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愛知県名古屋市千種区にある「東山動植物園」。
東海エリアの方にはおなじみのスポットですが、飼育動物の種類は約450種となんと日本一。2017年で開園80周年を迎えました。
東山動植物園といえば、イケメンゴリラやコアラが有名ですが、魅力はそれだけではありません。2021年3月にオープンしたばかりのレッサーパンダ舎、国の重要文化財に指定されている日本最古の公共温室など、みどころ満載です。
今回は、東山動植物園の楽しみ方を徹底レポートしたいと思います!
東山動植物園へのアクセス&チケットについて
東山動植物園にやってきました!
地下鉄東山線「東山公園」駅3番出口より徒歩3分。名古屋駅からも地下鉄で約18分とアクセス抜群です。地下鉄東山線「星ヶ丘駅」の場合は6番出口より徒歩7分、植物園に行くなら「星ヶ丘駅」が便利です。
駐車場も1,600台ありますが、週末には混雑が予想されますので公共交通機関がおすすめ。
まずは観覧券をGETしましょう!
「観覧券」を購入すれば、動物園と植物園どちらも楽しめます。当日に窓口でも購入できますが、コンビニや旅行会社の窓口でも購入が可能。券売窓口に並ぶ必要がないので、比較的スムーズに入園ができますよ。
<観覧券>
大人(高校生以上):500円<年間パスポート(定期観覧券)>
大人(高校生以上):2,000円
▼詳しくはこちら
http://www.higashiyama.city.nagoya.jp/01_annai/01_01kaien/
東山動植物園の楽しみ方を徹底レポート!
東山動植物園には、動物園・植物園・遊園地の施設がありますが、まずは動物園へ!
動物園の敷地面積は32.21ヘクタール。人気の動物たちが飼育されている「本園」、丘陵地にメダカや類人猿が飼育されている「北園」の2つゾーンにわかれています。
今回は本園と北園を中心に巡ってみたいと思います。
正門を入ってすぐの場所にあるのは「スカイビュートレイン正門駅」。
植物園の入口「スカイビュートレイン植物園駅」を結ぶモノレールです。歩くと800mほどある距離を10分ほどで移動できます。
植物園や日本産動物エリアも巡りたいという方に、おすすめですよ!
人気動物が大集合!本園
アジアゾウの故郷、スリランカをイメージしたアジアゾウ舎「ゾージアム」
まずは、2013年に完成したアジアゾウ舎「ゾージアム」へ!
広さは約3,350㎡で、アジアゾウの故郷・スリランカの風景をイメージして整備されました。
アジアゾウは四季を通して一日中よく動き回ります。ゾウは濡れるのが好きなので、特に雨の日にはイキイキとした姿が見られますよ。
ゾージアムでは、ワルダー・アヌラ・コサラ・さくらと4頭のアジアゾウが飼育されています。面倒見のいいワルダーは1973年に来園した、東山動植物園の重鎮です!
建物の中には、ゾウの歴史や生態を学べる展示も。ゾウの足ってこんなにも大きいのですね!皮膚の厚さは2〜4cmにもなるのだそう。
学びながらゾウを見られる、まさにゾウのミュージアム!
残念ながらこの日は見られませんでしたが、こちらの「スリットビュー」からは、ゾウを間近で見ることができますよ。
寝姿は休日のおじさん?!「アカカンガルー舎」
お次はスタッフさんおすすめの「アカカンガルー舎」へ。なにやら、とってもユニークな光景を見られるのだとか。
ご覧ください。この休日のおじさんのような寝姿!!アカカンガルーは夜行性なので、昼は寝て過ごすのだとか。こちらまでなんだか眠くなってきてしまいそう……笑
カンガルー科の中で最も体の大きいアカカンガルー。オスとメスでは体の大きさにかなりの差があります。体が大きく筋肉が立派なこちらは、オスのアカカンガルーですね!
百獣の王に会いに行こう!「ワ〜オチューブ」
続いては、開園70周年を記念し2007年につくられた、ライオン舎「ワ〜オチューブ」へ。ライオンの姿を間近で観察できる施設です。
ドキドキしながら、橋を渡ります。
ライオン舎では、サン・ルナ・ソラの3匹のライオンが飼育されていますが、この日はサンとルナの息子であるソラに会うことができました。面長でサラサラヘアが特徴です。性格はおっとりとしているのだそう。
間近でみるライオンは、かなりの迫力ですね。
39年ぶりに東山動植物園に登場!「レッサーパンダ舎」
さて、今回の1番楽しみにしていた2021年3月オープンしたばかりの「レッサーパンダ舎」にやってきました。
東山動植物園でレッサーパンダが飼育されるのは、なんと39年ぶり!!「ずん」「まるこ」「令」の3頭のシセンレッサーパンダがやってきてくれました。※令和3年5月31日 れいかが来園
昼すぎのエサの時間がおすすめということで、いざ建物の中へ!
なんと……お昼寝中。起きないかな〜と待ってみましたが、全然起きません……。
夕方頃に再度行ってみると、令が起きていました〜!!毛色が薄くてわんぱくなのが、令です。なんて愛くるしいのでしょうか。
シセンレッサーパンダの体長はおよそ60cm。中国やミャンマーの標高1,500メートル以上の寒い地域に生息しており、絶滅危惧種に指定されています。
ちなみに、屋内展示室と屋外運動場がつながっており、運が良ければ空中通路を歩く様子も見ることができますよ!
続いては、キリン舎に行ってみましょう。
陸上で最も背の高い動物「アミメキリン」
東山動植物園では、4頭のアミメキリンが飼育されています。のんび〜りとした姿が印象的なキリンですが、実は時速50kmで走ることができるのだそう!
アミメキリンの芝生の前にはベンチが設置されているので、ゆっくりのんびりと観察できますよ。しばし休憩タイムです。
東山動植物園のもふもふアイドル「コアラ舎」
「コアラ舎」にやってきました。東山動植物園と言えばコアラ!という方も多いのではないでしょうか。
まずはコアラ舎前にある学習施設「コアラフォレスト」でコアラについて学びましょう。
1日のうち20時間は寝ているというコアラ。果たして起きているコアラの姿を見ることはできるのか?!
室内はとっても広々!どこにいるのかな〜
いました!木の上でお昼寝中です。モフモフな姿はぬいぐるみのよう。
ちょうどお食事タイムということもあり、起きているコアラの姿を見ることができました。
こちらはお食事中。1時間ほどかけて、ゆっくりとランチを楽しむのだそう。
なんと赤ちゃんコアラも一緒でした!まさに天使……。現在、コアラ舎では2020年に生まれた3頭の赤ちゃんコアラが飼育されていますよ。
コアラ舎の壁にあるシンボルマークは、1984(昭和59)年のコアラ初来園時に、漫画家の鳥山明先生が手がけたもの。ぜひチェックしてみてくださいね!
知る人ぞ知る、人気スポット「バードホール」
コアラ舎から歩いてすぐの場所にある「バードホール」。実は知る人ぞ知る、人気スポットなんです。
中に入ると、インドクジャクやホロホロチョウなど、約10種類の色鮮やかな鳥たちの姿が。そして、驚くのはその展示方法。
なんと、鳥たちと人の間には、柵やガラスといった隔たりが一切ないんです。手を伸ばせば届きそうな距離で、鳥たちが自由に動き回っている様子を見ることができます。スタッフさんたちも、なぜ通路側に鳥たちが来ないのかは謎なのだとか。
うつくしい鳥たちの姿にうっとり。通路にはベンチも設けられているので、ゆったりと過ごすのがおすすめですよ。