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2021年10月、名駅に「ミッドランドシネマ ドーナツ ファクトリー」がオープンしました。その名の通り、「映画とドーナツ」をコンセプトとしたドーナツ専門店&カフェです。
映画館に持ち込みができるこちらのドーナツは、テイクアウトはもちろん、おしゃれな店内でいただくこともできます。
オープンのきっかけや、おすすめメニューなどをご紹介します。
スタイリッシュでおしゃれなカフェ空間
お店に入ると、まず注文カウンターとショーケースに並んだドーナツたちが目に飛び込んできます。奥のキッチンでは、スタッフさんがドーナツをつくっていますね。ライブ感溢れる雰囲気に期待が高まります。
店内の両サイドにテーブル席とソファ席があり、スタイリッシュで落ち着いた空間です。
こちらのソファ席も広々としており、おしゃれな雰囲気。映画鑑賞の前後に、ゆったり過ごすことができますよ。
お店の前にはテラス席があり、こちらの席も充実しています。グループだけではなく、1人でも気軽に楽しめます。
コンセプトは「映画とドーナツ」
「ミッドランドシネマ ドーナツ ファクトリー」を手掛けるのは、ミッドランドスクエア シネマと同じく株式会社松竹マルチプレックスシアターズと中日本興業株式会社の共同運営です。
もともとこの場所は、同じ会社が手掛ける「La Bobine ガレットカフェ」でしたが、「より映画館に寄り添いたい」という思いから、新たにスタートさせることに。どの年代にも愛されるオリジナル商品をお届けしたいと、リサーチを重ねていった結果、味わい深いドーナツにたどり着いたのです。
揚げたてのドーナツを購入して、2階のミッドランドスクエア シネマへ持ち込み可能ですよ!
ふんわり、もっちり食感が魅力の本格ドーナツ
とことんこだわりぬいたドーナツのメニューは、名古屋JRゲートタワーホテルの「THE GATEHOUSE(ゲートハウス)」で総料理長を務める八木俊樹シェフが監修。
メニュー開発の際、目指したのは、口に入れた瞬間の「ふんわり、もっちり食感」。この食感を目指して、原料となる小麦の組み合わせや発酵の調整など、試行錯誤したそうです。
試作を重ねた結果、国産小麦「ユメチカラ」を主体に、フランス産「リスドール」とライ麦粉を少量配合することに。ふんわりもっちりした食感の中にも、シンプルで素朴な風味が特徴のドーナツに仕上がりました。
さらに、発酵時間や発酵度合いの調整を重ねることによって、粉本来のうま味を引出す味わい深いドーナツが誕生したのです。
また、映画館ならではフードということで、生地量は片手で持ちやすいサイズ感。ドーナツを包む紙も、劇場の中で音がしない素材を採用するなど、食べやすさにもこだわりました。
オリジナリティ溢れる全10種類のドーナツ
スイーツ系から惣菜系まで全10種類のドーナツ。一つひとつ生地を手作業で成形し、お客さんの入るタイミングに合わせて、2次発酵させ揚げています。
プレーンの生地に抹茶やアールグレイの茶葉を練り込んだものや、レモンピールを加えた甘酸っぱいドーナツも魅力的!生地の中に粒あんが入った和テイストのドーナツも。お子さんからご年配の方まで、楽しめそうなラインナップです。
店長の大富裕由さんにおすすめドーナツを3品選んで頂きました。
まず味わってもらいたい「プレーン」
まず最初に味わってもらいたいのが、看板メニューでもあり1番人気の「プレーン」。シンプルでありながら、素朴な生地のおいしさと、ふわっともっちりした食感も◎仕上げのきび糖がおいしさを引き立てます。
「アーモンドチョコレート」は生地の中にも!?
チョコレートとアーモンドでコーティングした「アーモンドチョコレート」は、生地の中にもチョコレートがゴロゴロ練り込んでいるので、食べてみて驚く仕掛けも!甘過ぎないチョコレートを使っているのもうれしいポイントです。
懐かしい味わいの「カレードーナツ」
大富さんも個人的におすすめという惣菜系の「カレードーナツ」。生地の中に懐かしさを感じるカレーのフィリングを詰め、パン粉をつけて揚げています。小腹が空いたときにおすすめです!
目も心も奪われるイートインメニュー
イートインでしか味わえない人気のメニューが「ストロベリークリーム」。まず可憐な見た目に心が奪われてしまいます。プレーンドーナツにイチゴと生クリームを贅沢にサンドしたメニュー。さらにトッピングのソフトクリームには甘酸っぱいイチゴソースが絡み、ドーナツとのマリアージュも楽しめます。
ワクワクしながら考案したというイートインメニューは、ほかにも栗づくしの「モンブラングラッセ」も。また今後は、季節ごとに旬のフルーツを使ったメニューを展開していく予定だそうです。
王道のコーヒー?それともスムージー?
ドーナツだけではなく、ドリンクも素材にこだわって提供されています。
コーヒーは、オリジナルブレンド(400円)とシングルオリジン(500円)の2種類を用意。オリジナルブレンドは、ドーナツの相性を考え、東京南青山の「リトルダーリンコーヒーロースターズ」と京都「小川珈琲」とのコラボレーションで生まれたこだわりの豆を使用しています。
ケニア産のシングルオリジンは、フルーティーな味わいと甘さの余韻が心地よいスペシャリティコーヒーです。オリジナルブレンドとは、また違った味わいが楽しめますよ。
「体にやさしいものを」と、栄養価を考えられたスムージーは4種類。どれも体想いの飲みやすさが特徴。フローズンの果物や野菜、100%ジュースを使用しており、余計なものは入れず、素材だけでつくられています。
こちらの「グリーンジンジャー」は、生姜・キウイ・小松菜・レモン・りんごをミックスしたさっぱりとした味わい。栄養価が高いキウイの皮も使用している健康的なスムージーです。果肉のつぶつぶ感も感じられました。
そのほかにも、オーガニックのアールグレイやルイボスブレンドティー、自家製レモネードなどのドリンクメニューも充実!
おいしいドーナツとワクワク感を
店内には、映画のワンシーンが並べられたパネルがディスプレイされています。映画鑑賞の後、余韻に浸ることができますね。
今後も、映画の作品ごとにコラボレーションできるよう、店舗のワクワク感も大切にしていきたい、と店長の大富さんが話してくださいました。
大富さん:「今回、本当に色々な方に協力頂き、オープンすることができました。お客様にも「おいしい!」と言っていただける商品と映画館での満足度をお届けしていきたいです。」
また、お惣菜系のドーナツも増やしていくそうで、新メニューも楽しみのひとつです。
朝8時から営業しているので、午前中の上映前にモーニングとしての利用もできます。映画鑑賞のお供にも、テイクアウトしておうちでいただくこともでき、さまざまなシーンで利用できます!