いつも、どこでも、心を込めて。名古屋を代表する銘菓をつくる「青柳総本家」の工場見学へ行ってきました。
目次
お土産としても、地元の人にとっても日常で愛される銘菓を
最後に今後の展開をお伺いしました。
後藤さん:「ういろうは名古屋のお土産としては需要が高いのですが、地元で楽しまれることは比較的少ないお菓子です。また、若者の間で「ういろうは名古屋名物」という認識が薄れているのではないかと危機感を覚えています。だからこそ、今後は地元の人たちにももっと「ういろう」を楽しんでいただきたいと思っています。
その中の取り組みのひとつが、「KITTE名古屋」に2017年4月にオープンしたカフェ併設の直営店と2018年9月にオープンした「喫茶Willows」です。こちらの店舗では、店舗限定メニューや「ひとくち生ういろう」を提供しています。カフェを設けることで、日常使いとしても地元の方々に青柳総本家を利用していただきたいという想いがあります。
また、名古屋市内の小学校の給食でういろうを出したり、地元の大学生とコラボレーションもしています。過去には東京ガールズコレクションのコラボ商品や「青柳ういろうforアスリート」を開発し、ウィメンズマラソンの参加女性に食べていただいています。伝統は大切にしながらも、さまざまな取り組みを通して、多くの人たちに青柳総本家の商品を伝え続けていきたいです。」
「カエルのミルク風呂(390円)」は、「カエルまんじゅう」をアレンジしたスイーツ。こしあんとミルクシェイクの組み合わせが絶品です。
全ラインアップのそろう守山直営店
本社工場のすぐ側には守山直営店があります。ここでは、日常使いの「ひとくち生ういろう」をはじめ、全商品ラインアップがそろっています。
職人さんがその年、その季節に合わせて選びぬいた素材を使用したこだわりの「ひとくち生ういろう」はわざわざ足を運んでも食べたい逸品です。
試食をさせていただきましたが、もっちりとしたやさしい食感と上品な甘さが引き立ちとってもおいしかったです。ぜひお近くの店舗で実食してみてくださいね!