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地下鉄桜通線吹上駅から徒歩6分、2019年5月にオープンした日本茶カフェ「YATAGARASU(ヤタガラス)」は、日本で古くから親しまれ日常生活に欠かせない存在である日本茶を再発見できる貴重な存在です。
また、YATAGARASU店主はカフェの他にも、デザイン設計事務所を切り盛りする、好きなコトに囲まれるライフスタイルを実現されています。茶葉をはじめとする商品へのこだわりや、日本茶の楽しみ方について伺いました。
YATAGARASUとは?
ロードサイドになびく白い暖簾。中央には日本神話に登場する導きの神ヤタガラスがデザインされています。店名の由来になっているヤタガラスは、日本茶カフェ「YATAGARASU」が人やモノの縁を運ぶ玄関口になりたいという思いが込められているのだそう。
たまたま見つかったという物件は、以前ヘアーサロンが営まれていました。当時の面影を残すエントランスが印象的です。
カウンターと、テーブル8席のミニマルな店内。香炉から漂うお茶の香りと、落ち着いた木目・白・黒のトーンが気持ちを和ませてくれます。
煎茶4種(HOT/ICE)をはじめとする、ラテやアフォガードなど日本茶を楽しめるラインアップや、日本茶のお供にもなか2種がそろっています。出来るだけシンプルに日本茶そのものを楽しめるよう工夫が凝らされたメニューです。
日本茶の楽しみ方とは?
煎茶は4品種をラインナップ(やぶきた、さみどり、めいりょく、やまかい)どれもブレンドしていないシングルオリジンにこだわり提供されています。今回は「やぶきた」をいただきました。
日本茶の生産農家にもアドバイスを求めながら、辿り着いた至極の楽しみ方。HOTは3煎、そそぐお湯の温度を変化させて味の違いを楽しみます。
1煎目は約50度まで温度を下げ、茶葉からじっくりと溶け出す出汁にも似た甘味を楽しみます。2煎目は約60度、苦味が引き立ちます。そして3煎目は約70度、角が取れ飲みやすい印象だが、ほんのり甘い後味が感じられました。
そして最後は、茶葉におつゆをかけお好みでワサビを添えていただきます。しんなりと柔らかくなった茶葉に、ほどよくシャキシャキとした食感が残り、とてもおいしかったです。