三重県伊賀市の「伊賀の里モクモク手づくりファーム」。園内では農業・加工・販売をすべて行っており、見学や体験を通して「農業」や「食べ物」について楽しく学べます。
名古屋からのアクセスは車で約90分、電車の場合はJR柘植駅からタクシーで約15分です。緑に囲まれた場所ですが、道中は可愛い看板や目印もあるので迷わず行けますよ!
※2023年9月取材時の情報です。
目次
伊賀の里モクモク手づくりファームの魅力は、ものづくり体験や見学、ファーム内で収穫した食べ物を美味しくいただけるレストランやカフェ、温泉など充実した1日が過ごせること。空気が澄んだ自然の中、お年寄りから小さなお子様まで楽しめます。
ファーム内は無料エリアと有料エリア(※)に分かれています。有料エリアでは、体験や見学の他に、乳搾りや乗馬など動物と触れ合うことができ、土日祝日限定で園内のアトラクションにも挑戦できます。
※有料エリアの入園料:1人600円(税込み) ただし0~2歳は無料
今回は、有料エリアを中心にファーム内のグルメや工場見学、ウインナーづくりをレポートします!
彩りが鮮やか!
旬をいただけるモクモクのグルメ!
園内で販売している加工品の原料は、第一にモクモク手づくりファームで作られたもの、第二に伊賀市内で作られたもの、第三に農業ネットワークのつながりで作られたものです。生産者の背景がしっかり分かるため、安心して食べられるのが魅力。
ぶどうの木の下でモクモク料理に舌づつみ「PaPaビアレストラン」
モクモク手づくりファーム1番人気のビュッフェレストラン「PaPaビアレストラン」。(※)モクモク自慢のハムやウインナー・旬の野菜の料理・パスタ・デザートなど約60種類の料理が楽しめます!1日1組のウェディングパーティー会場としても活用でき、おしゃれな雰囲気に目を奪われます。
※料金は大人(中学生以上)2,200円、小学生1,100円、幼児(3際以上~未就学児)660円
レストラン内に並ぶ料理や食材は、どれも手が混んでいるものばかり。ハム工房で作られたハムやウインナーは数種類ずつあり、月ごとに替わるメニューはガッツリ系から小鉢系までさまざま。モクモクで育てて収穫した食材を通し、食べる楽しみを教えてくれるレストランです。
料理の横には可愛らしいポップが添えられています。素材ができあがるまでのストーリーや、職人の想いなどが手に取るように分かるので、一層美味しく感じること間違いなし!
別途料金を支払えば、園内で作られたオリジナル地ビールまで飲めます!料理に合わせて選んだり、季節限定のビールを嗜んだりなど、非日常を感じられるのも「PaPaビアレストラン」が人気の秘密です!
紫色のご飯は「豆穀米」といって、モクモクブランドの一つ。噛めば噛むほど煎り大豆と黒豆の旨味が広がり、もちもちした食感が特徴です。
ウィンナーとハムの3種類は必食!見た目の違いだけでなく肉汁の甘味と粗挽き具合も異なり、美味しくて思わず笑みがこぼれますよ。
彩り鮮やかなトマトメニュー「moku moku とまとcafe」
無料エリア内にある「moku moku とまとcafe」。メニューは、モクモクオリジナルのバーガーやカレー、季節変わりのパフェなど、ガッツリお腹を満たすものから手軽に食べられるものまでさまざま。筆者は人気のメニューである3種類を実食しました!
「日替わりトマトジュース」は水を入れずにトマトをすりつぶしただけの、トマト100%です!口に含むと、濃厚でトマト特有の酸味が広がります。プチプチとした種の食感も残り、のどでトマトを感じる感覚!品種が替われば色も異なるため、黄色・真紅・鮮やかな赤色など、目で見ても楽しめるジュースです。
厚切りトマトと合いびき肉の特製パテが2段重ねになっている「モクモクベーコンとまとスペシャルバーガー」。
少し塩気のきいた厚みがあるモクモクオリジナルのベーコンが、味と見た目のアクセントに。バーベキューソースとチェダーチーズがパテとトマトに馴染み、食べだすと止まりません!可愛い見た目ですが、圧巻のボリュームです!
別名「肉のケーキ」と呼ばれている厚いポークパテが特徴の「ジャージーモッツァレラとポークパテとまとバーガー」。豚肉の甘みとモッツァレラチーズが絡み、あとからトマトの酸味が加わるので飽きのこない味です。
どちらもバンズはモクモク小麦工房特製。「moku moku とまとcafe」でしか食べられないので、必食です!
ちなみに、11時〜14時はランチタイム。上記の価格でサラダとドリンクが付き、ボリューム満点です。
ちょっとした休憩のお供なら、「ジャージー牧場ソフト」がおすすめ。サラッとした口当たりとあとを引く甘みが特徴のソフトクリームです。味の決め手は乳脂肪分の高さと殺菌方法です。
ジャージー牛は日本で約8,000頭ほどおり、モクモクではそのうちの40頭が飼育されているのだとか。一般的な乳牛と比べて乳脂肪分が高い特徴があり、さらに低温殺菌により本来の牛乳の味に仕上げています。牛乳本来の味わいを楽しめるソフトクリームは、モクモクだけです!
見て!作って!学べる!
モクモクのものづくり
数々の賞を受賞!「地ビール工房ブルワリー」
地ビール工房ブルワリーでは、世界が認めたビール作りの工程が見学できます。モクモクの地ビールは味わい深くて濃ゆい種類が多く、のどごしではなく「嗜んで楽しむ」ビール。世界や日本のコンテストで数々の賞を受賞しています。
モクモクのビール職人は、ビール発祥の地であるチェコのピルスナーでビールづくりを学び、現在は日本人の好みに合わせた味にアレンジしています。現在は常時3種類と季節替わりのビールが作られ、通年を通して人気です!
仕込みを2ヶ月ほどしたあとは、熟成させる工程へ。熟成期間はビールによって異なり、長いものだと2年熟成させるものもあるのだとか!
館内は周遊しながら地ビールづくりが学べる仕組みです。運がよければ作業中の職人さん達に会えますよ。