古墳時代の歴史を体感できる新施設。見て触れて体験して楽しむ「体感!しだみ古墳群ミュージアム・SHIDAMU(しだみゅー)」
目次
遊びながら古墳体験をおこなえる
「こどもこふん」
小さなお子さんが「古墳」に親しめるキッズスペース「こどもこふん」。ここでは古墳のおもちゃや絵本、書籍がそろっています。遊びながら、親子で古墳について学ぶことのできるエリアです。
古墳エリアへ行こう!
一通り、古墳について学んだあとは、実際の古墳の見学です。エントランスから大階段で2階にあがると古墳エリアにつながっています。
北側の緑地内には8基の古墳が点在しています。
古墳といえば、前方後円墳を思い浮かべる方が多いですが、地位によって大小さまざまな形をした古墳があるんです。
志段味古墳群では前方後円墳・帆立貝式古墳・円墳・方墳と4つの形の古墳が確認されています。
そのなかでも最も大きな「白鳥塚古墳」は墳長約115mにもなるのだそう。
一際目を引くのが、「志段味大塚古墳」です。墳長は約51mあり、5世紀後半につくられた当時の姿を復元しています。
大正12年に京都帝国大学と地元の人たちによって、発掘調査が行われ、多くの副葬品は出土。近年でも、長さ約3.5mの割竹形木棺の痕跡や、円筒埴輪、朝顔形埴輪などさまざまな埴輪も出土しています。
周囲に使われている葺石の一部は、実際にこの古墳に使われていたものを使って復元されています。周囲には埴輪の複製品も並べられています。
古墳には階段があるので、頂上まで上ることもできますよ。
上にあがると、「円筒埴輪」や「蓋形埴輪」の複製品が立ち並びます。その姿はまさに壮観!
古墳=埴輪と思っている人が多いですが、すべての古墳に埴輪が立てられた訳ではありません。埴輪づくりは専門の工人集団が担ったと考えられ、それなりの権力者でなければ埴輪をつくることができなかったとされています。
また、地域や時期によっても埴輪が取り入れられる場合とそうでない場合があったのだとか。
墳丘の上には王の棺も。現在の地面から約2m下で見つかった痕跡から復元されたものです。イベント時には開けられ中に入ることもできるそうですよ。
古墳一つをとっても、同じものはなく歴史的背景を知ることができとてもおもしろいです。
オリジナルグッズをゲットしよう!
最後はミュージアムショップでSHIDAMUオリジナルグッズを手に入れましょう。
中でも人気なのが、「歴史の里」マスコットキャラクターのしだみこちゃんグッズ。ぬいぐるみ(1,200円)、マグカップ(500円)、シリコンがま口ケース(500円)など、とってもキュートなアイテムが盛りだくさん。
志段味古墳群の歴史や古墳についての書物も多くそろっているので、気になる方はぜひここでゲットしてくださいね。
施設全体を通して、古墳についてたっぷりと学ぶことができました。小さなお子さんから大人まで、歴史が好きな方も、そうじゃない方でも楽しんでいただけます。
SHIDAMUで、古墳時代の息吹を感じてみてくださいね。