これで荷物に困らない?スウェーデン旅行の季節別服装まとめ

スウェーデン
掲載日:2023.02.11
これで荷物に困らない?スウェーデン旅行の季節別服装まとめ

日本とはだいぶ気候の違うスウェーデン。冬は寒く、夏は過ごしやすい気候です。ちょうど、北海道と同じくらいの気候だと思って頂けたらいいかもしれません。

旅行の際の参考になるよう、シーズン別でスウェーデンでの服装をご紹介していきます。ストックホルム近郊の気候です。

春(3月~5月)

3月〜5月を春でまとめてみましたが、スウェーデンの3月と5月ではだいぶ気候が違うので1月ごとにみていきましょう。

こちらの桜の写真は4月の終わり。スウェーデンの桜が咲くシーズンです。写真を見て頂くとわかりますが、太陽の出ている良い天気でもまだまだ薄手のジャケットが必要です。天気の悪い日であれば、もう少し厚着が必要でしょう。

そしてこちらは5月中旬のよく晴れた日ですが、まだまだ皆ジャケットを着ています。天気の良い日と悪い日では太陽の光のあるなしでだいぶ肌寒さが変わるので、このシーズンにお越しになる場合は、

・アウター(薄手のダウンジャケットやある程度暖かいものがあると安心)


・調節用の薄手のフリース(3月などはまだ厚手のダウンジャケットを着用する日もあります。5月などは肌寒い日の上着になります。)


・ボトムスはジーパンなど通常のものでOK。ただレギンスなどあまり薄いものはやめておきましょう。

太陽のあるなしで気温差があるので、調節出来るようにインナーは何枚か重ね着出来るものがあるとベターです。

夏(6月~8月)

スウェーデンの夏は、ミッドサマー(夏至祭)のある6月が本番です!一年で日も一番長くなり、夏を感じられるのが6〜7月。8月に入ると、徐々に秋の気配を感じます。

こちらの写真は6月中旬のミッドサマー。天気の良い日なので、日本の夏のようにTシャツや短パン、ワンピースなどを着用していますね。

こちらは7月中旬のプライドパレード。この写真でも良い天気なので、軽装ですね。

良く晴れた太陽の出ている日であれば、日本の夏と同じ夏の服装で問題ありません。ただ、夏でもやはり天気が悪く太陽が隠れると途端に肌寒くなるので、ジージャン程度のアウターは1枚必要です。長袖も、忘れないように。ユニクロなどのライトダウンがあっても良いでしょう。

8月に入ると秋用のアウターがあった方が賢明です。

・アウター(ジージャン程度の暖かさのものが1枚あると天気の悪い日に重宝します。)


・半袖、ノースリーブなど。スカートに短パンもOK。日本の夏の服装。


・天気に合わせて服装の調節が必要になるので長袖やズボンも忘れずに。


・8月以降はもう少し暖かめのものもあるとベター

秋(9月~10月)

さて、秋はスウェーデンではとても短いので、9月と10月とします。随分涼しくなり、きのこにりんごにと、秋の恵みを街中でもよく見かける事でしょう。紅葉が大変ダイナミックなシーズンです。

日本の最近の9〜10月はだいぶまだ暖かいと思うのですが、10月にも入るとスウェーデンではほぼ日本の冬くらいの感覚でいていいかもしれません。日本の11〜12月上旬くらいでしょうか?

こちらの写真は9月の夜ですが、手前の男性はダウンジャケットを着用しており、他の人も皆アウターを着ています。日中は長袖に軽めのアウター、夜は厚手のアウターといったところでしょうか。10月にも入り下旬になると、雪がちらほら降り始める年も。

このシーズンが一番日本と気候が違うと思いますので、防寒対策は念の為しっかりとして来ましょう。

・アウター(夜や天気の悪い日の為に暖かめのものがあると良し。9月頃で厚着で調節するなら若干薄手でもOK)


・長袖、調節用の薄手のフリースなど。9月上旬で天気の良い日はTシャツでも大丈夫かもしれません。


・10月も中旬以降は手袋や帽子など冬用のコーデも用意しましょう。

冬(11月~2月)

冬はとても寒いスウェーデンですが、屋内はどこもセントラルヒーティングで心地の良い暖かさになっているので、筆者は冬は逆にスウェーデンの方が過ごしやすく感じます。また、年中を通してですが、日本のように朝昼晩の気温差があまりないので、そちらも服が邪魔になったりせず良いです。上の写真は2月終わりのもの。まだまだ寒いシーズンです。

こちらは11月のクリスマスマーケットの写真。少し薄着の人もいますが、ほぼ皆真冬の格好です。12月、1月、2月などとても寒いので(平均マイナス5〜10度前後)日本の真冬プラスエクストラの服装を用意して来ると良いでしょう。

・アウター(暖かいダウンジャケットなど、真冬用のものを)


・長袖、中に着る調節用のフリースなど。


・裏地が暖かいものや、ズボンの下に履くサーモレギンスなどあると良いです。


・手袋、帽子、アウターの形状によってはマフラーは必須。靴は雪が積もっている可能性があるのでブーツなど。真冬は耳が出ていると痛くなるので帽子で隠れない場合は耳当ても重宝します。

この冬季に食べられるスウェーデンの伝統的スイーツSemla(セムラ)が食べられるこのシーズン。

ちなみにこの時期のスウェーデンの子どもはこんな服装です。冬用のジャンプスーツを着ています。中にはフリースも。お子さんと来られる方は、十分に暖かい服装を用意してあげて下さいね。

こちらは3月の暖かい日、バスの中で。

以上、シーズン別スウェーデンの服装でした。
すでに記してあるように、スウェーデンは朝昼晩の気温差は少ないですが、太陽が出ている時と出ていない時で随分と体感温度が違います。ですので、どの季節でも調節用のインナーなどあると重宝するでしょう。冬は寒いですが、日本のマイナス5度や10度よりも厳しく無い寒さだと思います。

万が一心地の良い服装を忘れて来た場合は、どこにでもH&Mがありますし、現地調達もお手軽に出来ますのでご心配なく!

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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