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東海エリアでは、古くから喫茶文化が根付いており、ここ名古屋でも街中に多くの喫茶店やカフェが点在しています。その中でも、「洋菓子・喫茶ボンボン(以下:ボンボン)」は名古屋を代表する喫茶店として知られています。
毎朝コーヒーを飲みにくる常連さんから観光客、最近では若い方も多く訪れており、筆者も幼い頃から祖父母や母に連れられ足繁く通っていました。今でも月に1、2回は行ってしまうほど、ここのケーキと空間が大好きです。
ボンボンが創業したのは昭和24年のこと。バタークリームが主流だった当時に生クリームを使ったケーキをいち早く売り出したことで、一躍人気洋菓子店となりました。
桜通線「高岳」駅1番出口より徒歩4分、国道41号線東片端交差点南へ40mほどの場所にあります。
駐車場も36台止めることができるので、車社会の名古屋市民にとってはうれしいポイントです。
ノスタルジックな世界が広がる店内
店内に入ると、昭和にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな世界が広がります。座席は80席と、広さも十分。レンガ調のパーテーションやステンドグラス、アンティークな間接照明に照らされた革張りの赤いソファは、いつ来ても心がきゅんとします。
テーブルや椅子が低いところも、昔ながらの喫茶店らしいですよね。店内にあるアンティークは先代が趣味で集めたものなのだとか。
店内の照明も、今では見ることが少ないデコラティブなデザインです。一つひとつのアイテムがレトロな空間を引き立たせています。
200円台〜楽しめる、どこか懐かしい洋菓子たち
創業時から「時間が経ってもおいしく食べられるように」と生クリームを甘めにしているのだそう。
ボンボンを訪れたらぜひ食べていただきたいのが、洋菓子です。常時30種類以上のケーキを200円台〜というお手頃な価格で楽しめます。ボンボンでは「おいしいものをお値打ちに」をモットーにしており、現在も熟練のパティシェによって、地下にある自社工場でつくられています。
種類が多くて毎回悩んでしまいます。
サバラン270円
不動の人気メニューは「サバラン」「マロン」「ボンボン生ロール」です。今回は、サバランとボンボン生ロールを注文しました。
サバランは、 スポンジにラム酒をたっぷりとしみこませた大人のケーキです。食べると口の中にジュワーっとラム酒が広がります。酔っ払ってしまうんじゃないかと思うほどラム酒が溢れ出すので、甘いものが苦手な方にもおすすめなケーキです。
ボンボン生ロール230円
お店の看板商品「ボンボン生ロール」。シュー皮が特徴的で、真ん中にはマロンクリームが入っています。
オムレット270円
早い時間にお店に訪れた方に食べていただきたいのが、こちらの「オムレット」です。中にはたっぷりの生クリームと、いちごとバナナが入っています。
他にも食べたいケーキがある場合は売り切れてしまうこともあるので、早めの時間に行くことをおすすめします。
プリンローヤル600円
その他にも、「プリンローヤル」や「チョコレートパフェ」など、フルーツを贅沢に使用したパフェメニューも人気です。プリンローヤルって見た目からもワクワクしますよね。
毎朝1杯目のコーヒーは社長が飲んで確かめるのだそう。