映画館は体感するもの!ダイノジ大谷ノブ彦さんに聞いた 「大谷ノブ彦映画会」の魅力

映画館は体感するもの!ダイノジ大谷ノブ彦さんに聞いた 「大谷ノブ彦映画会」の魅力

ダイノジの大谷ノブ彦さんが定期的に開催している「大谷ノブ彦映画会」。その名の通り、大谷さんが厳選した最新作品を一緒に観賞したあとに、作品の魅力をトークで紹介するイベントです。

大谷さんの映画愛に溢れたトークと、独自の視点から映画の新たな魅力を発見できると毎回大好評!

今回は大谷さんに「大谷ノブ彦映画会」をはじめたきっかけや映画愛についてたっぷりとお聞きしてきました。

ダイノジ

<Profile>
大谷ノブ彦。1972年大分県佐伯市生まれ。同じ大分県佐伯市出身で中学の同級生である大地洋輔と東京で再会、94年吉本興業のオーディションに合格しコンビ「ダイノジ」を結成。吉本興業所属。音楽やカルチャーに造詣が深く、相方の大地と共にロックDJ・DJダイノジとしても活動し、吉本興業と立命館アジア太平洋大学が連携協定に際して、開講された「メディア制作ラボ」の講師を務めた。

著書に『ダイノジ大谷ノブ彦の 俺のROCK LIFE!』、平野啓一郎氏との共著に『生きる理由を探してる人へ』がある。

・CBCラジオ「ドラ魂キング」「大谷ノブ彦のキスころ濃縮版」出演中

音楽雑誌や映画雑誌に多数の連載を持ち、洋邦問わず音楽や映画について造詣の深いダイノジ大谷さん。「ダイノジ大谷ノブ彦映画会」は、大分県の別府市を皮切りに、名古屋では伏見ミリオン座、系列のセンチュリーシネマ、仙台市の3都市で開催されています。

−そもそも映画会をはじめたきっかけは?

大谷さん:「とにかく映画を映画館で観てほしい!っていうのが最初のきっかけです。ゴッドタンの『キス我慢選手権MOVIE』を観たときに、この映画が本当におもしろくて、みんなでゲラゲラ笑って観たいと思い、公開時に自分のTwitterで「映画館で一緒に観よう」と募ったんです。

そしたら25人くらいかな?集まってみんなで観て、観終わったあとにメシ食いながらダラダラ喋って。そこも含めてその時間が最高にたのしかったんですよね。

日本ってどんなに面白い映画でも、大きな声で笑ってはいけない。みたいな風潮があるけど、僕が大声で笑うと、周りも”笑っていいんだ”と安心するのか、みんな自然に笑うようになるんです。

同じ映画を観て時間を共有しているので、皆で楽しく一体になりながら鑑賞する。これをイベント化できたらなと思ってはじめたのが、「ダイノジ大谷ノブ彦映画会」です。」

−映画館の魅力や大谷さんの映画館での楽しみ方は?

大谷さん:「映画館の魅力は、その場の状況も含めて体感することだと思うんです。例えば僕が東京に出てきた90年代初期はミニシアターが全盛期の頃で、時間を見つけては、しょっちゅう映画館に足を運んでいました。

あるとき、アフロヘアーの人が前に座っていて、スクリーンの邪魔で避けながら観ていたんです。だけど、その映画のことが今でも忘れられないんですよね。そのときの空気感だったり、状況が記憶にしっかり残っているんです。

そのあと、あそこでメシ食ったなとか、あのときこうだったなとか。いつ、どこの映画館で、誰と観たという思い出とセットで残るのが映画館の一番の魅力であり、楽しみ方ですね。

映画は総合芸術なので、若い方たちにも、どんどん観てほしいです。映画を深く楽しむためには、数を観ることに尽きると思うんです。俳優さんたちの演技、照明の当て方、音楽の入れ方などあらゆる要素が映画に集約されています。同じ映画でも観るたびに新しい発見があるので、とにかく、どんどん観てください。」

−映画会の作品は大谷さんが決めているんですか?

大谷さん:「ほとんどの映画は毎回僕が最新作の中から気になる映画を決めています。ときにはこの映画全然ハマらなかったってときもあるんですよ。だけど感想は、事前には考えていないので、自分がどう着地させるか。そこも含めて楽しんでますね。

昔は、この映画のジャンルは嫌いだなとかあったんですけどね、映画を観ればみるほど嫌いな映画がなくなって、今ではどんな映画も楽しめますよ。」

−今後の映画会の展望や、やってみたいことはありますか?

大谷さん:「古い映画なんかも一緒に観れたらおもしろいですね。『ガープの世界(1982年)』は、節目節目で観ているんですが、何度観ても気づくことがある大好きな映画の一つです。

若い頃は気づかなかったことが、年齢を重ねたからこそ、腑に落ちることがあったりして。僕の好きな映画も改めてみなさんと一緒に観てみたいです。あとは、映画を観たあとの感想を語り合うっていうのも、もっとしていきたいですね。

今の時代はネットでも映画は観られるので、どんな視聴方法でも僕はいいと思ってるんです。だけど、この映画会で一緒に映画を観て泣いて、笑って、そのあとにトークライブがあることで、より映画の見方が深まる。何事にも変えがたい空間、瞬間だと思うので、ぜひ一緒に映画をみましょう!」

今回は、実際に編集部も映画会に参加してきました!

上映前に大谷さんからの説明があり、一緒に観賞スタート。今までなら笑いたくても、笑えなかったシーンも、大谷さんがゲラゲラと笑うので、一気にその場が笑いに包まれました。

まさに、これがその場の空気も含めて体感できる映画の醍醐味。個人的にも、とても忘れられない映画になりました。

上映後のトークショーも最高におもしろく、映画への理解がさらに深まります。これはぜひ、みなさんに体感していただきたいイベントです。

映画会の開催情報はミリオン座&センチュリーシネマの公式サイトから確認できますよ!ぜひチェックしてみてくださいね。

Photography by Kanae Hori

スポット詳細

【ミリオン座&センチュリーシネマ】
https://eiga.starcat.co.jp/

【大谷ノブ彦】
1972年大分県佐伯市生まれ。同じ大分県佐伯市出身で中学の同級生である大地洋輔と東京で再会、94年吉本興業のオーディションに合格しコンビ「ダイノジ」を結成。吉本興業所属。音楽やカルチャーに造詣が深く、相方の大地と共にロックDJ・DJダイノジとしても活動し、吉本興業と立命館アジア太平洋大学が連携協定に際して、開講された「メディア制作ラボ」の講師を務めた。

著書に『ダイノジ大谷ノブ彦の 俺のROCK LIFE!』、平野啓一郎氏との共著に『生きる理由を探してる人へ』がある。

・CBCラジオ「ドラ魂キング」「大谷ノブ彦のキスころ濃縮版」出演中
・中日新聞文化面コラム執筆中

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