レトロかわいいが詰まっている。津島の小さな雑貨屋さん「25ris(ニコリス)」
目次
子供の頃から、雑貨屋さんが夢だった
25ris店主の長崎恵美さんは、ご自身もステンドグラス作家として活動されています。
まずは、店主の長崎さんにお店の誕生についてお話を伺いました。
ー お店の誕生のきっかけを教えてください。
長崎さん:「小さい頃から、雑貨屋さんをやるというのが夢でした。いつかできたらなぁと考えてはいたのですが、もしやるとしても子育てが終わってからだと思っていました。
そんな中、お店をやっている知り合いの方と、主婦がお店をやるならタイミングが大切という話になったんです。子どもの手が離れた頃には、親の介護の可能性もある。だから、できるときにやった方が良いよとアドバイスをもらいました。でも、なかなか実際の行動には移せずにいたんです……。」
そんな中、長崎さんにある転機が訪れます。
長崎さん:「津島でお祭りをやっているときに、この物件と出会いました。ここは空き物件で、普段はカーテンが閉まっていたのですが、その日は作家さんたちがポップアップストアをしていたんです。「津島にもこんなに素敵な場所があるんだ!」と一目惚れでしたね。
調べてみると、商店街を活性化させるためのチャレンジショップとして貸出をしている物件でした。大家さんもとても良い方で、今まで知り合いにしか貸したことがないけれど、あなたが借りたいなら貸してあげるわよと言ってくださったんです。とても悩みましたが、「とりあえず1年やってみなよ!」という家族の後押しもあり、2012年の7月にお店をオープンしました。」
もともと戦後に建てられた洋装店だったという店内には、当時の面影が残ります。大きな什器や、壁のポールは当時のもの。できるだけ手を加えないようにと、壁を塗っただけなのだとか。25risのレトロなアイテムたちとの、相性も抜群です。
25risのロゴマークのイラスト「にこりすちゃん」は、長崎さんが手がけられたものです。
レジ後ろには、長崎さんが集めた、リスモチーフのコレクションがずらり(非売品)
ー 店名の「25ris」はどんな意味があるのですか?
長崎さん:「もともとステンドグラスをつくっていた際に、「25mg」という屋号で活動していたことと、リスが大好きなので、そのふたつから名付けました。覚えやすくて、親しいやすい店名にしたかったんです。」
ー 25risのコンセプトを教えてください
長崎さん:「国内外問わず、自分が好きなもの。自分が気に入ったものを取り扱っています。日本の古道具や、懐かしい文房具など、レトロなものが中心です。来ていただいた方に、ワクワクしてもらえたらうれしいですね。」