今回ご紹介するのは、愛知県あま市甚目寺の「大徳院(だいとくいん)」。甚目寺観音の東隣にあり、源頼朝によって大黒天と恵比寿天の両尊像を泰安されたという由緒あるお寺です。
また、知る人ぞ知るパワースポットとして、全国各地から参拝者が訪れています。
目次
大徳院へのアクセス
愛知県あま市にある観光名所「甚目寺観音」の東隣にあるのが「大徳院」です。
名鉄「甚目寺駅」から徒歩5分の場所にあります。駐車場もあるので、車でも訪れやすいですよ。
大徳院の歴史
大徳院が創建されたのは、古墳時代後期・飛鳥時代、西暦598年(推古天皇6年)。その後、西暦1196年(建久7年)に地域住民の加護と繁栄を祈念するため、源頼朝によって恵比寿天と大黒天のニ尊像が奉安されました。それにより、五穀豊穣・漁業繁栄の祈願所として深く信仰を集め、各地より参拝されるようになったと言われています。
西暦1607年(慶長12年)、飛騨の大工の左甚五郎が大徳院へ参拝に訪れた際に、本尊の霊姿に深く感動し、その威徳にすがって数カ月滞在。滞在のお礼にと、二天像を彫刻して住職に寄進したものが、現在の本尊だと伝えられています。
大徳院の独特の本尊は、その霊姿、功徳力ともに他に比類するものがないとのことから、全国各地の人々がその徳を受けに参拝に訪れています。
また、この「御影(おすがた)」は、福をにがさないように「わら」でしばって持ち帰り、家の居間・会社の事務所の南向き⼜は東向きに並べ貼り、年々上へ上へと重ねると⼀層福がつもるとされています。
願い事を叶えてくれる
「願かけえびす大黒」
こちらは、「願かけえびす大黒」様です。「仏糸」を仏様にかけて「願いごと」をするとご利益が授かれると言われています。
まず本堂正面のこちらで仏糸(100円)をいただき、自分の首にかけて、本尊様に向かって仏糸に願いを込めて参拝します。
その後、男性は大黒様に、女性はえびす様に仏糸をかけて、再度願いを唱えながら拝礼します。
境内にはほかにもさまざまなものがあります。
こちらは、「赤紙(200円)」に「嫌なこと・怒り・愚痴」を書いて仏様に貼って厄を払うえびす大黒様です。
日頃の鬱憤がたまっている方は、ここで、スカッと払ってしまいましょう。
屋根正面下の向拝をぜひ見上げてみてください。
向拝に取り付けられている彫刻は、大黒様より加持を受けている兎を表したものです。
大黒天の横にあるのは福徳開運の「金剛界宝篋印塔(こんごうかいほんきょういんとう)」。線香をあげ、財布を宝篋印塔にあてながら「オン バサラ ダト バン」と三回唱えると、福運を授かるそうです。
境内には、大黒様の袋に入っているおみくじもありますよ。
おみくじは日本語と英語で書かれています。
ほかにも福紙に「願い事」を書いて仏様の前に安置する「招福絵馬」や、願い事を貝に書き、灯明つけて、仏様に安置して願う「貝願灯」など、めずらしい形の絵馬も人気があります。
御朱印をゲットしよう!
御朱印は1種類です。
大徳院の御朱印は、本堂右の納経所でいただけますよ。
不在の場合はインターホンを押して尋ねてみてくださいね。
大徳院で人気のお守り&お札
一番人気は「福守」。
金運や健康運、恋愛運など、小さな幸せを授かる様に手元に持つお守りです。
御神木でつくられた「喜珠守りストラップ」。
願いごとをするときは、この珠を右手でにぎり「ウン・ウン・ウン」と三回唱えてください。喜び事が得られるよう祈念されています。
「水えびす土大黒」。家の入口に水曜日または土曜日にまき、おきよめをし福を呼ぶお守りです。
「えびす大黒天お影」。この「御影(おすがた)」は、商売繁昌を願って家の西方又は北方(東向・南向になるように)に貼って、おまつりするお札です。
年々上へ上へと重ねると一層福がつもると言われています。
ご祈祷について
大徳院では、家内安全・商売繁昌・福徳開運・交通安全・災厄消除・縁結び・身体健康・社運隆盛などのご祈祷や、先祖・水子供養など、ご祈祷が行われています。
お電話(052-444-0241)または、お問い合わせフォームよりお申込み下さい。当日・ご予約のご祈祷の場合は、一度お電話でご確認下さい。
▼詳しくはこちらから
https://www.ebisu-daitokuin.jp/prayer/
年間行事
大徳院では年間を通じてさまざまな行事が執り行われています。
初まいり
年の始めに一層の飛躍を願う祈願祭
1月1日~7日 (5月5日はえびすです。)
開運祈願祭
家族一人一人の1カ年間の開運を願う祈祷を厳修します。
1月20日 10時~15時
節分祈祷会
恵方祈祷会:二黒土星に生まれた方の八方塞りを開くご祈祷を厳修します。
2月3日
初大祭
大徳院最大の行事です。古来伝承されている「えびす大黒天」お影を受け「家内安全・商売繁昌・社運隆盛」を願う祈祷を厳修します。
旧暦の1月18日~20日
※この行事は旧暦の1月18日~20日までの行事ですので毎年月・日が変更します。詳しくは大徳院までお問い合わせ下さい。
春の大祭(お砂ふみ祈祷会)
日本最大の観音霊場「西国・秩父・坂東百観音」の本堂下のお砂を踏んで参拝して頂きます。現地へ参拝したのと同じお徳がいただけます。
5月18日〜20日
供養の日
供養の日大祭:各家の先祖・水子の供養を厳修します。
8月20日
えびす大祭
実りの秋、水の神(えびす天)、土の神(大黒天)に感謝し、己の道程をふりかえり、あたらしい年を迎えるまでの精進祈祷をする行事です。
10月20日
おさめ祈祷会
一年間の無事を感謝し、新しい年を迎える準備をするためのご祈祷です。
12月20日
毎月の縁日
毎月ご参拝になることによって、自分自身の身体・心の変化を知り、 仏様から得る利益に感謝することができる行事です。
毎月20日
お電話(052-444-0241)または、お問い合わせフォームよりお申込み下さい。行事・祈祷など詳しくは大徳院までお問い合わせ下さい。
大徳院は、訪れる誰しもにパワーを与えてくれる場所です。年間を通してさまざまな神事が行われているので、足を運んでみてくださいね。