400年前の姿が蘇る。豪華絢爛!復元した「名古屋城本丸御殿」へ行ってきました。

愛知
掲載日:2019.11.13
400年前の姿が蘇る。豪華絢爛!復元した「名古屋城本丸御殿」へ行ってきました。

戦災により消失し、復元が持ち望まれた「名古屋城本丸御殿」が2018年6月8日(金)に10年におよぶ復元計画を経て蘇りました。完成以来、行こうと思いながらも、なかなか行けていなかったのですが、先日ようやく行ってきました!

今回はあらためて名古屋城本丸御殿の魅力&見所をお伝えしていきます。

尾張徳川家の居城「名古屋城」の歴史

名古屋城本丸御殿

まずは名古屋城の歴史を振り替りたいと思います。

名古屋城のはじまりは関ヶ原の合戦後のこと。徳川家康によって天下統一の最後の布石として1609(慶長14)年に名古屋城を築くことを決定します。1612(慶長17)年には、大・小天守が完成。大天守大棟には金鯱が上げられ、尾張徳川家の象徴となる天守になりました。同年に本丸御殿建設にも着工し、1615(元和元)年に完成。完成後は家康の九男・義直が藩主となり本丸御殿を住まいとします。

当時の職人たちによる最先端の技術を結集した名古屋城本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作といわれ国宝第一号に指定されます。しかし、1945(昭和20)年太平洋戦争の空襲によって天守、本丸御殿など主要な建造物が焼失してしまいます。

戦後、市民たちの声によって1957(昭和32)年、天守閣再建に着工。1959(昭和34)年、大天守・小天守・正門(榎多門)が鉄骨鉄筋コンクリート造で再建されました。

名古屋城本丸御殿

その後しばらくは、本丸御殿を再建されることはありませんでしたが、2009(平成21)年に復元整備がはじまります。建物は焼失していますが、障壁画や美術工芸品、戦前の写真、実測図などが残されていたため、忠実な復元が可能だったのだそう。

2013(平成25)年に玄関・表書院の公開、2016(平成28)年には対面所・下御膳所の公開を経て、2018(平成30)年に10年の歳月を経て完成公開を迎えました。

柱・屋根・障壁画・細部の装飾に至るまで復元されています。

それではさっそく行ってみましょう!

名古屋城本丸御殿

名古屋に住んでいると、めったに名古屋城へ行かないので、とても久しぶりです。名古屋城は入り口が正門と東門の2つあり、どちらからも入ることができます。

名古屋城本丸御殿

まずは券売所で500円を払いチケットを購入します。一日乗車券やドニチエコきっぷを使う方はチケット窓口で提示すると割引がありますよ。

大人       :500円
名古屋市内高齢者※:100円
中学生以下    :無料

※名古屋市内在住の65歳以上の方。住所、年齢および本人であることを確認できる書類を持参してください。
例:名古屋市発行敬老手帳、運転免許証、パスポート等

チケット

チケットまで金色です!黄金色に輝くチケットを手にいざ名古屋城へ入場です!

名古屋城


徒歩10分程度で、本殿に到着しました。間近で見るとなかなかの大迫力!シャチホコも輝いていますね。

現在の天守閣は1959(昭和34)年に再建されたコンクリート造りですが、江戸期の木造を復元することが決定しています。今の姿の名古屋城を見られるのも残りわずか?現段階では2027年に完成を目指しているのだとか。

名古屋城

天守北側には、たくさんの石があります。1945(昭和20)年に焼失した旧天守の礎石で、焼け跡に長く残っていましたが、天守を再建する際に大天守の北側、御深井丸の東側に移築し、もとのとおりに整列させ保存展示されています。

マンホール

名古屋城を散策する際は、マンホールにも注目してみてください。名古屋城を中心に名古屋港やテレビ塔といった名古屋の名所が描かれているんです。

マンホール

いよいよ今回の目玉!本丸御殿へ到着しました。平日でも結構人がいます。順路に沿って進んでいきます。

名古屋城本丸御殿

本丸御殿は、初代藩主徳川義直の住居として1615(慶長20)年に建てられた御殿です。しかし、住居として住んだのはわずか5年ほど。その後は迎賓館として使われていたのだとか。

スポット詳細

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