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【Rinakoより愛を込めて。NYC日記】秘密の図書館

海外

ニューヨーク
2019.08.26

【Rinakoより愛を込めて。NYC日記】秘密の図書館

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特集「Rinakoより愛を込めて。NYC日記」では、現地ニューヨークから最新トレンドを日本へお届けします。紹介してくれるのは、ニューヨーク マンハッタン在住のライター福島 吏直子さんです。

ミッドタウンのど真ん中、42ndにあるニューヨーク公立図書館。『Sex and the City』のロケ地でも使われたこの場所は、観光地として人気だが、誰でも自習可能だし、カードさえ作れば、簡単に借りることもできる。3階にある大広間は美術館のように、とっても美しいけれど、人が多すぎて集中しづらい。でもここには、たくさんの自習部屋があるから、用途に応じて使用できるのもうれしい。

毎週行われているESLは、誰でも参加可能でフリー。私も何度か参加したことがあり、長年ここに住んでいる人、観光客、サマースクールで訪れた高校生には「僕、日本人が今日いたら絶対テラスハウスの話がしたかったんだ!」とキラキラと目を輝かさせて日本にいつか行きたいと話してくれた。知識を深める場所で、国境を超えた友情が生まれるニューヨークの図書館は、無限大の可能性を秘めていると思った。

世界中から人が集まるこの街は、図書館でさえいつも混雑している。空いている席を探すのにも一苦労だし、観光で訪れた人たちのカメラの音が部屋中に響いている。そんな街でもまだ知られていない、隠れ家のような図書館を特別にご紹介。

Solomon R. Guggenheim Museum
(ソロモン・R・グッゲンハイム ミュージアム)
Aye Simon Reading Room
(アイ シモン リーディング ルーム)

Solomon R. Guggenheim Museum

チケットの金額を自分で指定できるドネーションデーである土曜日の夜に訪れた、グッゲンハイム美術館には長蛇の列ができていた。「ここが最後列ですか?」小さな女の子を連れた女性に話しかけると「そうよ。私今日がドネーションデイって知らなかったのよ。参っちゃうわ」と頭を抱えていた。彼女と話が弾むとあっという間に入り口まで辿りついた。

Solomon R. Guggenheim Museum

なだらかな坂を登りながら作品を鑑賞していくグッゲンハイム美術館。著名建築家のフランク・ロイド・ライトによる、このうつくしい建築は今年2019年に世界遺産の一つとなった。作品を横目にぐんぐんと上に登って行くと、作品と作品の間に突如、鍵穴のようなものが現れた。通りゆく人たちが足を止め、不思議そうにその穴へ吸い込まれいく。

Solomon R. Guggenheim Museum

不思議の国のアリスの主人公アリスになったような気分で、その穴の奥へ入ると、そこは本が並んでいた。そう、ここは、リーディングルームなのだ。

Aye Simon Reading Room

Aye Simon Reading Room

この部屋は長年スタッフの休憩場所や作品の保管庫として使われていたが、1978年にリーディングルームに改装を行い、かつては窓がなかったが天窓を3つ付け、本の読みやすい光が差し込むよう工夫されたのだとか。

Aye Simon Reading Room

グッゲンハイム美術館にまつわる本も多くあり、過去のエキシビジョンもここで振り返ることができる。

Aye Simon Reading Room

一日中歩き疲れた観光客たちはちょっとここで一休み。バッテリーが切れそうなスマートフォンも充電できるからうれしい。

【Solomon R. Guggenheim Museum / Aye Simon Reading Room】
住所:1071 5th Ave, New York, NY 10128
営業時間:10:00am〜5:45pm(日〜金)(夏季の火曜日のみ9:00pmまで)
     10:00am〜8:00pm(土)
定休日:無し
web:https://www.guggenheim.org/for-educators/education-facilities

The Metropolitan Museum of Art
(メトロポリタン ミュージアム)
Thomas J.Watson Library
(トーマス J.ワトソン ライブラリー)

The Metropolitan Museum of Art

何度かメトロポリタン美術館に訪れたことはあったが、今回の場所へ向かうのは初めて。平日の午前中にも関わらず、今日もあの有名な階段ではたくさんの人たちが記念撮影をしていた。

大混雑の入り口を通り抜け「トーマス J.ワトソン図書館へ向かいたいのですが」と、優しそうな年配の女性に尋ねると「ちょっと待ってね。今無料の券を発行するからね」いつもメットに行くとチケット購入済みと分かるチケット兼シールを渡されるのだが、今回はそのシールにMと表記されたものを受け取った。

本気で見れば1日はかかるのではないかと思う広大な敷地。各セクションでテーマに合わせた内装は、世界旅行をしているかのよう。きっと奥まったところにあるのだろうと地図を片手に意気込んでいた私だが、目的地は1階にあった。

The Metropolitan Museum of Art

ヨーロッパ彫刻エリアにあるトーマスJ.ワトソン図書館は、周りの作品と馴染むように門構えもヨーロピアンテイストに装飾されている。”Library”と表記されているものの、ここが図書館だと知らない限り、少し入りづらい雰囲気を醸し出している。

Thomas J.Watson Library

中に入ると、外とは打って変わって、私自身よく通っているブルックリン図書館と然程変わりないが、ここには100万冊を超えるコレクションがあり、世界で最も大きなアートライブラリーのひとつとされている。

Thomas J.Watson Library

貴重な本は、オンラインやデジタル書籍で閲覧することができる。

Thomas J.Watson Library

ニューヨークの図書館には珍しく(笑)とても静かで、物音一つ立てるだけで目立ってしまうほど、学生や学者たちが真剣に自分たちの研究を行っていた。

【The Metropolitan Museum of Art / Thomas J.Watson Library】
住所:1000 5th Ave, New York,NY 10028
営業時間:10:00am〜5:30pm(日〜木)
     10:00am〜9:00pm(金・土)
定休日:無し
web:https://www.metmuseum.org/art/libraries-and-research-centers/thomas-j-watson-library

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神奈川県横浜市出身。2018年より渡米。日本でファション誌の編集者として勤務した後、現在は、ニューヨーク マンハッタンにあるアート学校でグラフィックデザインを学ぶ。

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