【若旦那のおすすめ!】紅葉にとろろステーキに、どぶろく祭り。秋の白川郷の楽しみ方

白川村
掲載日:2019.10.04

天下の奇祭、どぶろく祭りの楽しみ方!

どぶろく祭り

そして、秋の白川郷の風物詩といえば、やはり「どぶろく祭り」です。五穀豊穣・家内安全・里の平和を山の神様に祈願するお祭りですが、一言でどんなお祭りかと言えば、どぶろくをひたすら飲む!という、お酒好きにはたまらないお祭りです。白川村に住んでいて感じることは、はじめての人はどのように楽しめば良いか分かりにくいのでは?と思うのでポイントを押さえながら書きたいと思います。

「どぶろく祭り」はいつ開催するの?

まず、開催日は10月14~19日です。これは毎年変わりません。各地域の神社を会場に行われるお祭りでして、主に3つ神社が二日間ごとに行います。

・10月14・15日は世界遺産エリアにある白川八幡神社
・10月16・17日は世界遺産エリアから少しだけ離れた場所にある鳩谷八幡神社
・10月18・19日はまたもう少しだけ離れた場所にある飯島八幡神社

「どぶろく祭り」の交通手段は?

基本はマイカーかバスとなります。白川八幡神社から飯島八幡神社の間は1.6kmととても近くにあるので、どの日を選んでも交通手段は変わらないのではないかと思います。

・車の場合
マイカーの方は村営のせせらぎ駐車場の利用となりますが、16~19日はせせらぎ駐車場からは会場か少し離れているので、各会場周辺の臨時駐車場を利用する場合もあります。会場付近に行って案内の者に聞いてみてください。
もちろん、運転する人はどぶろくは飲めませんのでよろしくお願い致します。

・バスの場合
バスの方は白川郷バスターミナルから歩いて会場に向かいます。14~17日は歩いて15分くらいで会場に着きますが、18・19日の飯島八幡神社へは歩いて30分くらいかかるので、けっこう大変ですね。

他には、旅行会社などが企画するどぶろく祭りのバスツアーもいろいろとあります。ツアーも便利だと思うので、ぜひチェックしてみてください。

何時くらいに行けばよい??

一日のおおまかな流れは以下のようになります。

8:00~ 祭典:神社で祭典神事
9:00~ 村回り:地区内への御神幸行列
15:00~17:00 どぶろく振る舞い/神社境内
         民謡奉納/神社奉芸殿
19:00~ 獅子舞奉納/神社境内  
20:00~ 郷土芸能奉納/神社奉芸殿

どぶろく祭り

どぶろく祭り
村回りの様子です。御神幸行列がずらりとならぶ様は、なんとも見ごたえがあります。

写真が好きな方は、朝からの祭典や村回りから参加された方がよいですので、できるだけ早めに着いた方が良いですね。多くの方はどぶろくの振る舞いが目当てですので、昼過ぎくらいに白川郷に着けばいいのではないかと思います。

どぶろくの振舞いに参加するには?

上の写真は以前、妻がどぶろくの振る舞いをした時の写真です。振る舞いは村の女性が素敵な着物と割烹着を着て行っています。その姿も赴きがあって人気です。

一番のメインとなる、どぶろくの振る舞いは、15時ごろからとなります。神社で参拝記念の盃を購入し(400円)、そこにどぶろくを注いでもらいます。それ以外の容器には注いでもらえませんので、ご注意ください。何杯でも飲めますので、とことん飲んじゃいましょう!

そして、この振る舞いの時間帯には、地元の方々による民謡を観ることができますし、神社内には、焼き鳥や広島焼き、たこ焼きなどの出店もありますので、賑やかで楽しい時間を過ごすことができます。

会場にはゴザが敷いてありそこに座って、どぶろくを飲むのですが、イスや座布団を用意しても良いかもしれません。日によっては涼しい(寒い)ときもあるので、上着も忘れずに用意しましょう。境内には大きなテントが張ってあるので、雨が降っても大丈夫になっています。

どぶろく祭り

白川八幡神社のお振る舞いの時の様子です。上には大きなテントがあり、奥の方では民謡が披露されています。

19時からは獅子舞や地元の方によって歌や踊りの披露がありますので、夜まで祭りを楽しむことができます。例年だと、夜はけっこう冷え込むので少し厚手の上着があったほうがよいですね。

どぶろくっておいしいの?

ところで、このどぶろくは各神社でつくられているのですが、めちゃくちゃおいしいのです!!基本、ビールしか飲まない僕にとっては、どぶろくはアルコールがきつくて飲みにくいお酒のイメージが強く、好きではありませんでした。しかし、どぶろく祭りのどぶろくは、アルコール度数は15~20度くらいありますが、口当たりなめらかで、とっても飲みやすい!

だからついつい飲み過ぎて、酔っぱらってしまうんですけどね(笑)

また各神社で味が違うのもおもしろいですよ。

実はこのどぶろく、祭りの日なら神社に奉納金を納めて、そのお返しのお神酒としてゲットすることもできます。これ、訪れるお客さんをみていると、以外と知られていないように思います。

「どぶろく」と聞くとお酒好きなおじさんの飲み物、というイメージが昔はありましたが、近年はどぶろくのもつ美容効果も相まって、女性にも人気が出てきているようです。1人でも多くの方にどぶろく祭りの魅力を知って頂けたら嬉しいですね。

どぶろく祭りについて詳細はこちらにお尋ねください。

白川郷観光協会
TEL:05769-6-1013
WEB:https://shirakawa-go.gr.jp/events/doburoku/

愛知県稲沢市出身。大阪で帽子職人としてモノづくりと商いを学び、その後、縁あって飛騨へ。世界遺産白川郷にある明治末期創業の旅館「城山館」の若女将と結婚したことを機に、白川郷へ移住。現在は旅館の更なる発展のため、前職の広告・編集業で培った経験をもとに、情報発信力のある若旦那として旅館や白川郷の魅力を発信中。

また、子煩悩な二児の父親。自宅が職場なので一日中子供たちと過ごしているため、そのイクメンぶりは村内でも有名。

白川郷 城山館のWebサイト

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