2025年4月13日、ついに幕を開けた「大阪・関西万博」。
ひと足先に会場に入れるチャンスがあったのでさっそく体験してきました!
大阪・関西万博2025のテーマは “いのち輝く未来社会のデザイン”。壮大なテーマのもと、世界158の国と地域、7つの国際機関が集結。
今回は、実際の会場の様子をレポートしていきます!
目次
アクセス方法
会場へのアクセスは電車での移動が特におすすめです。
アクセス手段としては以下の方法があります
・電車でのアクセス(最も推奨される方法)
大阪メトロ中央線「夢洲駅」 から徒歩すぐ
→ 万博会場の最寄り駅。2024年に開業した新駅です。主要駅からのアクセス例:
新大阪駅 → 本町駅(御堂筋線)→ 夢洲駅(中央線)
関西空港駅 → 南海なんば駅 → 本町駅 → 夢洲駅・シャトル バスでのアクセス
JRゆめ咲線 桜島駅(P17)から、会場(西ゲート)前への直通シャトルバスに乗車できます。※自家用車での来場について
原則として一般車両での来場は不可
→ 車椅子利用者など、一定条件に該当する場合のみ事前申請で駐車可能※ 荷物の取り扱いについて
大型荷物の持ち込みは原則禁止
→ 事前に宿泊施設へ配送、もしくは駅・空港のコインロッカー利用を推奨
万博会場へは公共交通機関の利用が基本となります。
最新の交通案内や混雑予測は、公式サイトでの確認をおすすめします。
ギネス世界記録に認定された「大屋根リング」
会場に到着してまず目に飛び込んできたのは、建築家・藤本壮介氏が設計した世界最大級の木造建築「大屋根リング」。その壮大さに言葉を失うほど圧巻!一周すると約2㎞。万博会場をさまざまな場所から見渡せます。また、屋上は、来場者の誰でもが歩くことができる「スカイウォーク」になっており、夕暮れ時の景色が絶景です。
木のぬくもりと未来的な曲線美が融合した大屋根リングは、会場全体を包み込むように広がっており、まるで“未来へのゲート”のような存在感を放っていました。歩くだけで気分が高揚します。
夕暮れ時の大屋根リングもまた圧巻です。まるで“未来と自然が融合した空間”に迷い込んだような、不思議な感覚を味わえます。
リングの上をゆっくり歩けば、東の空から西の空までぐるりと見渡せて、空の色の移ろいを体感できますよ。
すぐそばには海が広がっているので、どこを切り取ってもフォトジェニックで、SNS映えする写真が撮れること間違いなしです。
世界のパビリオンが集結する「ゾーン」巡り
大屋根リングの内側には5つのゾーンがあり、それぞれ異なるテーマを持っています。
コネクティングゾーン(北側)
ドイツ、オーストラリア、サウジアラビア、トルコなどの海外パビリオンが立ち並ぶエリア。特に人気なパビリオンがドイツ館。AIと連動した未来の学びや生活を体験でき、子どもから大人まで楽しめる内容に。
エンパワーリングゾーン(東側)
アメリカやフランス、フィリピンなどが参加。フランス館は特に美しく、アートとテクノロジーの融合がテーマ。館内にはエミール・ガレの作品を思わせる幻想的な照明や、最新のサステナブル技術の紹介があり、「美しく生きる未来」がそこに描かれていました。
セービングゾーン(西側)
イタリア、ベルギーなどが参加。
環境と調和した未来の都市像を提示するイタリア館では、グリーンエネルギーや水循環のシミュレーションを体験できます。また、環境への取り組みがとても分かりやすく紹介されています。
静けさの森ゾーン(中央)
“静けさ”がテーマの癒し空間。
約1,500本の木々が植えられた森の中に池があり、喧騒から一歩離れて自然と向き合える時間が流れています。ベンチでひと休みしながら、風に揺れる葉音に耳を傾けていると、まるで都会の中の秘境のよう。
シグネチャーゾーン(南側)
日本を代表する8人のテーマ事業プロデューサーが手がける「シグネチャーパビリオン」が集まるゾーン。中でも落合陽一氏のパビリオンは、光・音・水を駆使した幻想的なインスタレーションが展開され、五感が刺激されっぱなし。
「いのちとはなにか」を問われるような深い展示内容で、思わず立ち止まり、考え込んでしまいました。
未来社会のショーケース「フューチャーライフゾーン」
大屋根リングの外側には未来を先取りできる「フューチャーライフゾーン」が広がっています。
ここでは、「未来の都市」や「フューチャーライフヴィレッジ」など、企業や自治体が提案する次世代社会のモデルを一挙に体験可能。
実際にARゴーグルをつけて、スマートシティの中を歩いているような展示や、空飛ぶモビリティのシミュレーションなど、まさに夢のような未来が目の前に。
「西ゲートゾーン」「東ゲートゾーン」で個性豊かな企業パビリオンも
「西ゲートゾーン」では、「PASONA NATUREVERSE」や「よしもと waraii myraii館」が登場。エンタメ×テクノロジーのユニークな体験ができて、思わず笑ってしまうような展示も。
「東ゲートゾーン」には、「日本館」をはじめ、「NTT Pavilion」「カルティエのウーマンズ パビリオン」、EXPOホールなど話題のスポットが集まります。
女性の活躍やダイバーシティをテーマにした「ウーマンズ パビリオン」は心を打たれる展示ばかり。日本館では伝統と革新が融合した和の演出にうっとり。
世界の本格グルメが集結!“食”から体感する文化交流
パビリオンの魅力は展示だけじゃありません!
