【スウェーデンの暮らし】クリスマススタート!街を煌びやかにライトアップさせるイルミネーション点灯開始

スウェーデン
掲載日:2021.12.04
【スウェーデンの暮らし】クリスマススタート!街を煌びやかにライトアップさせるイルミネーション点灯開始

11月も下旬になり、今年も街のクリスマスイルミネーションが点灯されました。日没が15時台になり、暗い時間が長い今の季節。イルミネーションの明かりが心を照らしてくれます。例年ですと、これくらいの時期にはもう雪が積もっていて、雪明りでも随分明るく感じるのですが、今年も温暖なのか雪はまだ1回降っただけ。ここ数年、冬が温暖であまり雪が降らなくなっています。

ちなみに少し早いですが、筆者の住んでいる街のメインのクリスマスマーケットはもう終わりました。早いですよね!去年は中止だった伝統的なクリスマスマーケットも、今年は通常通り各地で開催されます。大きなところなどは、11月下旬からクリスマス前まで連日開催されています。

こちらは街の広場に登場した大変大きなクリスマスツリー。立っている人と比較して、その大きさが伝わるでしょうか?

真下に行って見上げてみるとこんな感じです。大きいですね!クリスマスマーケットでは、この広場に子ども達のために移動遊園地スケートリンクが登場しました。筆者は18時頃に行ったのですが、なんと18時にはクリスマスマーケットはもう終わっていました!18時ならまだやってるだろうな、と思って時間を調べずに行ったのですが、どうやら17時位で終了していた模様です。ここ以外の規模の小さなクリスマスマーケットはこれから開催されるので、行って皆さんにもぜひご紹介出来たらと思います。

こちらも可愛らしい大きなハートのイルミネーション。こちらのハートがこのメインストリート上にずっと続いています。右角にあるH&Mは、なんと1947年にオープンした記念すべきH&Mの第1号店です。

こちらは皆が中に入ってよく記念撮影をしているドーム型のイルミネーション。よく見るとクリスマスツリーのオーナメントの形をしています。

こちらのストリートの上には空から覆いかぶさるようなライトがギッシリ。

イルミネーションが点灯されたことで、だいぶ街が明るくなりました。ここ最近15時を過ぎるころには日が沈んで来るので、街が明るくなるというのは大変有難いです。気分もワクワクしますよね。

歴史のあるこちらの石畳のストリートもデコレーションされました。赤い木造の伝統的なスウェーデンの家並みと石畳の道にライトが灯ると、ちょっとしたおとぎ話の世界のようですね。

こちらはレストランの外につくられた防寒対策バッチリのテラス席。こういったレストランの席や外観などにもキラキラと、ライトが敷き詰められました。クリスマス気分に浸りながら、おいしい食事を良い友人達と。特にどこのレストランも、金曜の夜は満席になっているのを見かけます。

スウェーデンのカフェやレストランでは、このようにファーやシープスキンのブランケットやクッションが置かれていることが多いんです。お洒落で可愛いですよね。

こちらは温かさ溢れる木と紙でデコレーションされたインテリアショップのショーウィンドウ。インテリアショップも、秋はとうにすぎて早冬の装いです。

白樺の木はよくスウェーデンに生えていますが、こうやって飾っても白がアクセントになって素敵ですね。スウェーデンの人は、木や花、草や松ぼっくりに木の実などなど、身近なところで自然から手に入るものをインテリアや飾りに使うセンスに長けているといつも感じさせられます。

こちらもIKEAなどでお馴染みではないでしょうか?スウェーデンでポピュラーな紙のランプシェード。こちらも紙に透けてライトの光に優しさが生まれます。紙の形状によって光の明暗が生まれてそれも楽しめますね。

大きさもあるので、部屋にパッと優しい明かりが灯ります。これからクリスマスにむけて、家の窓に星形のランプシェードを飾る家庭が増えていきます。

こちらは花屋さんのショーウィンドウ。こちらにも小さなツリーや、スウェーデンのクリスマスの妖精TOMTE(トムテ)に、クリスマスの象徴ともいえる奥に沢山置かれたアマリリス。ついこの間まで秋色のオレンジや茶色でカラーコーディネートされていた花屋さんも、今では冬の装いです。

そしてスーパーなどではこのシーズンだけ食べられるKussekatt(ルッセカット、シナモンパン)も大量にお目見え。レーズンが飾られており、甘みのあるサフランの味がトレードマークです。

さて最後に、家にあるあり合わせのもので作ったスウェーデンではポピュラーなワッフル。ワッフルの日もある位、スウェーデンでは日常的に食べられています。特徴は、ベルギーワッフルのようにドッシリと甘いものではなく、薄くて軽い食べ心地です。夕暮れ時から長い夜に、自家製のワッフルにコーヒーをお供にいかがでしょう。

また別の機会にぜひスウェーデン風ワッフルの作り方をご紹介したいと思います。

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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