにも力を入れています。子どものおもちゃってどうしても生活空間に映えづらいんです。でも、木でつくったおもちゃであれば、インテリアの一部としてディスプレイできます。

 

こちらは凹凸をはめる単純なブロックですが、子どもにとってはこの単純な動作も案外難しいんです。幼い頃から本物の木に触れることで木材の良さを体感していただければと思っています。」

 

木の車

 

木の車木の車。部屋に飾ってインテリアとしても楽しめます。

 

 

木の組み立てパズル・ツリー

 

立体パズル ツリー

これからの季節におすすめなアイテム「立体パズルツリー」。

 

立体パズル ツリー
指先でめくるようにパーツをバラバラにし、支柱に順番にパーツを差し込んでいくと上記のように完成します。

 

立体パズル ツリー今後は、クリスマスの時期以外にも頂点の星を変えることで、季節ごとに楽しめるアイテムにしていく予定だそう。

 

 

木の組み立てパズル・アニマル

 

立体パズル アニマル

 

立体パズル アニマル


こちらもツリーと同様に、指でパーツを外して、差し込んでいきます。お子さまが楽しく遊んでいただけるアイテムです。


内海さん:「今後は木のおもちゃももっと製作して、大人も子どもも楽しめる空間、商品づくりをしていきたいと思っています。」

 

スコレーでは、住宅、インテリア、オーダー家具などをデザインするにあたり「普遍的であること」「実用性」「シンプルさ」「美しさ」「永く使えること」この5つのキーワードをデザインに落とし込んでいます。


「将来的にはワークショップもできるような、小さなコミュニケーションスペースを持って、直接お客さまに商品を見ていただきたいです。」と話してくださった内海さん。今後の活躍がますます楽しみです。内海さんの人柄もとてもすばらしく、お客さま一人ひとりの想いをしっかりと汲み取って提案をしてくださいます。流行りに流されることなく、大切な人と、大切な時間を過ごしていきたい方はぜひスコレーに相談してみてくださいね。

 


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