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2019年11月14日(木)〜16日(土)に、岐阜県関市のものづくりの現場を見学・体験できるイベント『関の工場参加日2019』が開催されます。工場参観日はものづくりの現場を肌で感じることで、製造業への興味関心を深めてもらおうと関市が毎年開催しており、今年で6回目を迎えます。
なんと今年の参加事業者は過去最大の43社!見学だけでなく、ワークショップができる事業者もあり、親子で楽しめる企画が盛りだくさんなんです。
開催に先立ち、今回は丸章工業・早川工業・関牛乳を見学させていただきました。見学ルートを考える際の参考にしてみてくださいね!
▼今年の参加事業者はこちらから
http://kojosankanbi.jp/2019c/2019_company/
今回は、東海エリアのローカル牛乳「関牛乳」をご紹介していきます。関牛乳のおいしさの秘密や、お子さんも楽しめるアイスづくりワークショップなど、たっぷりとお届けします。
▼前回までの記事はこちら
https://life-designs.jp/webmagazine/kojosankanbi2019_marusho-kogyo/
https://life-designs.jp/webmagazine/kojosankanbi2019_hayakawa/
地元で愛され続けて69年
関市の牛乳といえば「関牛乳」
東海エリアのスーパーや銭湯で見かける、赤いロゴマークが印象的なパッケージ。ご存知の方も多いのではないでしょうか?(筆者は関牛乳の関珈琲が大好きです)
関牛乳は1950年(昭和25年)に設立、今年で創業81年。関市民の生活には欠かせない地元企業のひとつです。
おいしさの秘密は低温殺菌
関牛乳のおいしさの秘密は、ずばり「低温殺菌(パスチャライズ)」。
一般的には2〜3秒という短い時間で高温殺菌していますが、関牛乳では65℃の低温度で、30分間という長い時間をかけて殺菌。そのため、より自然な生乳の状態に近い、おいしい牛乳が味わえるんです。
ではさっそく見学スタートです!
まずは牛乳について学ぼう
最初に、代表の吉田さんから牛乳について教えていただきました。
牛乳は鮮度が命なので、契約酪農家は1時間以内で運べるところだけ。八百津・可児・各務原の合計5つの酪農家から、毎日2,400リットルもの生乳がタンクローリーで運ばれてきます。
ここでクイズです!
Q.「牛1頭あたり、1日にでる牛乳の量はどれくらいでしょうか?」
正解は、約30リットル!牛乳パックにすると、なんと150個分です。
こんな風にクイズも交えながら楽しく解説していただけるので、小さいお子さんでも楽しく学べること間違いなしですよ。
他にも、牛の身体の仕組みや食べているエサなど、牛乳に関係するさまざまなことを教えていただきました。
いよいよ工場内を見学です。
こちらでは、牛乳瓶の洗浄しています。瓶の中に入ってしまっている蓋はすべて手作業で取り除いているのだそう。
クリーンシャワーを浴びて、工場内へ。なかなかの勢いの風に当たり、全身をしっかり洗浄。
あいにくこの日は作業が終了してしまっていましたが、実際の工場参観日では稼働している工場の様子が見学できますよ!(平日のみ)
続いて訪れたのは、ひんや〜〜〜りとした冷蔵室。ここから各店舗や学校などに、関牛乳の商品が届けられます。おなじみの商品たちがズラリ。
こちらは給食限定の関牛乳。子どもたちに牛乳を好きになってほしいという想いから、パックにはかわいいイラストが描かれています。給食で関牛乳が飲めるなんて、うらやましい!