知っているようで知らない、東海エリアの魅力に出会える体験プログラム「大ナゴヤツアーズ」。代表・加藤幹泰さんが考える、ナゴヤの魅力とは。
目次
個性豊かな、
大ナゴヤツアーズの体験プログラム
冒頭でも少しだけご紹介しましたが、個性豊かななさまざまなツアーが開催されている「大ナゴヤツアーズ」。実際にどんなツアーが企画されているのか。いくつかピックアップしてご紹介していきます。
はじめての短歌!ぶらぶら吟行ツアー
「はじめての短歌!ぶらぶら吟行ツアー」。
5・7・5・7・7のリズムで、季語を必要としない短詩である“短歌”。近年じわじわと若い世代の中で、人気が高まっています。
短歌の面白さを知ってほしいという歌人の野口さんと一緒に、大須商店街で食べ歩きや路地散歩をしながら、スマホ片手に短歌をつくるというもの。最後には、お茶を飲みながら歌会も開催されます。
妖怪愛好家と行く!名古屋百鬼夜行
中にはこんなまちぶらも。「妖怪愛好家と行く!名古屋百鬼夜行」。
例えば、川が流れている田舎の地域だとカッパの伝説が残っているなど、ここにはこんな妖怪がいそうですねと想像しながら、まちを散策するツアー。ツアー参加後には、ここには妖怪がいそうだな……。そんな風にまちの見え方が変わってくるのだとか。
名古屋の老舗料亭「河文」満喫ツアー
400年前、名古屋城築城と共に暖簾をあげた河文。そんな名古屋の老舗料亭「河文」で、普段では見せることのない館内、お部屋やお庭、調度品などを拝見させていただけるツアー。格式が高いと感じる料亭ですが、実は日本文化が凝縮しているんです。
器や料理の説明まで、じっくりと料亭の楽しみ方を教えていただけますよ。
最後に今後の展望についても伺ってみました。
加藤さん:「海外の方に向けたプログラムも充実していきたいと考えています。例えば自分が台湾を訪れた際に、竹細工の体験ができて、現地の食べ物が味わえて、その土地に暮らしている人たちと交流ができる。そんなツアーがあったらすごく参加してみたいなって思うんです。
東海エリアは、さまざまな文化や産業が凝縮したエリア。日本という国を魅せるには、すごく良い場所なんじゃないかな。そうした日本の文化を体験できるプログラムもつくっていきたいです。」
加藤さんの頭の中には構想中のプログラムやツアーが何通りもあるのだと言います。これからどんなツアーが開催されるのかが、楽しみでなりません。
自分が好きなこと、興味があることを少し深堀するだけで、世界の見え方はガラッと変わるもの。まずは「これおもしろそう!」というツアーを見つけて、参加してみてくださいね。きっとあなたの知らなかった東海エリアの魅力に出会えるはず。
Photography by Kanae Hori(※一部写真を除く)