【代表インタビュー】お客様からの『ありがとう』が集まる森住建の家族が幸せになる家づくり
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30歳からスタートした大工の道。
大工をはじめた当時。
ものづくりの面白さを感じた森社長は「家族を大切にできるような家づくりがしたい」。そんな想いから大工となることを決意します。
森代表:「ただ30歳から大工っていうのは、高校卒業してはじめた同い年の職人と比べても十何年経験の差があるわけです。その中で僕は30歳を過ぎてから覚えたので、仲良い大工はいいけど、そうじゃない大工は「あいつはにわか大工だ」とかいうわけですよ。普通の人の倍くらいのスピードで仕事を覚えて、技術も習得して、早いピッチでやったけど、腕の悪い人ほど、僕のことをにわか大工だと言いました。
実際一つ上の先輩はその時点で14、5年やっていて、でも僕はたかが数年。その事実は変わらないわけです。これではずっと、にわか大工って言われるな。この業界は技術の世界でもあるし、噂の世界でもあるので、「あいつはいい腕だ」とか「あいつはだめだ」とかね。事実を知ってる人は一緒に仕事した人だけ。でも話をして伝わる人は、何倍にも広がってく。これじゃあ自分は上には上がれんなと思ったんです。
また、大工がお客様の顔を見ないまま家をつくっていく慣習にも疑問を感じていました。本当にいい家をつくるためには、お客様の顔をみて、家づくりをすることだと思っていたのでお客様のことをよく知り、「この人たちのために最高の家をつくってあげたい」そんな想いから2002年38歳のときに森住建を創業しました。」
お客様の顔が見える家づくりがしたい!
2002年森住建を創業
森社長:「森住建を立ち上げて、最初にしたのがチラシでの集客です。「家族の住みよい住まいお手伝いします」と書いたチラシ2万部を新聞折り込みにしました。ところが誰からも仕事の依頼は来ませんでしたね。それどころか、親父に「大工がこんな恥ずかしいことよくしやがったな、大工の恥や!地元の恥や!大工は腕がよければ仕事はくるんだ!」と言われ大喧嘩になりましたよ。
確かにその通りなんですね。それでも、「にわか大工」といつまで経っても言われる僕は、自分で仕事をやるしかなかったんです。最初のチラシは結局惨敗でしたが、チラシで失敗をしてたことをきっかけに変わりはじめました。
経営を学びだすようになって、その中のチラシ作成セミナーに参加したんです。そこで言われたのが、
「大工ってノミ何種類あります?」
「細いのから太いのまで7、8種類ありますよ。」
「なんでそんなに種類があるんですか?」
「それは用途によって変えるんですよ。」
「それはチラシも一緒ですよ。チラシもターゲットにしたいお客様によってチラシを変えていく必要があります。今回の失敗したチラシで響く人もいれば、そうでない人たちもいるわけです。どんな人たちに来て欲しいのか?そのためにはどんなチラシを打てばいいのか考えてみてください。」と言われて、チラシもさまざまな工夫をするようになりました。」