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2017年3月にオープンした東日本橋にある7階建てのホステル「CITAN(シタン)」に行ってきました。こちらのホステルは台東区のゲストハウス「toco.」蔵前の「Nui.」京都の「Len」を経営するバックパッカーズジャパンが手がける4店舗目のホステルです。1階は町に開いたコーヒー店『BERTH(バース)』と、旅行者を迎え見送るレセプション。地下は世界のお酒、ご飯、音楽、人が集まるバー&ダイニングになっています。
今回は実際に宿泊をしてきましたので、その様子をお届けします!お家づくりの参考になりそうなアイディアもたくさんありましたよ。そちらもチェックしながらご紹介していきます。
町に、人に、繋がってゆく場所
CITANを手がけるバックパッカーズジャパンでは“あらゆる境界線を越えて、人々が集える場所を”を共通のコンセプトに掲げています。そのコンセプト通り、ビジネスマンや観光客など幅広い人が連日ここに訪れます。
名前の由来は日本語の『始端』に由来。ひと続きのものの最初の地点を表すこの言葉は、五街道(※江戸時代の主要陸上交通路)の起点である、日本橋という土地にちなんでいます。また、旅をする人にとっては幸先の良い旅を予感するような場所として。暮らす人にとっては、今まで知らなかった景色に出会うような場所に。スタッフとっては「未来を描く為の新たな点となるような場所にしたい」という思いが込められています。
ここからは家づくりの参考になりそうなポイントと、施設の様子を交えながらご紹介していきます。
気持ちよく出迎えてくれるレセプション
木組が印象的なレセプションカウンター。
エントランスを入ると開放感のあるレセプションが出迎えてくれます。スタッフの方もとても親切に施設内の説明をしてくださいました。レセプションの前にはバーカウンターもあるので、横のコーヒーショップで注文したものをいただけます。
宿泊者専用のキッチン&ライブラリー
レセプションの奥には宿泊者が利用できるキッチン&ライブラリーがあります。
コンセントが多くPC利用に便利なライブラリースペース。レセプションでPCレンタルも可能です。ここでは食事や歓談を楽しんだり、ゆったり読書を楽しんだり、宿泊者が思い思いの時間を過ごすことができます。
照明はよく見ると水風船をモチーフにしたようなデザインに。モダンな中にも日本の情緒を感じる遊び心が演出されています。和室にこのような照明を取り入れてみても素敵なのではないでしょうか。
さりげなく施されたステンドグラスもとても素敵です。
キッチン&ライブラリーの隣にある、キッチンスペースも宿泊者が自由に使うことができます。紅茶・緑茶・インスタントコーヒーなどは無料。調味料がそろっていてるので自炊がしやすいキッチンです。
キッチンの一部に施されたタイルが、空間のアクセントになっています。ご自宅のキッチンもこのようにマルチカラーのタイルを貼ってもかわいいですよね。色どり豊かなタイルを使用していても、トーンを少し落とすだけでまとまりが生まれます。