名古屋・松坂屋美術館で開催中の「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」に行ってきました。

愛知
掲載日:2019.02.06

第1章「ウィリアム・モリス以前」

《花とロココ調スクロール》1850年頃 ©Sanderson
《花とロココ調スクロール》1850年頃 ©Sanderson

第1章「ウィリアム・モリス以前」では、ウィリアム・モリスの壁紙が登場する以前の壁紙が紹介されています。19世紀前半、イギリスではフランス製の壁紙が人気でした。そのため写実主義的な花束模様が多くデザインされています。手描きの壁画のような作品が多くありました。

この章で気になったのは、日本風のモチーフを取り入れた壁紙です。1862年に開催されたロンドン万国博覧会において、日本美術工芸品への関心が高まったことにより広まったのだそう。特に日本の金唐革紙(きんからかわかみ)が注目され、英国の会社が横浜に工場を設立して、日本の職人を雇って壁紙を輸出していたそうです。英国壁紙の展覧会で日本の技術に出会えるとは、うれしい驚きでした。

スポット詳細

【展覧会情報】

展覧会名:サンダーソンアーカイブ
     ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 〜美しい生活をもとめて-
会期  :2019年1月2日(水)〜 2月17日(日) 会期中無休
開館時間:10時〜19時30分
     ただし、最終日2月17日(日)は18時閉館(いずれも入館は閉館30分前まで)
入館料 :一般1,000円(800円)/高・大生800円(600円) 中学生以下無料
     ※( )内は前売り・団体割引料金
     ※団体は10名様以上
     ※障がい者手帳・特定疾患医療受給者証をお持ちの方と付添の方1名様まで無料
     ※前売券は、チケットぴあ・サークルKサンクス(Pコード 769-367)、ローソ      ン・ミニストップ(Lコード 42156)、セブン-イレブン、ファミリーマート、      イープラスなどでも、2019年1月1日(火・祝)までお求めいただけます。
     ※コンビニエンスストアにてお買い求めいただいた前売券、当日券は松坂屋の契      約駐車サービスはご利用いただけません。
主催  :松坂屋美術館、朝日新聞社、メ〜テレ
特別協力:ウォーカー・グリーンバンク社
後援  :ブリティッシュ・カウンシル
協賛  :西川株式会社、マナトレーディング株式会社
協力  :日本航空、株式会社川島織物セルコン、リリカラ株式会社、リンデン株式会社

https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/exhibition/2019_william_morris/

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