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覚王山駅近くのマンションの一室にある完全予約制、花のない花屋「seram(セラム)」。花を通じて人と人をつなげ、感動を与えたいというオーナーの永田洋子さんの想いが詰まったアトリエサロンを紹介します。
※以下、セラムと記載します。
サロン名「セラム」の由来はギリシャ神話から
覚王山駅4番出口から徒歩3分ほどです。予約してから伺ってくださいね。
「セラム」とは、まだ言葉のなかった時代に花で気持ちを伝えあうという風習から生まれた言葉。ギリシャ神話の中で、花に言葉を付けて相手に贈り、相手も言葉を付けて花を贈るという花風習の想いを込めて名付けました。
店舗プランナーとして勤務していた洋子さんが、花の不思議な魅力に引き込まれたのがきっかけで、28年前にセラムをオープンされました。
この場所に移転したのは2016年からです。
洋子さんは花のオーダー制作とスクール講師だけではなく、花と植物に関わるプロデュース&コーディネーターとして幅広い分野で活動されています。オーダーメイドのギフト、フラワースクール、プロデュース商品についてお伺いしました。
世界にひとつだけオーダーメイドの
フラワーギフト「花贈り」
セラムにはお花の在庫がありません。オーダーを受けた後に、贈る人と贈る相手のために仕入れをするスタイルのお花屋さんです。
花の鮮度と品質はもちろん、デザインのこだわりを大切にして、贈る人と贈る相手について丁寧にヒアリングします。渡すタイミングや贈る相手はどんな人なのか。
来店で注文を受ける際、贈る人の声・服装からその人の性質を読み取り、贈る人のスパイスをアレンジに入れて、その人から貰った「その人らしさ」を表現するのだとか。世界で一つだけのフラワーギフトはオーダーとぴったりマッチしていると好評です。
感性を活かした多彩なレッスン
セラムのレッスンは、初心者でも気軽に楽しめるレッスンから深く学べるレッスンまで多彩です。それぞれの目的にあったレッスンメニューから選べます。
・1dayレッスン
・フラワーデザイン資格取得コース
・フラワーデザインアレンジコース
・フラワーラッピングコース
・ヒーリング・オブ・フラワーコース
取材日は4人の生徒さんがレッスンを受講していました。レッスンの内容はさまざま。クリスマスリース、花束をつくるフラワーラッピング、資格取得を目指す講座と、それぞれのレッスンに没頭されていました。
お互いの作品を見て感想を伝え合ったり、刺激し合ったり、楽しそうにレッスンを受けている姿が印象的でした。
特に人気なのが「ヒーリング・オブ・フラワー」という花心理や花風水を取り入れたフラワーセラピーのコースです。
選んだ花の色・形が自分の内面に反映されて、アレンジの形にも意味があって、花を通して自分を発見していきます。
1dayレッスンからはじめてコースに移行することもできますよ。
どのコースも自分で花を選ぶことからはじめます。その人の個性や感性を大切にしているのがセラムのフラワースクールです。