【スウェーデンの暮らし】UPPSALA(ウプサラ)でおすすめの人気シーフードレストラン「Hambergs Fisk」

スウェーデン
掲載日:2020.06.20
【スウェーデンの暮らし】UPPSALA(ウプサラ)でおすすめの人気シーフードレストラン「Hambergs Fisk」

以前、こちらのインテリアショップをご紹介した際に少し触れた、スウェーデンの大きな街の中のひとつUppsala(ウプサラ)。ストックホルムから、電車で20分ほどで到着。スウェーデンの窓口アーランダ国際空港からもすぐです。ストックホルムから気軽に日帰り出来るのもあり、観光客にも人気の活気にあふれた街です。

ウプサラにはUppsala universitet(ウプサラ大学)やUppsala Slott(ウプサラ城)、そしてスウェーデン最古の植物園であるLinnéträdgården(リンネ庭園)もあり、分類学の父と称された有名な植物学者のカール・フォン・リンネがに住んでいたことでも知られています。2007年には、ウプサラで行われたリンネの生誕300周年の記念行事に、遥々日本より上皇、上皇后両陛下が出席されました。

今回は、そんなウプサラの街でとってもおすすめのシーフードレストランをご紹介したいと思います。

ウプサラ大聖堂

まずはこちら。遠くに見えている大きな大きな2つのトンガリ屋根。あそこに見えるのが、北欧一の大きさを誇るUppsala Domkyrka(ウプサラ大聖堂)です。こちらは、また別の記事で詳しくご紹介したいと思います。

写真手前には川があり、夏には多くの地元の人たちが方を並べて日向ぼっこを楽しむ場所となっています。今回おすすめするシーフードレストランは、ちょうどこの写真の川の向こう側の建物にあります。観光名所のウプサラ大聖堂からすぐ、です。

Hambergs Fisk

こちらがそう。青と白がトレードマークの店構え。大きなエビが目印です。

レストランの名前はHambergs Fisk(ハンベリース フィスク)。イギリスからの来客が「ウプサラでシーフードが食べたい!」という事でしたのでリサーチしたところ、こちらがウプサラで口コミナンバーワンのシーフードレストランだったので、こちらにしました。

Hambergs Fisk

こちらが入り口を入ったところ。すぐにカウンター席があり、他にも20席ほどテーブル席があります。ランチタイムに訪れたのですが、すでに多くの人で賑わっていました。

Hambergs Fisk

カウンターにはお土産として購入できる商品が並んでいます。スウェーデンではお馴染みのかたいパン(というよりは、クラッカーに近いですね)やオリーブオイル、マスタードなど。スウェーデンカラーの鮮やかなブルーのリボンが目を惹きます。

店内奥では新鮮なシーフードを購入できるので、シーフードを買いに来た人も目立ちました。エビが沢山。ちなみにスウェーデンでは手長エビが人気。

では料理をご紹介して行きたいと思います!

こちらはフワフワにグリルした新鮮なオヒョウに小エビ・野ワサビ・卵の黄身を添えて。溶かしバターで頂きます。オヒョウの下には新鮮なさやえんどうが。こちらは315クローネ。現在のレートで約3,500円です。10年ほど前のレートだと5,000円を超える値段ですので、今はスウェーデンクローネの方がだいぶ安くなっていますね。

ところでこの黄身を添えて頂く……という発想は日本人好みの食べ方ですよね。黄身はちょうどいい硬さにしてあり、オヒョウに添えて食べると風味が増してとてもおいしかったです。ちなみにスウェーデンの卵は一切サルモネラ菌がおらず、日本の卵より安全だそうなので、海外の生卵は危険なイメージがありますが、スウェーデンの卵は生で食べても全然大丈夫なんですよ。ちなみに水道水もとても綺麗なので、そのまま飲めておいしいんです。

Hambergs Fisk

こちらはメニュー名を失念してしまったので詳細がわからず残念なのですが、マス科のお魚です。たっぷりのバターでジューシーにムニエルにしてあります。クリーミーな濃厚なソースと一緒に。上に乗ったお野菜もとても新鮮です。

こちら日替わりのランチメニューで125クローナ。現在のレートで約1,600円です。

Hambergs Fisk

メインにはこんな小さなボウルに入った可愛らしい皮付きポテトがついてきます。ハーブと和えてあるので、このポテトだけでも美味しいです。

Hambergs Fisk

そして1枚目にもご紹介しているこちらの写真は、同じマス科の魚をムニエルでなく蒸したもの。付け合わせやソースはオヒョウのメニューと似ています。

味もそうなのですが、どのメニューも視覚にも大変美味しい盛り付けですよね。

他にも、シーズンになればロブスターに手長エビに牡蠣に……とゴージャスなシーフードがズラッと並び、一年を通して大変人気のレストランです。今の季節ですともうすぐザリガニが旬でしょうか。スウェーデンでは8月に昔ザリガニ漁が解禁になった事から、8月にザリガニパーティーをするのでよく食卓にも並ぶメニューの1つなんです。

Hambergs Fisk

こちらは最後にデザートで頼んだ自家製プリンです。

スウェーデンは海に囲まれていますが、実は日本のようにシーフードが豊富に手に入る国ではありません。スーパーやレストランでも、新鮮なものはだいたいがサーモンかタラなどと、あまり代り映えのない品揃えばかり。もちろん場所によっては手に入るところもありますが、あとはだいたいが冷凍。

ですので、このように新鮮で美味しく種類が豊富なシーフードレストランはなかなか行く事が出来ないので大変貴重なんです!

Hanbergs Fisk、ランチなら手ごろな価格で大変美味しいスウェーデン風シーフード料理が頂けるので、さすがウプサラで一番の口コミ通りの大満足なレストランでした。ストックホルム観光のついでに、日帰りでウプサラへ、ランチには美味しいシーフードを、なんていう計画おすすめです。

レストランの前を流れる川Fyrisån(フィリス川)にはこんなサインが。「フィリス川にはアスピウスが住んでいます」とのメッセージ。アスピウスとはヨーロッパの淡水魚で、こちらの形そのまま、そして大きさをしています。街歩きをしていても、色んな発見のあるウプサラでした。

最後にレストランのインフォメーションを。

Hanbergs Fisk
https://hambergs.se/

【営業時間】
レストラン
火曜日~土曜日: 11.30–22.00
お店
火曜日~金曜日: 10.00–18.30
土曜日: 10.00–15.30

【電話番号】
レストラン: 018-71 21 50
お店: 018-71 00 50

【住所】
Fyristorg 8, 753 10 Uppsala

ウプサラ駅から大聖堂の方へ歩いていくと川に出ますので、そこからすぐになります。大聖堂を観光する行き帰りにもってこいのロケーションですよ!

スポット詳細

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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