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2019年4月に岐阜県各務原市にオープンした「喫茶室 山脈」。店名の通り、”山”をテーマに標高の山で育つ良質なコーヒーと、山のような形から名付けられたモンブランがいただける喫茶室です。
オープン以来、絶品のモンブランとおいしいコーヒーがいただけると評判を呼び、瞬く間に人気店へ。遠方からも連日多くの方が訪れます。
築80年以上の古民家を改装した店舗
山脈があるのは、岐阜県各務原市三ツ池町。名鉄・各務原線「二十軒」駅から徒歩5分。駐車場も店舗前と横に完備されているので、安心して車で来店していただけますよ。
建物は犬山城家老の別邸を移築したと伝わる歴史ある建物を改装して営業されています。目印は白い暖簾です。
門をくぐると、店内へつながる廊下があります。
店内には入ると、外観のイメージとは異なるすばらしい空間が広がります。窓からはスーッと風が通り抜け、都会の喧騒を忘れさせてくれる心地よさがあります。
店内のイスは一つずつデザインが違うんです。すべてヨーロッパのアンティーク家具をデザイナーさんが探してきてくれたのだとか。お気に入りのイスをみつけて座ってみるのも良さそうです。
大人がゆっくりとくつろげる喫茶室を
オーナーの奥さま、小木曽米利子さんにお話を伺いました。
小木曽さん:「もともと私たちは同じ各務原市内で10年ほど「豆屋珈琲店」として自家焙煎コーヒーの喫茶店を営んでいます。豆屋珈琲店は、フードメニューも豊富でカジュアルな分、自分たちが得意としている自家焙煎コーヒーの魅力が伝わりにくいのではないかとも思っていたんですね。
豆屋珈琲店にしかない良さもありますが、2号店の山脈では、コンセプトをぐっとしぼって、大人のお客さまがゆったりとコーヒーを楽しみながら、くつろげる空間を目指しました。」
小木曽さん:「山脈をつくるにあたり、デザイナーさんや設計士さんなどさまざまな形に協力していただきながらイメージを固めていきました。空間はすべてを改装してしまうのではなく、太い梁や柱など残せるところは活かしています。大きな窓からは日本庭園が見れるので、季節ごとに違った表情を見せてくれるのもお店の大きな魅力ですね。
夜もまた雰囲気がでてとってもいいんですよ。月に照らされて、昼間とはまったく違う空間に感じます。」
自家焙煎のコーヒーをおいしく味わっていただきたい
小木曽さん:「品質のいいコーヒーは高地で育つんです。ブルーマウンテンや、キリマンジャロなど有名なコーヒーには山の名前がついているものが多いですよね。そんな品質のいい豆を使った自家焙煎のコーヒーをおいしく味わっていただきたいという想いを込めて店名を「山脈」にしました。
コーヒは店名にかけて深煎りの「1合目(標高1200m)」中煎りの「2合目(標高1600m」浅煎りの「3合目(1800m)」と3種類の中から山の高さで焙煎度をセレクトしていただけます。ケーキに合わせるなら、1合目がおすすめですし、華やかなコーヒーを楽しみたい方は3合目をぜひ飲んでみてください。」