創業昭和5年、父子三代続く工務店「富田製材」。岐阜県美濃加茂を中心に、地域に愛され支えられ、本物の木の家をつくり続けています。「木の家ってどうなの?」「どんなお家を作ってくれるの?」ネット上や資料だけではわからないこと、不安なことは多いですよね。そこで今回は、岐阜県加茂郡富加町にある富田製材のショールームを実際に訪れてみました。
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酒向社長に、ショールームを案内していただきました。
床のフローリングに使われているのは、スギ材。
もともとは製材会社からスタートした富田製材。ショールームに入ると、優しい木の香りに包まれます。木の香りって良いですよね。一瞬でホッとした気持ちになりました。
自身の体験をもとにした
アイディアが詰まったキッチン
家族みんなが毎日使う水回り。特にキッチンなどは女性が一番気になるポイントなのではないでしょうか。酒向社長ご自身も、富田製材で家を建て住んでいるそう。キッチンには、ご自身や奥様の実際の体験をもとにしたアイディアがたくさん詰め込まれていました。
酒向社長:「例えばこのシンク下。通常のキッチン周りは少しでも収納スペースが多い方が良いと、この部分も収納にする方が多いですよね。ですが、あえてシンク下は空けるようにご提案をしています。その理由は、料理をするときの姿勢。ここが空いていることによって、足を奥まで入れることができ、カウンターに身体をあずけることができます。なので、すごく腰が楽なんですよ。それにこうして、ゴミ箱を入れることもできますしね。」
Life Designsスタッフも体験させていただきましたが、カウンターに体重をあずけることができ、とても腰や背中が楽でした。毎日料理をするキッチンだからこそ、こうした心遣いは大切ですよね。
キッチンの横にはこのようにワークスペースが設けられています。こちらも酒向社長ご自身のお宅でも取り入れられているアイディアなのだそう。
酒向社長:「左側の棚には、学校のプリントなど、ごちゃごちゃしがちな小物を収納できるスペースになっています。可動式のラックが入るようにしているので、生活スタイルに合わせて、変化させることができます。右側の棚には、米びつが収納されています。ファミリー用の大きめの米びつって意外と置き場所に困るんですよね。でも、ここなら湿気も気にせず、生活感もなく収納ができますよ。」