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名古屋駅からも徒歩圏内。黄金通と呼ばれる環状線から少し東に入ったところにある「実家カフェ山田」。その名の通り、昭和41年に建てられた山田さんの家屋を利用したカフェです。
今回はそんな実家カフェ山田の魅力をレポートしていきます。
実家カフェ山田へのアクセスは、近鉄名古屋線「黄金駅」から徒歩8分。近隣には駐車場も完備されています。
外観は完全に民家としか思えない木造住宅。できるだけ当時の姿を残してリノベーションされているのだそう。
引き戸の玄関を開けて中に入ると、高知県出身のオーナー・近澤さんがセレクトした”高知県のいいもの”が陳列されています。
玄関の左手には黒板がかけられています。カフェの定休日やランチ営業の日などが書かれていました。
店内に入ると実家に帰ってきたような、温もりに包まれます。洋室1部屋、和室3部屋で構成されており、南北に長い平屋造りです。
窓から見える中庭もとってもすてきです!中庭を囲むようにコの字型になっています。
昭和レトロな手動式のかき氷機。夏にはかき氷も人気メニュー。
おもちゃもたくさん用意されています。畳敷きなので、小さいお子さん連れでも安心して利用できますよ。
昭和の居間のようなこたつのある和室。最高すぎます!こたつでぬくぬく、おしゃべりに花が咲きますね。
衣食住を通した表現ができる場を
– なぜこの場所にオープンすることになったのでしょうか。
近澤さん:「もともとは主人のおじいさんがここに住んでいたんです。私自身も学生時代に住んでいたことがあったので、思い入れもありました。おじいさんが亡くなってからはずっとそのままだったのですが、人が住まなくなった家は劣化の進行度がとても早いんですね。
そこで、もう一度おじいさんの家を蘇らせてあげたい!と思い、2016年に「実家カフェ 山田」をオープンさせました。シェアハウスをしていた時期もありましたが、おうちの間取りも好きだったので、たくさんの方に来てもらえるカフェにしました。
なので、「山田」というのは、家主であったおじいさんの名字なんです。この場所が名古屋の「実家」のような場所になってくれたらと思っています。」
近澤さん:「お店のメニューをどうしようかって考えたときに、出身地である「高知」の食材を使ったメニューを提供することにしました。生まれ育った高知に恩返ししたいなという想いがありましたし、何より高知県はおいしい食材の宝庫なんです。
そんな素晴らしい食材たちを知って欲しい!と思い、高知の食材をメインにしています。また、高知のいいものを紹介していく中で、お客さんから「高知に行ってみたい」という声や、「実際に行ってきました」と言われることも増えて、とてもうれしいですね。」
カフェでは「今あるもので暮らす」取り組みもされています。 その一つがカフェで使う食器類は、ご近所さんやお客様に頂いた昭和レトロな 食器たちで構成されているいるそうです。