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静岡発、100%日本の木を使った学習机・家具の専門店「キシル名古屋店」が2017年10月名古屋市中村区のグローバルゲートにオープンしました。浜松、吉祥寺、深川、長野に続く5店舗目となる直営店です。「子どもたちに木の良さを味わってもらいたい」という想いで、国産ヒノキ製の学習机・家具の製作を、丸太を製材するところから自社で行っているお店です。
今回は、「にほんの木」へのこだわりや、おすすめアイテムなどキシルの魅力をたっぷりご紹介します。
学習机・家具の専門店『キシル』とは?
「キシル」という名前は、古代ギリシャ語で”木”を意味するXYL(キシル)に由来し、「木を知る」という意味も込められています。名前の通り、木へのこだわりは人一倍。自社で製材所を持ち、丸太を製材して板状にするところから全て自分たちで行っています。キシルの学習机・家具は、全て日本の山で育った木でつくられています。
キシルが「にほんの木」を使う理由
キシルでは、にほんの山から伐り出した木を100%使い、学習机・家具が作られています。同社の本社がある静岡県は、県土の約3分の2が森林で、特にヒノキ人工林は全国3位の面積。山に育つヒノキは約60年前に人の手によって植えられ、丁寧に育てられてきました。
トンネルのような巨大な杉パネルは「丸太のおなかの中」をイメージ。子供たちに、本物の木に触れる機会を増やしたいという想いが込められています。
しかし、経済の発展にともなって国産の木を使う量は減り、手入れする人も減り、山はやせ、次第に荒れるようになっていきました。山を健康な状態に戻すためのたった一つの方法は、「木を伐り出し使うこと」。使うために植えられた木は、使うことで一つのサイクルを終えます。キシルの「にほんの木を、大切にします」という想いは、こういった背景から生まれています。
時間とともに風合いを増す、経年変化
左:届きたての椅子 右:10年目の椅子
店頭に並べられている2脚の椅子。実は、全く同じヒノキでできた「届きたての椅子」と「10年目の椅子」です。木材の成分が日の光に含まれる紫外線と反応し、白からあめ色へと変化しました。また、針葉樹(先がとがり細い葉を持つ樹木)であるヒノキは、伐られた後も約200年間は強度が増していくという不思議な力があります。このように、ヒノキには、使うほどに味わいが増し、美しい風合いに変化すると共に、強度を増すという魅力があります。お子様の成長に合わせて、経年変化を楽しめます。
それでは、ここからはキシルの商品のご紹介をしていきます。