名古屋から約1時間で行ける離島「日間賀島(ひまかじま)」。
島内は一周約5.5km。徒歩でも2時間ほどでぐるっと一周できる小さな離島です。タコとフグが名物で、「多幸(タコ)の島、福(フグ)の島」として親しまれています。おいしい海の幸。心癒される景色。日常を忘れる島時間をこころゆくまで楽しむことができます。
今回は、そんな日間賀島の魅力を堪能できる「日帰りおすすめのプラン」をたっぷりとお届けします。
※情報は2019年8月取材時のものです。
ご利用の際には、各施設・各店舗の最新情報をご確認ください。
目次
日間賀島ってどんな島?
日間賀島は、名古屋から一番近い離島。知多半島の先端である師崎からは、約2キロ。高速船で10分ほどの距離です。島全域が、三河湾国定公園に指定されています。面積0.77平方キロメートルと愛知県にある島の中で一番小さな島ですが、なんと観光客数はナンバーワン!年間28.4万人(平成28年)もの人が訪れる、観光客に大人気な島なんです。
また、日間賀島では古代の化石が多数発見されています。縄文・弥生時代の遺跡、6~7世紀頃の古墳群が存在するなど、古い歴史を持つ島でもあります。名物である「とらふぐ漁」も、100年以上もの歴史があるといわれています。
日間賀島へのアクセス方法
日間賀島へ行くには、知多半島の師崎港(もろざきこう)、河和港(こうわこう)、または渥美半島の伊良湖岬から高速船に乗る必要があります。
・車で行く場合
名古屋から車で行く場合は「師崎港(もろざきこう)」がおすすめ。師崎港には、師崎港公営有料駐車場(1時間100円)があります。師崎港から日間賀島へは、高速船で10分ほどです。・電車で行く場合
名古屋から電車で行く場合は、名古屋鉄道「河和」駅まで行きます。特急で約45分。河和駅から河和港までは歩いて5分ほど。無料送迎バスも運行しています。河和港から日間賀島へは、高速船で20分ほどです。▼詳しい航路図・時刻表はこちら
http://www.meikaijo.co.jp/timetable.html
もしくは人数が多い場合は、「海上タクシー」という方法もありますよ!
日間賀島の日帰りおすすめプラン
今回は実際に日間賀島に行ってみました!名物のタコグルメから、歴史のある観光名所まで、日帰りで楽しめるおすすめプランをご紹介していきます。
河和駅から高速船で日間賀島へ
今回は電車のため、河和駅から高速船で向かいました。きっぷ売り場でチケットを購入し、船に乗り込みます。(大人:片道¥1,400 往復¥2,690 小人:片道¥710 往復¥1,360)
船に乗るだけで、非日常を味わえてワクワクしますよね。20分ほどで日間賀島・西港に到着しました!
巨大なタコのモニュメントがお出迎えしてくれました。こちらは西港の「にっしー」。東港には「がっしー」がいます。にっしーは右手、がっしーが左手を挙げているのがポイントです!
さっそく名物のタコグルメを堪能!
西港には、食堂・カフェ・お土産どころなど、さまざまなお店があります。まだお昼前だったので、さくっとタコグルメを食べることに。
訪れたのは、小道を少し入ったところにある「鈴円(すずえん)本舗」。こちらでは、日間賀島の漁師が捕ったアカシャエビやタコを使い、職人が丁寧に手焼きしたせんべいを販売しています。
こちらは、「ソフト姿焼き(¥750)」。注文してからその場で焼いてもらえるので、できたてアツアツを味わえます。ソフトというだけあって、柔らかなタコの食感がたまりません。お酒の肴にもぴったり!
「これもおいしいのよ〜」とおすすめしてもらったので、「平貝(タイラガイ)」もいただくことに。ホタテをぎゅ〜〜っと濃厚にしたような深い味わい。これまたお酒にあう!
【鈴円本舗】
住所 :愛知県知多郡南知多町日間賀島西浜28
日間賀島周遊「ぐるり~バス」で東港へ
先ほどの鈴円本舗のお母さんが「東港に行くなら、バスがおすすめよだよ!」と教えてくださったので、日間賀島周遊「ぐるり~バス」で東港へ。
7月〜8月の夏休みの期間限定で運行している「ぐるり~バス」。大人・子供(小学生から)100円で、島内の7箇所のバス停間を移動できます。
東港へ向かう途中、タコの形をした駐在所を発見しました。さすが、タコの島です!
西港と東港の間の海沿いには、このような海を一望できるベンチが設けられています。涼しい季節には海を眺めながらのんびりお散歩も良いですね。
東港に到着しました!こちらでは「がっしー」がお出迎え。ちなみに、がっしーのどこかにはハートマークが隠れているので、見つけてみてくださいね。
東港には、日間賀島唯一の信号があります。島の子供たちは、この信号機で信号のことを学ぶのだとか。