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今回は、手間暇かけたボリューミーな野菜料理が味わる「yama5ya(ヤマゴヤ)」をご紹介します。営んでいるのは山下俊治さんと知穂さんのご夫婦。お店の前には畑が広がり、お2人がてづくりした野菜や、地場の野菜を使用して、身体に優しい野菜料理を提供しています。
白いおうちとログハウスが目印のこちらのお店。目の前には、畑が広がっています。お店の周りは緑に囲まれ、天気が良い日には山が見渡せます。気持ちのいいロケーションです。
こちらで提供しているお料理には、肉や魚、卵も使用していません。パンやランチのミニデザートにも卵は不使用。メインは野菜で、植物性の素材のみを使用し、野菜のおいしさを存分に引き出したお料理が味わえます。
地元の方やお子さまなど、さまざまな世代のお客様に、野菜をおいしく食べてもらいたいという想いからつくられる、手の込んだ野菜料理が楽しめます。
−なぜ恵那でお店をオープンしようと考えたのですか?
俊治さん:「お互いの出身地が栃木と大阪なんです。彼女の実家の栃木から、あまり遠くない里山で、お店を開きたいと考えていました。
大阪や滋賀など、いろいろな候補地を探していたのですが、あまりピンとくる場所がなくて……。ある時、恵那市が開催する移住者向けのセミナーを受けてみたところ、交通の便もよく、恵那がいいね!と、お互いの意見が一致しました。」
−ログハウスがステキですね。
俊治さん:「ここに住んでいた方が、転居を機にこのログハウスを手放すことになり、その方から譲り受けました。ログハウスに業務用のキッチンを入れた以外は、あまりリフォームもせず、そのまま使用しています。」
知穂さん:「もともとあった畑も、そのまま使用することにしました。所有していた方が、1年ほど通いながら、畑についていろいろとご指導してくださいました。畑に関してはまったくの素人なので、お客さまからもアドバイスを頂いたりしてます。」
−店名の由来を教えてください。
知穂さん:「実は、シンプルな名づけ方なんです。主人の山下から「yama」、私の旧姓が五辺なので「5」をとって「yama5ya」です。このお店をオープンする前から、大阪のイベントなどで出店するときから使用していた店名です。」
偶然とはいえ、現在のお店の雰囲気にぴったりです。
−これからのお店の展望はありますか?
知穂さん:「まずは、お店で使用する野菜を、すべて自分たちの自給自足でまかなうことが目標ですね。現在は、ハーブ類も入れたら20~30種類くらいの野菜をつくっています。野菜づくりは難しいですけど、上手に育った時はすごくうれしいです!」
と、夫婦で一緒に野菜づくりに取り組んでいるそう。
取材の際も終始笑顔でお話をしてくださるお2人。ご夫婦の仲の良さが、店内の居心地の良い穏やかな空気感をつくり出しているように感じました。