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夫婦で名古屋市名東区のヴィーガンカフェ「Oyasai」を営んでいる稲吉薫里です。今回は常滑市の古い町並みが残る旧街道にある築115年の古民家カフェ『veg and spice om om om(以下:om om om)』に行ってきました。
Oyasaiと同じでご夫婦で経営されています。
om om omのご夫婦、個性的でとってもクリエイティブなのでまずは経歴を聞いてみました。
娘の誕生を機に、
更に安全な食事・健康・世界との
つながりを感じるようになる
まずは、ご主人のふみひこさんの経歴からご紹介します。
15年のサラリーマン生活を経て
2019年7月「veg and spice om om om」開業
幼少期より音楽と関わりdrummerとしてバンド活動、高校卒業後DJとしてクラブやイベント中心に愛知県で活動
2014年に娘が誕生し、生活のリズム、体に良いもの、安全、安心な食事、健康について考えるようになる
じーじ指導のもと機械や物に頼らずクワを握り荒地を一から耕し土作りから自然農法をスタート
2016年に北タイ、チェンマイの山奥にあるカレン族の村の生活に興味を持ち自然との関わり方に感銘を受ける
松屋式ドリップで入れるコーヒーの魅力に惹かれて、丁寧さと時間、美味しさの追求を求め手回し焙煎を学び始める
2017年に人と人の繋がりを感じる古民家フェスを主催
続いて、奥様のひろみさんの経歴をご紹介します。
mata Hiromi 料理yoga 担当
2008年よりヨガを学び世界中を旅して周る
その中で、北タイ、チェンマイにあるタオガーデン、タオイズムに興味を持ち東洋医学、自然療法、食事や健康について考えるようになる
2013年に南インドにて5000年前から伝わる伝承医学アーユルヴェーダ、2ヶ月プログラム、パンチャカルマを受け、身体と心の驚くべき変化、改善を感じ菜食主義に
2014年一児出産、生命の喜び、世界との繋がりを感じる
ヨガ、アーユルヴェーダ、子育てを通して自然や宇宙と繋がり調和した生活、古くから伝わる叡智をライフワークに取り入れ、タイ、インド、スリランカの台所にお邪魔して、食事療法、母の智慧を学び続ける
半年でオープンのはずが、
約2年かかった理由とは
お店がオープンしたのは今年の夏の2019年7月15日。当初の予定では半年でオープンを考えていたが、結局2年かかってしまったそうです。なぜそんなにもかかってしまったのでしょうか。
ひろみさん:「古民家を購入しいざDIYをしようとフタを開けてみたら、白アリや害虫がすごく、思っていたより簡単じゃなかったんです。」
ふみひこさん:「築113年の建物なので壁の木の角度も直角じゃないので、DIYが難しかったんですよね。一つひとつ当時の職人さんの感覚でつくられているため、それに合わせて手作業でつくっていたので思っていたよりも時間がかかってしまいました。」
古民家再生というのは予想をはるかに超えて大変なようです。それなのにこんなにオシャレで心地良いお店ができるって凄いことですね。
そしてDIYにもこだわりがたっぷりで、少し気に入らないと思うと、完成した場所でもまた最初からやり直したりしたそうです。
ふみひこさん:「キッチンの床なんて4回やったよ!笑」
ひろみさん:「やってみないと分からないからね。やってみて気に入らないとまたやる!笑」