2023年4月、愛知県碧南市にオープンした「炭火焼うなぎ 勝◯(しょうわ)」。
三河一色産うなぎを一年中使用。備長炭でじっくり丁寧に焼いた”いい焦がし”が特徴のパリパリうなぎが味わえます。明治時代に建てられた旧家をリノベーションした店内の雰囲気も魅力です。
今回はうなぎのこだわりからおすすめメニューまで、たっぷりとご紹介します。
目次
明治時代に建てられた旧家をリノベーション
建物は1902(明治35)年に建てられた旧家をリノベーション。
広々とした駐車場には焼き場が面しており、うなぎを焼いている様子を間近で見学できます。うなぎの良い香りに包まれながら、いざ店内へ。
旧家の趣きが感じられる店内。骨董品の装飾や家具にもこだわり、昭和の香りがする店内に仕上げたのだそう。店名の「勝◯」には「昭和」という意味も込められています。
テーブルとテーブルの間隔が広く、ゆったりと過ごせます。個室利用も可能なので、会食やお祝いの席としても◎
1年を通して三河一色産のうなぎを提供
オーナーの東川さんに、うなぎのこだわりについてお伺いしました。
東川さん:「一年を通して、三河一色産うなぎを使用しています。冬場のうなぎは皮が固く焼きにくく、うなぎ職人泣かせなんです。ですが、勝◯では冬季の国産うなぎの特徴を把握し、その弱点を技術で補うことで、一年中おいしく国産うなぎが食べられるようになりました。そのため、中国産など別の産地のうなぎを使用することは一切ありません。
うなぎと同じくらいこだわっているのがお米です。何度も何度も試食して、うなぎに合うお米を検証した結果、北海道のななつぼしを使用しています。上品な甘みと控えめな粘り気が特徴です。さらに、ご飯を炊くときに備長炭を入れることで旨みを増しています。ぜひ、うなぎとの相性を堪能していただきたいですね。」
勝◯のうなぎは、蒸さずに焼き上げる「関西風」。実際にうなぎを焼いている様子を見学させていただきました。
斉藤さん:「うなぎをおいしく焼き上げるポイントは、炭の火力調整と風を読むことです。窓を開け自然の風を入れるようにしているのですが、日々風を読み、細かく炭の火力を調整しています。
勝◯のうなぎの特徴は、なんといっても焦げるギリギリのところまで火を入れる”いい焦がし”です。絶妙な火加減でパリパリの食感に仕上げています。”いい焦がし”と”焦げ”は紙一重なので、毎回真剣勝負ですね!」
うなぎの脂が溶け出し、ジュワジュワっと揚げ物のような音が広がります。
備長炭で焼かれたうなぎの脂とタレが混ざり合い、炭火の上に落ちると、ぼわぁっと上がる煙でうなぎが燻製され、香ばしい風味に仕上がるのだとか。
おすすめメニュー6選
うなぎのパリパリ食感を堪能!「炭火焼うなぎ丼」
勝◯自慢の”いい焦がし”を堪能するなら「炭火焼うなぎ丼」がおすすめ!漬物と小鉢、お吸い物がセットになっており、無料でご飯大盛りとお吸い物を肝吸いへ変更できます。
大きめにカットされたうなぎは、外はパリパリ、中はふわふわ!蒸さずに焼き上げているとは思えないほど、ふわふわな食感に驚きました。
テイクアウトもしてみたのですが、冷めてもパリパリ食感でしたよ!
出汁にも負けない、うなぎの香ばしさ「炭火焼うなぎひつまぶし」
名古屋名物のひつまぶしも外せません。
「炭火焼うなぎひつまぶし(上)」は、うなぎを5/6本使用!おひつのご飯が見えないくらい、たっぷりと敷き詰められています。パリパリ食感のうなぎと、薬味の相性がバツグン!
うなぎの香ばしさに負けないよう、濃いめの出汁を使用しています。出汁にうなぎの香ばしさが溶け出し絶品。薬味からお茶漬けまで、味変しながら楽しめるのは、ひつまぶしならでは!
数量限定の「かぶと焼き」
一品料理が充実している勝◯の中でも、一押しは数量限定の「かぶと焼き」。
何度も試行錯誤し、一番硬いうなぎの頭の部分を骨まで食べれるように仕上げた、自慢の一品です。脂がのっていて、口の中でほろっと崩れます。ぜひお酒と一緒に味わってみてくださいね。
一品料理も充実!
テイクアウトにもおすすめな「○結び(わむすび)」、お酒のお供にもぴったりな「う巻き」をはじめ、「肝焼き」「うざく」「○結び茶づけ」など、一品料理も充実しています。
1日限定20食!「ほうじ茶プリン」
デザートにおすすめなのが「ほうじ茶プリン」。うなぎの形の寒天、クリーム、餡子がのっています。1日限定20食なので、お早めに!
焦げるギリギリのところまで火を入れる”いい焦がし”は、勝◯ならでは!うなぎはちょっと苦手という方にこそ食べてみていただきたいです。パリパリのうなぎってこんなに美味しいんだ!と感動すること間違いなし。