秋の花として古くから親しまれる「彼岸花」。お彼岸の時期に開花し、今年も各地で彼岸花が見頃を迎えています。
艶やかな赤い花はとても幻想的。球根に毒を含んでいることから畑を荒らす動物から守るため、水田の畦や墓地に多く植えられていると言われています。そんな、秋の訪れを告げる彼岸花が見られる東海エリアのスポットを今回はご紹介します。
目次
愛知県で彼岸花が楽しめるスポット
ごんぎつねの故郷。半田市の「矢勝川堤防」(半田市)
童話「ごんぎつね」の作者・新美南吉生誕の地としても知られる半田市。中でも「ごんぎつね」の舞台となった矢勝川周辺では、9月下旬になると、矢勝川堤の全長約1.5kmにわたって、地元の人々によって育てられた300万本以上の彼岸花が一斉に花を咲かせます。
「ごんぎつね」の作中に『ひがん花が赤い布のように咲いている』という描写にちなみ、1990年に地域住民も参加して彼岸花の球根を植栽したのがはじまりです。現在では、彼岸花以外にも、周辺の休耕田には季節ごとに菜の花・ポピー・マツバボタン・コスモスなどの花が咲き誇り、四季を通して楽しめます。
【矢勝川堤防】
住所:〒475-0001半田市岩滑西町1-10-1
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彼岸花の群上地。「逢妻女川」の彼岸花(豊田市)
豊田市を流れる逢妻女川(あいづまめがわ)は「彼岸花(ひがんばな)」の群生地として知られています。丸根町の天王橋から宮上町の男橋まで約450メートルの両岸の土手で彼岸花が色鮮やかに花を咲かせています。
200万本以上の彼岸花は圧巻です!
【逢妻女川】
住所:〒471-0038豊田市宮上町6丁目
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木曽川沿いで見る彼岸花「桃太郎公園」(犬山市)
名勝木曽川沿いの河川敷を開放した「桃太郎神社」の前に広がる芝生広場では、見頃になるとたくさんの彼岸花が咲き誇ります。近くは遊歩道になっているので、散歩をしながらのんびりと彼岸花を楽しめます。
桃太郎神社と合わせて訪れてみてくださいね。
【桃太郎公園】
住所:〒484-0002 愛知県犬山市栗栖古屋敷
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公園内で楽しめる「天王川公園」(津島市)
藤まつりや尾張津島天王祭で有名な、愛知県津島市にある「天王川公園」では、見頃になりと、彼岸花が公園の周囲の堤を赤く染めます。中にはめずらしい白の彼岸花も見られるので、ぜひ探してみてくださいね。
【天王川公園】
住所:愛知県津島市宮川町
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「合掌造りの家」西側に咲く彼岸花!「東山動植物園」(名古屋市)
名古屋市東区びある「東山動植物園」の植物園エリアでは、約7,000種もの植物が展示されており、温室の花や季節の花が楽しめます。中でも、「合掌造りの家」西側にある奥池周辺では彼岸花も楽しめるんです!
秋のおでかけにもぴったりなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
【東山動植物園】
住所 :愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
駐車場 1,600台
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自然豊かなな「大江川緑地」(名古屋市)
名古屋市南区の「大江川緑地」では、散策路を歩いていくと、彼岸花が周辺に咲いています。約12ヘクタールもある同園には、7万5千本以上の樹木が植えられており、名古屋市内とは思えない、自然豊かな景観が広がっています。水路や池、遊具広場もあるので、お子さん連れにもぴったりです!
【大江川緑地】
住所:名古屋市南区神松町1丁目
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https://www.city.nagoya.jp/minami/page/0000012433.html
堤防沿いに広がる「稗田川」の彼岸花(高浜市)
高浜市中心部を流れる稗田川沿いではめずらしい黄色やピンクの彼岸花が咲き誇ります。ピンク→黄→赤の順で、上旬・中旬・下旬と花が咲いていくのだとか。さらさらと流れる稗田川をたどり秋の散策をしてみてはいかがでしょうか。
【八反田公園】
住所:愛知県高浜市向山町1丁目
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岐阜県で彼岸花が楽しめるスポット
10万本の彼岸花が咲く「津屋川堤防」
岐阜県海津市にある「津屋川堤防」では、堤防沿い3kmにわたり約10万本の彼岸花が植栽されています。養老山地を見渡せる景色も美しく秋のお散歩にもおすすめ。地元の人はもちろん、遠方からも彼岸花を見に訪れる人気スポットです。
【津屋川堤防】
住所:〒503-0405 岐阜県海津市南濃町駒野新田
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三重県で彼岸花が楽しめるスポット
田やあぜ道に咲く「菰野町」の彼岸花
三重県菰野町では、田やあぜ道で多くの彼岸花が見られます。農業者が中心となった地域活動団体と地域住民の協力で植栽が行われており、コスモスも同時に楽しめます。
菰野町は名古屋からもおでかけにぴったりなエリアなので、彼岸花と合わせて訪れてみてくださいね。
【菰野町】
住所:三重県三重郡菰野町大字菰野2770
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