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住宅街にひっそりと佇む「Ncafe hoshigaoka(えぬかふぇ ほしがおか)」は、常連さんが集うアットホームな雰囲気のカフェです。
「Ncafe」のオーナーである中川仁美さんは、ご家庭では4人のお子さんのママでもあります。子育てをしながらママが輝ける姿を実現すべく、2018年2月に「Ncafe」を創業されました。
今回は「Ncafe」オープン当初から足並みをそろえ歩んできた2人の仲間とご一緒に、働くことや商品に対する想いなどを伺いました。
Ncafe hoshigaokaとは?
名古屋市営地下鉄・東山線「星ヶ丘」駅から徒歩15分、東山公園の東側に位置する「Ncafe」。気持ちのいい青空の元、お散歩気分でお店に到着。
ご自宅兼住居の建物はスタイリッシュで、光をたくさん取り入れる間取りが印象的。エントランスには、オーナー中川さんのご出身でもある沖縄の守り神シーサーがしつらえられています。こちらの店舗兼住居を立てる前のご自宅で守り神として活躍していた10年選手で、今は金色に塗り直し、家を守ってくれています。
店内に入ると、シックな家具と春の訪れを感じさせるグリーンが。
シンプルながら、あたたかみを感じる空間。オープンキッチンで調理する姿がどこからでも見ることができ、まるでお友達の家にお邪魔しているような雰囲気です。中川さんこだわりの間取りやデザインは構想に3年を要したそう。
大きな窓から、空の様子も見ることができます。
お客様と、仲間と
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オープンからのメンバーと撮影。中央:「Ncafe」オーナー・中川仁美さん、左:カフェスタッフ栗本真穂さん、右:現「atelier kukka」代表・服部由華さん。
– 2018年2月にオープンされて2年が経つんですね。
中川さん:「たくさんのトライ&エラーを重ね、成長できた2年です。密度の濃い2年でした。支えてくれるお客様とスタッフのおかげです。」
-提供しているメニューはどのように考えられているんですか。
中川さん:「ひらめきもありますが、常連さんに聞くこともあります。子どもに夜食べたいものを聞くように「今度何が食べたいですか」って(笑)
コンセプトは、「家族全員がそろった時にみんなで食べられるもの」。おじいちゃんおばあちゃんから孫まで、3世帯で楽しめる食卓を目指しています。
みんなが安心して、おいしく食べられるよう、提供しているものはすべて手づくりで、出汁を使ってつくっています。」
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自家製ピーナッツソースで作る担々麺(単品 ¥900、ドリンク付き¥1,200、デリ+ドリンク付き¥1,400(すべて税込))ナッツの香ばしさと、香辛料の香りがやみつきになる一品。おいしくて、最後の一滴までスープを飲み干しました!
中川さん:「今は定番メニューとして出している担々麺ですが、もとは期間限定商品でした。常連さんから「おいしい」と好評をいただいたのがきっかけで、定番化することにしました。
ピーナツを粉砕してペーストから作っている自慢のメニューです。
お客さんだけど家族というか。一緒にブラッシュアップしたり、作り上げていっているような感覚です。」
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チョークボードに書かれた「本日のデリ」。
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デリプレート。キャロットラペは優しい柑橘が引き立つ、さっぱりとした味。ローストビーフはやわらかく、あっという間にペロリ。
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出来立ての自家製キッシュ。調味料は塩のみ。チーズと野菜の甘みが感じられる一品。
-ご自身でお店を経営されるという選択肢に至ったきっかけなどありますか?
中川さん:「元々は天白区の飲食店で働いていました。子どもが4人いることもあり家で仕事が出来る環境を整えたいなと店舗兼住居が夢でした。今の家はいずれ店舗もできるようにと設計してもらい、建てた後に改装して店舗にしました。」
中川さん:「料理をつくることに関して、周りにはすごい人たちがたくさんいらっしゃいます。でも足りない私たちだからこそ、応援してくれるお客様に支えられチャンスをいただき今に至ります。そんな温かいお客様に喜んでいただけるよう、今自分たちが出来る最大限の努力は惜しみません。」
-今、お子さんのご年齢をお聞きしてもいいですか?
中川さん:「一番上が高校生、その下に中学生が1人、そして小学生が2人です。仕事をしていて、楽なことばかりではないですが、七転八倒してなく日もあれば、うれしくて感謝で泣く日もある。仕事をしながら子どもを育てる親だからこそ見せられる姿。仕事を全力で楽しむ背中を包み隠さずに見せられたらと思っています。
学校の勉強以外で教えられることを、何か感じてくれたらいいなぁと。」