お米ってこんなにおいしいんだ!一宮にあるお米屋さんのアンテナショップ「CASA」

2019.3.15
一宮のお米屋さん「CASA」

今回は愛知県一宮にある少し変わったお米屋さん「CASA」をご紹介します。

 

CASAは、三重県鈴鹿市にある「中山農園」がつくる無農薬・無肥料の農作物を取扱うアンテナショップ兼イートインタイプのお米屋さんです。米・麦・大豆をはじめ、こだわり職人のつくる食材や調味料などを販売しています。

 

CASAのおむすびを一口食べると、「お米ってこんなにおいしかったんだ」「日本に生まれてよかった」と思わずにはいられません。それくらい、お米の知られざるおいしさに出会えるCASAの魅力をたっぷりとご紹介していきます。

 

CASAの外観

 

CASAの外観

 

場所は尾張一宮駅から車で10〜15分ほど。川沿いにある青い外観の小屋が目印です。

 

CASAの店内

 

CASAの店内

 

鉄工所を店主自らリノベーションしたという店内は、お米屋さんとは思えないほど、スタイリッシュな空間です。

 

 

 

無農薬・無肥料のお米を届けたい

 

CASAオーナーの上條嘉久さん、みのりさんご夫婦
CASAオーナーの上條嘉久さん、みのりさんご夫婦


はじめに、お店の誕生について、通称「JOさん」ことオーナーの上條嘉久さんにお話を聞きました。

 

JOさん:「13年前に友人である中山君が営む、三重県鈴鹿の「中山農園」のお手伝いをはじめたことにさかのぼります。今では、無農薬・無肥料のお米を販売していますが、もともと彼は慣行農法で栽培する一般的な農家だったんです。しかし、お子さんが生まれたことをきっかけに、もっとこだわったお米をつくりたいという気持ちが芽生えました。有機農法など、さまざまなものにチャレンジしていたのですが、なかなか決めかねていました……。

 

そんなとき、映画『奇跡のリンゴ』としても描かれている、無農薬リンゴの栽培に成功した青森のリンゴ農家・木村秋則さんが、ご縁があり中山農園に来てくださったんです。そのことがきっかけとなり、肥料も薬も使わないお米づくりがスタートしました。すると、想像以上に良いものが採れたんです。」

 

三重県鈴鹿市にある「中山農園」三重県鈴鹿市にある「中山農園」

 

JOさん:「ですが、ある葛藤がありました。どんなに良いものが採れてもJA(農業協同組合)に納めてしまうと、すべて一緒に混ぜられてしまうんです。どれだけ想いをもってつくっても、混ぜられてしまうのは悲しいですよね……。しかし、農家さんはどう売ってよいのかがわからない。そこで、僕がものづくりの仕事をしていたこともあって、中山くんのお米をパッケージして販売するお手伝いをすることに至りました。」

 

 

はじめて知った日本の農業の現状

 

CASAのJOさん

 

こうして中山農園のお手伝いをすることになったJOさんは、日本の農業の問題を目の当たりにします。

 

JOさん:「まず、日本の消費者の多くが食べるものに対しての関心が薄いんです。例えば、カフェに行ってコーヒーやパンを頼む。それがどうやってつくられて、何からできているか意識することってほとんどないですよね。それってすごく怖いなと思ったんです……。そして、本当に怖いものでできているものがあることも知りました。

 

僕も4人の子どもがいるんですが、1番上と2番目の子がアトピーと喘息持ちだったので、食べるものには、人一倍気をつけていました。学生時代に分子栄養学を学ぶくらい食に興味があったこともあり、さまざまなことを調べ、そして日本の農業がたくさんの問題に直面していることを目の当たりにしました。

 

このままいくと、中山農園のような中規模、小規模の農家さんの未来が見えない。そういう農家の方が圧倒的に多いのに、消費者側はそうしたことに関心を持たない。そういう状態が続くと、日本の農業はなくなってしまう……。国産ではなくなってしまう……。これではまずいと思い、農業に関わって生きたいという想いが強くなっていきました。」