世界中の味を楽しめるフードエリアも充実しています。各国の料理を提供するフードブースやレストランが並び、味覚からも異文化体験ができるのも万博の醍醐味です。
本場のスパイスが香るインドカレーや、イタリアの薪焼きピザ、韓国の屋台グルメ、メキシコのタコスなどなど、選ぶのに迷ってしまうほどのラインナップ。
日本各地の郷土料理を集めた和食エリアもあり、“国内旅行気分”も楽しめます。
ミャクミャクモチーフのグルメも必食!公式キャラクターであるミャクミャクは、その不思議でかわいらしい見た目が話題ですが、なんと食べ物にも大変身。
パビリオン巡りの合間に見つけたら、つい手が伸びてしまうかわいさ&楽しさ満点のメニューばかりです。
こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
ミャクミャクグッズ充実!思わず欲しくなる可愛さ
会場内の公式ショップでは、万博公式キャラクター「ミャクミャク」の限定グッズがラインナップ!ぬいぐるみやキーホルダー、Tシャツにステーショナリーなど、バリエーション豊富。
しかも、ショップ限定のアイテムばかりなので、あとで買えばいいかと思って買わずにいると買えなかった……。ということも。ですので、お気に入りのグッズを見つけたら迷わず購入するのがマストです。
夢洲が幻想的な空間へ
夕暮れから夜へのグラデーションが落ち着く頃、いよいよ夜の夢洲の本領発揮します。「大屋根リング」や「パビリオン」はそれぞれライトアップされ、会場全体がまるで光の街のように変化します。
日中はフォトジェニックなデザインで話題を集める各国・企業のパビリオンも、夜になると照明でその魅力がさらにアップ。
アメリカ館やフランス館など、デザインにこだわった海外パビリオンも、暗闇の中でライトに照らされることで輪郭が際立ち、アート作品のような存在感を放ちます。
まるで美術館をナイトウォークしているかのようです。
水と空気の共演「アオと夜の虹のパレード」は必見!
夜の万博を語る上で欠かせないのが、サントリーホールディングスとダイキン工業がタッグを組んだ水上ショー「アオと夜の虹のパレード」。約300基の噴水がリズムに合わせて踊り出し、水のスクリーンには光と映像が映し出されます。ナレーションと音楽がストーリーを彩り、まるでファンタジーの中に入り込んだような感覚に。
このショーは毎晩2回(日没後)、水辺エリアで上演され、特におすすめの観覧スポットは大屋根リング上からの眺め。
高所から見下ろすと、水と光が織りなす美しい動きがよく見え、周囲のパビリオンの光も相まって、まさに未来の遊園地。
これは持っていってよかった!持ち物リスト
体験してわかった、必須アイテムをまとめました!
・モバイルバッテリー(充電スポットは混雑)
・折りたたみ傘 or レインコート(突然の雨に)
・帽子&日焼け止め(暑さ対策)
・タオル&ウェットティッシュ(汗&食事後に)
・水筒 or ペットボトル(熱中症対策)
・軽食(行列避けの救世主)
・紙のマップ(スマホ不調時も安心)
・小さなショルダーバッグ(両手フリー!)
・身分証&チケット(これがないと入れません)
・荷物は最小限&持ち込み禁止物(酒・缶・大きなキャリーなど)に注意!
トイレ事情もばっちり把握しよう!
実は一番気になってたのがトイレ事情…。でも大丈夫!会場内には40か所以上のトイレがあり、ベビーケアルームや多目的トイレも完備。
アプリで場所をチェックできるので、安心して回れました。
疲れたら休憩スポットへGO!
大屋根リングの下やカフェエリアは、涼しくて快適なオアシス。休憩を上手に挟みながら動くのが、長時間楽しむコツ!
事前準備と計画がカギ!
「大阪・関西万博」はただの展示会ではありません。各国・各企業が“未来へのアイデア”を持ち寄り、それを体験を通じて自分の目と心で感じることができる、唯一無二の空間です。
実際に足を運んでみて、日々の生活の中で“未来の選択肢”を持つことが、こんなにもワクワクすることだと実感しました。
ただし、広いし、情報が多いからこそ 事前準備と計画的な行動がとっても大切です!
✔️公式アプリ&マップで情報収集
✔️チケット&入場予約は早めに
✔️持ち物と服装は天候を意識
✔️無理せず、休憩しながら回る!
みなさんもぜひ、関西万博で未来と出会える感動体験を味わってみてくださいね。
会期:2025年4月13日(日)〜10月13日(月)《184日間》
場所:大阪・夢洲(ゆめしま)
https://www.expo2025.or.jp/