山口県の名物“瓦そば”とコーヒーを楽しむ、岡崎市の地域食堂『「瓦そば」と「珈琲と」。シガ食堂』
目次
不安とともにお店をオープン。
今では人気店に!
– お店をオープンした際に思い出に残っていることは?
志賀さん:「1人でお店をスタートしたのですが、当時何も宣伝をしておらず、毎日お客様が来るのか不安でした。しかし、オープンした当初、人気ドラマで「瓦そば」を食べるシーンが放映されていて。「この料理は何?」「食べてみたい」という方が急増!ドラマがきっかけとなり、足を運んでいいただける方が増えました。」
志賀さん:「1人で手一杯になっていた頃、町内の友達や子ども、子どもの同級生が手伝ってくれるようになり、今ではスタッフの一員になっています。みんなに助けられて、このお店があります。」
– お店の雰囲気も素敵ですね。
志賀さん:「もともと自転車置き場だったのですが、建築士さんと出会い「こんなお店にしたい」というのを話し合いながら決めた空間です。壁や室内は自分で塗ったりしながら、できることは全てやりました。」
志賀さん:「また、アンティークが好きなので、テーブルや椅子などは自分で用意をしました。営業を続ける中で「こんな感じにしたいな」と思ったときに追加したりと日々アップデートしています。
空間のコンセプトは、「懐かしいような、気取らないような空間」。子どもからお年寄りの方まで馴染める、落ち着いたお店をイメージしました。」
– 箸袋のイラストや店内のメニュー表のイラストもかわいいですね。
志賀さん:「わざわざここに訪れてくれるお客様のために「楽しんでほしい」「ワクワクした空間を演出したい」と思っていたんです。そこで、箸袋に素敵なデザインがあったら、なんだかホッとするだろうなと思ったんです。」
志賀さん:「そこからイラストを手書きするようになり、なんとなくはじめて、気付いたら3年半以上描き続けています。ひとつひとつの箸袋にイラストを描くことで、少しでもみんなに楽しんでほしいなと思っています。」
– ワクワク楽しい空間だったり、瓦そばのライブ感あふれる料理だったり。志賀さんの想いがギュッと詰まったお店ですね。
志賀さん:「お客様の期待にどれだけ応えられるのか、そして応えたいというのが根底にあります。すべての料理、ドリンクに対して「期待を裏切らないもの」を基本に、ワクワク・楽しいお店を心がけています。
先日、常連の方に今月3回目と言っていただき、とっても嬉しかったんです。小さな子どもからお年寄りの方まで、誰もが気軽に食べに来ることができるお店をつくっていきたいですね。