【閉店】新しい価値に出会える。体験を楽しむ。岐阜県岐南町のセレクトショップ「長月」
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自分たちの手で地域を楽しく
店主の尾関さんは「かかみがはら暮らし委員会」としての取り組みもされています。毎年11月3日の文化の日に開催される「マーケット日和」や、各務原の学びの森にあるカフェテラス「KAKAMIGAHARA STAND」の運営などをされています。そのことについても、お話を伺いました。
尾関さん:「委員会がスタートしたきっかけは、2014年に「マーケット日和」に出展したことです。2回目以降は市の依頼を受け主催者として携わり、その仲間たちで立ち上げたのが「かかみがはら暮らし委員会」です。
立ち上げメンバーはそれぞれお店をやっているのですが、お店以外で何か面白いことをしたい。自分たちが住んでいる場所で楽しむきっかけをつくりたいという想いで発足しました。学びの森にあるカフェテラス「KAKAMIGAHARA STAND」は、私たちの活動の拠点でもあります。2017年からは、「カメラ部」「珈琲倶楽部」などの部活動もスタートしました。
地域貢献という意識はないんですよね。自分が住んでいる地域を、自分たちの手で楽しくしたい。楽しむきっかけをつくりたい。ただそれだけなんです。」
文化を発信できる場所に
最後に今後についてお話を伺いました。
尾関さん:「もう少し文化や新しい価値を提案できるようなラインアップに変えていきたいなと考えています。暮らしに根付くような、提案型の商品構成にしていきたいですね。ワークショップやポップアップストアも同様に、文化を伝えていけるような内容にしていく予定です。」
お店のスタートからもう少しで10年を迎える長月の進化は、これからも続きそうです。
長月は、ただ、モノを買うだけのお店では決してありません。
ポップアップショップで新たなモノに出会う。企画展で新たな感性を知る。ワークショップで新たな楽しみを学ぶ。本を通じて会話が生まれる。これほどまでに”体験”を大切にしたセレクトショップは、他にはないのではないでしょうか。きっとあなたも、長月で新たな価値に出会えるはずです。ぜひ足を運んでみてくださいね。