 

 

売切れ続出!お米の通信販売をスタート

 

CASAのお米

 

通信販売で、中山農園のお米の販売をスタートします。

 

JOさん:「本当にありがたいことに、5年、6年、7年と売り切れが続きました。もともと数量は少なかったのですが、そうやってこだわってつくったものを、探してでも求めている人たちが大勢いらっしゃるということを知りました。

 

農園では、コシヒカリとササニシキの2種類のお米をつくっています。ササニシキという品種は、食物アレルギーを持っている人でも比較的食べやすい品種なんです。そしてお米の栄養の8割は外側にあると言われています。無農薬なら、外側も一緒に食べられます。」

 

 

 

お米屋さんのアンテナショップ「CASA」

 

農業体験

 

収穫時期には、1年分の予約で在庫が完売してしまうほどの人気となりました。実際に購入してもらう前にお米を食べてもらう機会をつくりたいと、2016年6月4日にアンテナショップ「CASA」をオープン。

 

JOさん:「お店をオープンする前にも、実食してもらう機会をつくりたいと年に4回ほど農業体験のイベントも開催していました。しかし、そこに来られる方だけになってしまうんですよね……。そこで、もっとたくさんの人にいつでもお米を実際に食べていただける場所をつくろうと、このアンテナショップをオープンしました。」

 

 

お米嫌いな子でも、お米が好きになる。CASAのおむすび

 

おむすびセット
おむすびセット(¥800)

 

おむすびセット

 

日替わりの味噌汁
お味噌汁は日替わり。この日は麦味噌、あおさ・なめこ・揚げ・ねぎが入っていました。具沢山でほっこりする味わいです。


CASAのフードメニューは、こちらの「おむすびセット」のみ。塩むすび、日替わりのお味噌汁、無農薬の糠床で漬けた漬物、箸休めの大豆ものがセットになっています。お米の味をじっくりと味わうことができるセットです。


JOさん:「はじめて妻が中山農園のお米でおむすびをつくったとき、めちゃくちゃうまい!って感動したんです。僕は米屋の孫として育ったので、いろんなお米を食べてきているし、お米にはうるさく育ってしまったんですけど、「こんなにお米っておいしんだ!」ってそのとき驚きました。そして、できるだけシンプルで、どの家庭でも再現できるものだけをご提供したいという想いがありました。なので、CASAのフードメニューはこのセットだけ。食べてみて気に入ったら、毎日の食卓に取り入れてもらえたらうれしいですね。」

 

 

CASAのおむすびは、すべてみのりさんが握っています。


みのりさん:「主人は感動したと言っていますが、私は最初は「そうなの〜?」くらいだったんです。子どもたちの友だちが遊びに来ると、よくおむすびを握っていました。すると、お米嫌いな子でもバクバク食べてくれるんですよね。あとで、その子のお母さんに電話すると、「え?うちの子がお米食べたんですか?しかも、塩だけで?!」ととても驚かれて。そうやってお米嫌いな子でも食べてくれるのは、うれしいですよね。お店にいらっしゃる方からも、ここに来るとお米をたくさん食べるんですとよく言っていただけますね。」

 

 

お米を熟成させる?!「酵素玄米」

 

酵素玄米

 

Labo炊飯器酵素玄米は、こちらの酵素玄米炊飯器「Labo炊飯器」で炊き上げます。

 

CASAでは、白米だけでなく酵素玄米のおむすびも味わえます。酵素玄米とはどのようなものなのでしょうか。


JOさん:「酵素玄米とは、もともとお医者さんが、がん患者の方が玄米を消化よく食べるための方法として考案したものなんです。一般的な玄米は消化するのにエネルギーが必要で、身体を冷やす傾向があります。 

 

