トリップアドバイザーの「工場見学&社会科見学」ランキング1位!トヨタグループの歴史と技術が学べる「トヨタ産業技術記念館」後編
目次
自動車の仕組み
初代クラウンの構成部品を使って、自動車の基本的なしくみが紹介されています。
普段当たり前に乗っている自動車ですが、車が動く仕組みをご存知の方はあまり多くはないのではないでしょうか。こちらのコーナーでは、自動車(乗用車)の仕組みが紹介されています。
また、エンジン・トランスミッション・サスペンションなど、車を構成する部品の技術の進歩も展示されています。車好きにはたまらないコーナーです!多くの人が興味深く展示をご覧になられていました。
先ほどご紹介した、トヨタ初の量産型エンジン「A型エンジン」
ボデー構造の変遷(初代クラウン、初代カローラ、7代目のカローラ)
歴代のトヨタ車がずらり!
時代を代表するトヨタ車
こちらのコーナーでは、開発技術の足取りと、各時代を代表するトヨタ車が展示されています。トヨタ最初の乗用車・トラックから、最新のMIRAIまで、各時代を代表するトヨタ車がずらり!
トヨダG1型トラック(1935年)
1935(昭和10)年8月に完成した「トヨダG1型トラック」。
当時の写真と図面をもとに、トヨタ産業技術記念館が開館した1994(平成6)年に1台のみ復元されました。ドラマの撮影にも使われているそうですよ。
ボンネットの先端には、名古屋のシンボル「金のしゃちほこ」がデザインされています。
当時は通行人への”泥はね防止”のため、ハケブラシの装着が法律で義務付けられていたそう。
トヨダAA型乗用車(1936年)
エンジンを前車軸上に搭載しているので、広い室内空間が確保されています。
まずは、1936(昭和11)年4月に完成したトヨタ初の生産型乗用車「トヨダAA型乗用車」。
オールスチールボデーを採用し、先ほどご紹介したA1型試作車のフロント部分のデザインが変更。累計1,404台生産され、AA型で築かれた技術が、後のトヨタ自動車を支える基礎となっています。
トヨペットクラウンスタンダード(1955年)
トヨタが独力で純国産技術により開発した、最初の本格的な乗用車「トヨペットクラウンスタンダード(初代クラウン)」。最高速度は時速110km。1956(昭和31)年には、「ロンドン・東京5万キロ」走行に成功しました!
ウィンカーのデザインがとてもレトロ。革張りシートも、驚くほど座り心地がよかったです。
そのほかにも、歴代のトヨタ車がずらり!
初代カローラ
初代セリカ
初代セルシオ
プリウスPHV
1964(昭和39)年の東京オリンピックを境に高速道路の整備が進み、自家用車の時代が到来。量産型大衆車として誕生したのが、「カローラ」と「セリカ」です。
1990年代には、地球環境や安全・安心に配慮したクルマづくりの時代に。地球環境にやさしいクルマとして開発されたのが「プリウス」です。このようにクルマづくりには、世界の市場や時代背景が反映されていることがわかります。