名古屋市中区、地下鉄「伏見」駅から徒歩7分の場所にある「Danky Beer Store(ダンキー ビア ストア)」は、クラフトビールの角打ちができるお店です。2024年3月にオープンして以来、県内外から多くのクラフトビール好きが多く集まります。
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壁に描かれたBEER STOREの文字が特徴的な外観
店内は大きなL字カウンターがあり、壁際の冷蔵ケースには国内外の缶・瓶のクラフトビールがずらりと並んでいます。角打ちのため、お店で購入したビールは店内ですぐに飲めるのがうれしいポイントです。さらにカウンターの中には8種類のクラフトビールがつながったタップに加え、現在では珍しいスイングカランのビールも。
お昼の12時から営業していることもあり、曜日にかかわらずクラフトビールファンが集まる人気スポットとなっています。

Danky Beer Storeのスタッフ中川さん(左)、経営者の伊藤さん(右)
今回は、お店の経営者の伊藤さんとスタッフの中川さんにお話を伺いました。お店のこだわりや楽しみ方についてたっぷり紹介します。
クラフトビールの角打ち!?珍しい営業スタイルの「Danky Beer Store」
「Danky Beer Store」がオープンしたのは、2024年3月。もともとクラフトビールが大好きな伊藤さんが、お店をはじめたいと思ったことがきっかけでした。そこで、クラフトビール仲間だった柿澤さん(共同経営者)と、柿澤さんと共通の知り合いだった中川さんに声をかけ、3人でお店をはじめることに。
「新しいスタイルのお店を開きたい」と考えるなかで、伊藤さんの実家が酒屋だったこともあり、お店で購入したお酒をその場で飲める「角打ち」スタイルにすることとなりました。角打ちは酒屋の店頭や店内で、購入したお酒をその場で立ち飲みできるお店のことです。もちろん、購入したお酒はそのまま持ち帰ることも可能。「Danky Beer Store」は、飲食店と酒屋のいいとこ取りのお店と言えます。
古民家を店舗として改築。縁側に座って飲むのもOK
「Danky Beer Store」の店内には、大きなカウンター(立ち飲みスペース)と奥のテーブル、クラフトビールが並ぶ冷蔵ケースがあります。開放的でおしゃれな内装は、古民家を改装したものです。古民家らしさを活かしたデザインにこだわったとのことで、土間のような床や天井近くの小窓など、よく見るとあちこちに懐かしさを感じられるポイントが散りばめられています。
そして、一番の特徴は大きく開け放たれた窓。この部分は縁側のようになっていて、座ってビールを飲むことも可能です。

縁側に座るお二人
外の風を浴びながらビールを味わったり、本を読みながらのんびりしたり、気ままに過ごせそうです。扉や窓は開放されていることが多いため、外から店内の様子が分かり、入店しやすいのもうれしいポイント。お出かけついでにふらっと立ち寄ったり、おいしいビールを求めて遠出して来たり、どんなシーンでも使いやすいお店です。
また、現在は店舗は1階部分のみですが、今後は2階も客席にする予定とのこと。どのような雰囲気になるのか楽しみですね。
ビールへのこだわり
タップリストのビールは時期によって変わります

アンバーエール(左)、ヘイジーIPA(右)
缶や瓶のお酒だけでなく、8つのタップがあるためさまざまな樽生のクラフトビールが飲めるのも「Danky Beer Store」の大きな魅力。ビールの種類は時期によって変わりますが、人気があるものはすぐに売り切れてしまうとのこと。入荷したビールはInstagramのアカウントで発信しているので、気になる方はチェックしてくださいね。

手前のシルバー注ぎ口がスイングカラン
また、「Danky Beer Store」ではスイングカランのビールが飲めるのも特徴です。スイングカランは昭和の初期〜中期にかけて流行したビールの注ぎ口のことで、現在ではこれが見られるお店はかなり希少です。スイングカランのビールは注ぐのに熟練の技が必要とされ、爽やかな口当たりと柔らかい喉越しが味わえます。1度注ぎ、2度注ぎ、3度注ぎと種類があるので、注ぎ方による味の違いを楽しむのもおすすめです。
缶や瓶のクラフトビールは、オーナーたちの飲みたいビールや応援したいブルワリーのものなど、国内・海外のビールが幅広くそろっています。ほかのお店では手に入りにくいレアな種類もあり、どんなビールにしようか迷っているときには、おすすめのビールを聞いてみるのもおすすめです。
多いときには100種類以上の缶・瓶のクラフトビールがそろうとのこと。ビールのスタイルで選んだり、ラベルで選んだりするのも◎。お気に入りの一本を見つけてみては。
本場の味にこだわったタコスは必食!
グルメショップとのコラボイベントも

タコス 2,000円
「Danky Beer Store」のおつまみは、ナッツやお菓子など軽くつまめるものがありますが、本格的なタコスがイチオシです。薄くパリパリした生地にさっぱりしたサルサソースや香りの良いパクチー、フレッシュなオニオン、ほろほろのチキンなど一度に何種類ものおいしさが味わえます。さらに、ライムを絞って爽やかな香りと酸味を加えたり、ソース(サルサ・ベルデ)を載せて辛味を足したり、好みによってアレンジもできます。

タコスとクラフトビールの相性は抜群!
タコスはボリュームがあるので何人かでシェアするのもおすすめです。普段のフードメニューはタコスのみですが、不定期で「居酒屋 弾鬼威(ダンキー)」がオープンすることもあるとのこと。店頭に提灯が下がっているのが目印になります。

居酒屋弾鬼威がオープンするときは店頭に提灯が下がります
また、「Danky Beer Store」はほかのお店とコラボしてイベントを開催することもあります。過去には手作りソーセージの専門店やナポリピザのお店とコラボしたことも。愛知県内だけでなく、全国のお店やビアショップ、ブルワリーとコラボやイベントが行われます。イベント情報もInstagramで発信しているので、チェックしてみてくださいね。
一人でさくっと飲むにも、みんなでワイワイ楽しむにも◎

ノイカードゲーム
「Danky Beer Store」は一人でもグループでも、どんなときでも利用しやすいお店です。お店にはカードゲームやパーティーゲームもあるため、みんなでワイワイ過ごしたいときにもぴったり。ときにはお店の方やほかのお客さんも一緒になって盛り上がることもあり、店内が笑い声に包まれることもしばしば。

スーパーイタイワニーや黒ひげ危機一髪などのゲームもあります
県外からクラフトビールを求めて足を運ぶお客さんがいたり、お客さん同士で仲良くなったりと、クラフトビールがきっかけで交流が生まれることも少なくありません。
「Danky Beer Store」は、お酒を飲むだけでなく、大人の遊び場的な魅力もあるお店と言えるでしょう。
クラフトビール専門の角打ち「Danky Beer Store」で楽しいひとときを
「Danky Beer Store」は、店内で購入したクラフトビールをその場で飲んだり、タップにつながれたビールを飲んだりできるお店です。角打ちスタイルで100種類ほどのクラフトビールがそろっているお店は全国的にもかなり珍しいのでは。お昼から飲める昼飲みスポットでもあり、県内外からクラフトビールファンが集まります。
一人でもグループでも利用しやすいため、ぜひいろいろなクラフトビールを飲み比べてくださいね。ビールの入荷情報やイベント情報はInstagramで発信しているので、チェックしておくのがおすすめです。