炊き方はシンプルで、玄米にあずきとお塩を入れて炊くだけ。普通のごはんと違う点は、炊き上がったお米を3日、5日と寝かせて熟成させます。寝かせるほどに柔らかくなるんです。熟成させることで栄養吸収が良くなり、消化も良くなります。CASAでは、3日目くらいからの酵素玄米をご提供しています。あずきも身体に溜まっている毒素を外に排出する効果があります。さらにお塩を入れてミネラルを足して完全食に近づけているんです。最近では美容の世界でも注目されていて、女優さんも日常食として食べられているそうですよ。」


また、その他に砂糖不使用、グルテンフリーのブラウニーやバナナブレッドなどの米粉でつくったフードメニュー、こだわって生産された珈琲やオーガニック豆乳などを注文することができます。

 

 

 

こだわった農法でつくられたものを

 

 

CASAのお米

 


CASAでは、中山農園の米・麦・大豆をはじめ、こだわった農法でつくったものも販売しています。分子栄養学まで学ぶくらい食に詳しいJOさんが、商品についてていねいに説明してくれます。どんな人がつくっていて、どのように生活に取り入れたらよいか教えてもらえるのは、頼もしいですよね。

 

らかんか顆粒

 

日本では甘味料として流通している「らかんか」。海外では漢方薬として使われているくらい薬効が高いと評価されています。ミネラルと鉄分が豊富で、代謝をあげてくれる効果も◎CASAでも、らかんか茶を味わえます。

 

とっぺん塩

 

潮のぶつかり合う豊かな五島の海の水を、太陽の力で干した力溢れる国産の天日塩「とっぺん塩」。

 

マルカワみその「味噌道楽」、フンドーキンの「生きてる無添加あわせ白」

 

マルカワみその「味噌道楽」、フンドーキンの「生きてる無添加あわせ白」など、無添加の味噌も販売しています。

 

志摩半島産海の子かぞくの天日乾燥「あおさ」

 

CASAのお味噌汁にも使われている、志摩半島産海の子かぞくの天日乾燥「あおさ」。

 

 

 

人生がちょっと豊かになる
CASAのワークショップ

 

 


CASAでは、「人生がちょっとだけ豊かに」ということを主題に、さまざまなワークショップが開催されています。人気なのは、味噌づくりやぬか漬けのワークショップ。その他にも、糸かけ曼荼羅(まんだら)・風水・心理学など多岐に渡ります。約10年にわたって国内外を旅していたJOさんが、旅の話をしたりもするそうですよ。

 

ワークショップの情報はInstagramでチェック!
https://www.instagram.com/casasotocasa/

 


CASAの店内には、大きな長テーブルがひとつしかありません。そこには、「はじめましての人たちがつながっていく。人と人とが出会う場になってほしい。」というご夫婦の想いが込められています。取材時も、ご一緒したご婦人が「CASAさんのおかげで、糖尿病の薬に3カ月でさよならできたんですよ。」と話しかけてくれました。CASAはお米屋さんというだけでなく、地域の交流の場にもなっているんですね。

 

CASA

 

日本人に欠かせない存在のお米。ですが、どんな人がつくって、どのようにつくられているのか、気にしている方は多くはないのではないでしょうか。CASAのお米を一口食べると、もう少し食にも気をつけてみよう。こだわってみよう。そんな想いになります。まずは、実際におむすびを食べてみていただきたいです。「お米ってこんなにおいしいんだ!」と、感動すること間違いなしですよ!

 

【CASA】
住所   :愛知県一宮市開明蒲原89-1 MAP
電話番号 :0586-58-1415
営業時間 :10:00〜19:00
定休日  :土曜、日曜

https://casarice.stores.jp/


▼Instagram
https://www.instagram.com/casasotocasa/
▼facebook
https://www.facebook.com/casarice/

<毎月第2土曜と毎月12日は「オーガニックマーケット」に出店中>

【中山農園】
https://www.nakayamanouen.com/