個人作家でもない。大きなメーカーでもない。“第3の陶芸”のあり方。「3RD CERAMICS(サードセラミックス)」
目次
3RD CERAMICSの商品
左から、「風鈴 シカク」「風鈴 サンカク」「風鈴 タテナガ」。真っ白な磁器(ボーンチャイナ)のカサに、真鍮(しんちゅう)でできたリングが涼やかな音を奏でます。
続いて商品づくりについてお話を伺いました。
長屋さん:「最初につくったアイテムは「風鈴」です。個人で作家をしていたときからお付き合いのある、名古屋のお店「AUTHOR(オーサー)」の店主さんからの依頼がきっかけでした。」
土井さん:「いろいろなご縁を通じて、商品は少しずつ増えていきました。例えば、フラワーベースは、もともと長屋が個人作家として活動していたときにつくっていたものを、サードセラミックスとして改めてつくって欲しいというご要望から誕生しました。他にも、「黒泥皿」というシリーズは、僕の地元でケータリングをやっている友達からの依頼で制作したものがベースとなっています。」
では、ここからは3RD CERAMICSの商品をご紹介していきます。
一つとして同じ形はない「フラワーベース」
フラワーベース
コンセプトは、最もスタンダードな花瓶。ろくろで制作され、ひとつとして同じ形はありません。浮かびあがるグラデーションのような模様が特徴的です。フラワーベースとしてはもちろん、そのままオブジェとして飾ってもすてきです。
釉薬の自然な色むらを楽しむ「黒泥皿」
白濁した釉薬(ゆうやく)を自然と垂らし、あえて色むらを出した黒泥のテーブルウェア。濃淡の出やすい釉薬を使い、お皿の一枚一枚の表情を楽しめるようになっています。ワンプレートで使いやすい9寸から、前菜などを盛り付ける小皿として使える3寸まで、サイズは5種類。
ゆるやかなウェーブが印象的「シェード」
ゆるやかなウェーブが優しい印象を与えてくれるランプシェード。ゆるやかなウェーブや、土のざらつきを感じる質感など、大量生産のプロダクトでは出せない味わいが魅力です。