【移転】「調和する暮らし」とは。岡崎の小さなインテリアショップFILT.
目次
FILT.のおすすめの「暮らしを豊かにしてくれるもの」
家具、インテリア、キッチンツール、キャンドルなど、さまざまな暮らしのアイテムが並ぶFILT.。どのアイテムにも「シンプルで美しいもの」をたくさんの人の生活の中に届けたいという、反端さんの想いを感じました。華美は装飾はなくとも、それぞれが調和して心地よい空間をつくってくれるものばかりです。
①職人技がつくりだす。『オリジナルのキャビネット』
FILT.オリジナルのキャビネット。岡崎の職人さんが手作りで仕上げているアイテム。真鍮の手かけは岡崎でオリジナル建築金物をつくっているdijさんによる特注。地域の職人技よって丁寧に作られています。扉にはオーク材、引き出しにはアッシュ材を使用し、木目の表情の差を楽しめます。キャビネット一つで空間がガラッと変化します。
特注の真鍮の手かけ。ビスが見えないよう、裏から止められるようになっています。金具のL字に合わせて、扉が彫り込まれているのもポイント。
コーナー部分も、接合面が見えないように、斜めになっています。こうした細部の工夫が美しいデザインを作り出しています。
②重ねた姿が可愛い。『ERCOLスタッキングチェア』
イギリスの歴史あるメーカーERCOL(アーコール)のスタッキングチェア。スタッキングとは、「重ねる」という意味です。垂直に積み重ねることができるという機能を、シンプルなデザイン性の中で追求したされた椅子。デザイン性と軽量という機能性からスクールチェアとして普及しました。一時生産中止になったものの、2004年にイギリスのデザイナーマーガレット・ハウエルとのコラボレーションにより復刻した名作です。軽量なので、女性に人気が高いそうです。
座面には「座ぐり」が施されているので、とても座り心地が良いです。
座面に4つの丸い跡があります。これは、座面に直接脚を組み込む構造になっているため。ボタンのようなデザインでポイントになっています。
③ウェグナーの自邸のための椅子。『PP701_ミニマルチェア』
北欧の巨匠ハンスJ.ウェグナーがデザインしたチェア。ウェグナーと言えば代表作であるYチェアなどが有名ですが、PP701はウェグナーの奥さんのためにデザインされたチェアで、実は商品化の予定はなかったそうです。一番の特徴は、背もたれ中心にある美しい十字架の意匠「契り」と言われる部分。これはデザインのためではなく、4に分かれた無垢材を接合する際、設置面を多くして、強固に固定する役割があります。
契りと同材の薄い突板も美しさを引き立たせています。一つ一つ職人の手によって仕上げられています。
アームの部分は肘を乗せるのに気持ちが良いように上方向に広くなっています。背もたれは正面方向が広くなっています。ここにも、職人の技術が光ります。
④シンプルだけど美しい。『pp68』
先ほどのPP701もデザインした、ハンスJ.ウェグナー作のダイニングチェアです。ウェグナーによる最後のデザイン。生涯で500種類以上ものチェアを手がけた彼の、まさに集大成とも呼べるダイニングチェアです。全ての経験がこのシンプルなデザインに込められています。背もたれとアームは、最上級の座り心地が得られるよう人間工学的に設計されています。
デンマークらしい素朴ながら繊細で耐久性に富む座面が特徴。
短いアームがテーブルの下にもぐりこむようにデザインされています。
⑤ 一輪のドライフラワーをアートに。『Showcase』
Showcase 各¥12,960(税込)
ドライフラワーを一輪フレームで縁取ったアートをつくれる「Showcasse」というアイテム。1012terraというブランドのハンドメイドです。台の中心の針に生花をさして逆さまに置いておくとドライフラワーアートが完成します。もらった花束から一輪。季節の花を一輪。お部屋のテーマカラーの花を一輪。プレゼントとして、人気が高いそう。
コーディネート事例。ERCOLのチェアとの調和を考え、デザインされたオリジナルテーブル。(納品アイテム:テーブル、チェア、照明)
一つひとつの家具やインテリアに、とても強いこだわりや想いを持っている反端さん。だからこそ、提案されているコーディネートも調和され、丁寧な空間なのだなと思いました。「丁寧な暮らしがしたい」「ミニマムな暮らしがしたい」そんな方はぜひ一度FILT.にご相談されてみてはいかがでしょうか。