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毎年6月5日に行われる熱田神宮の例祭「熱田まつり」。名古屋に夏の訪れを告げるお祭りで、花火や出店のほか各種行事が開催されます。
今回は、熱田まつりの様子をご紹介します。
熱田まつりとは?
熱田まつりは、正式には「熱田例祭」と称され、天皇陛下のおつかいである勅使が参向される、熱田神宮で最も重要で荘厳な祭儀です。
6月5日というのは、古くから、熱田神宮の境内にある摂社・南新宮社の熱田天王祭と呼ばれる祭祀が行われる日でした。 江戸時代の書物によると、平安時代の寛弘年間(1004~1012年)に疫病が流行し、この疫病を大きな「旗鉾(はたほこ)」で祓い清めたのが、熱田天王祭の起源だといわれています。
境内では、神事や神楽など伝統的な儀式も行われ、まるで宮中行事を見ているかのよう。
例祭当日は、午前10 時に御幣物辛櫃を先頭にして勅使以下、宮司をはじめとする祭員、総代の順に列次を整えて参進します。
当日は境内外に飲食物の屋台や露店も立ち並び、賑やかな雰囲気が広がります。
さらに、夕方には献灯まきわらが奉飾点灯。無病息災を祈り、境内の東、西、南の三つの門には1年の日数と月数を合わせた377個のちょうちんが飾り付けられています。
さらに神宮公園から1,000発にも及ぶ打ち上げ花火が上がります。地元の人に愛される名古屋の夏祭りです。
熱田まつりレポート
今回は、屋台でランチを楽しむべく11時ごろに到着しました。午前中にはほとんどの屋台が立ち並びます。
お子様連れの方は、お昼に行くのもおすすめです。
せっかくなので、まずは参拝からしたいと思います。
お昼前でも人が結構います。
なんだかいつもとは異なる雰囲気に気分があがります。
この日だけの特別授与品もチェックしてみましょう。
こちらは、熱田まつりで使用される「献灯まきわら」をイメージした「巻藁鈴」。この鈴は365個の提灯を半球状に飾り付けた神輿で、中央の竿には12個の提灯が付いています。
色は赤と青の2色です。
境内では弓道、剣道、神楽など武道や芸能の大会も奉納行事として終日開催されています。
中でもみどころは、 「棒の手」と呼ばれる剣術や棒術など、日本の武術を踊りにした伝統芸能。2~数人の演技者が型に従って対戦する形で踊ります。
迫力満点の棒の手はぜひチェックしていただきたい神事です。
屋台グルメを堪能しよう!
夏祭りの楽しみといえば、屋台グルメは、ハズせません。境内外に200~300もの屋台が軒を連ねており、どれにしようかな〜と悩んでしまいますね。
まずはさっぱりと「きゅうりの一本漬け」。
ポリポリ頬張る、これぞ屋台の味!
屋台で定番の「チョコレートバナナ」。
色鮮やかにデコレーションされたインスタ映え抜群のグルメです。
お祭りで行列ができる屋台といえばやはり「たこ焼き」。醤油味、ソース味、だし、トッピングなど屋台によってこだわりが違うのもポイント。
昔ながらの“名古屋風たこ焼き”といえば、醤油味なのだそう。
名古屋が生んだB級グルメ「たません」。駄菓子のたこせんにたまご焼きを挟み、お好み焼きソースで味付けをしたもの。
実は、東海圏以外の人たちは知らない人も多いグルメなんです。
俵型の一口サイズのカステラ「ベビーカステラ」。甘い匂いにつられて、つい買ってしまう屋台グルメです。
大定番の綿飴! ふわふわでかわいいその見た目は、大人になっても食べたくなります。どのキャラクターの袋にしようかな〜と悩むのも、綿飴を買う楽しみのひとつですよね。
今回はキティちゃんの綿飴をゲット!
グルメ以外にも、射的や輪投げなども体験できますよ。
今回は熱田まつりの様子をご紹介しました。
熱田まつりは朝から楽しめるお祭りです。伝統的な神事と合わせて堪能してみてくださいね。