100年後の暮らしを本気で考える場所「未来デザインラボ」
目次
社会に対して問いかけるようなプロジェクトを
今回は、より深くみなさんに、未来デザインラボの存在を知っていただくため、ラ・カーサの熊澤代表に誕生のきっかけや今後の取り組みについてお話をお伺いしました。
熊澤代表:「「1/千」の間宮さんが話をくださったのがきっかけでした。もともと、この土地を所有していた間宮さんから「”社会に対して問いかけるようなプロジェクト”をやれないでしょうか?」と声をかけていただいたんです。
このエリア(日進・長久手)は、日本で最も世帯年齢が若い人たちが住んでいる街なんですね。また、多くの大学もこのエリアに集まっています。自社の拠点としても、おもしろい場所だと思いました。
またラ・カーサでは、家は「人が暮らしていくための器」であると考えています。建物という入れ物をつくることではなく、そこでどのように暮らすのかという中身をご提案することを大事にしているので、その点でも間宮さんとは考えが一致したんです。」
訪れる人たちの未来を広げる場所に
オープンゼミの様子
熊澤代表:「未来デザインラボをつくるにあたり、間宮さんは大学の講師もされているので、ここで、オープンゼミのようなことをしたらどうですか?と提案しました。大学の講義だけでは知ることができない知識や、ライフスタイル・暮らしを知る機会になると思ったんです。ラボの真ん中にはキッチンがありますし、窓を解放して、庭でBBQもできます。みんなでワイワイしながら意見交換できる場を目指しました。
また未来デザインラボに訪れる方は業種もさまざまです。あらゆる分野の方を巻き込むことで、新たな化学変化が起こると思っています。」
新しい働き方の提案
未来デザインラボ内では、3社が同じ場所で働いています。そのことについてもお伺いしました。
熊澤代表:「利用するスタッフたちは席は決まっておらず、どこでも作業をすることが可能です。また、未来を創造していく場所だからこそ、デザインも未来を感じるような空間を目指しました。
お昼どきには、キッチンでスタッフたちがランチの準備をするのですが、3社が日替わりで当番を交替しています。ラボを中心にさまざまな意見交換が生まれるのも新しい働き方だと思いますね。変わりゆく時代の中だからこそ、コミュニケーション手段、食、農、働き方など、さまざまな切り口で「新しい暮らし」「新しい住まいのカタチ」を本気で考えていくことが必要です。」
休憩スペース
打ち合わせスペース
未来へ飛び出していくこと
熊澤代表:「ここに来れば、日常では出会えない専門家たちと意見を交わすことができます。そしてそれは決して、学校では教えてくれないことばかりです。学生たちには、おもしろがって参加していただきたいですね。今後の未来を担っていくのは彼らですから、まずは飛び出してみていただきたいです。
今後は、ここだけでなく、モニターをつないで、日本中の学生が集まって話合う場もつくっていきたいと思っています。」
未来デザインラボでは、毎月ゲストを招いてイベントを開催されているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
今回未来デザインラボへ訪れて、新しい未来の学びを見た気がしました。こんなにも刺激的で、新しい扉を開いてくれる、そして未来を考える、きっかけを与えてくれる場所、「未来デザインラボ」ここで学べる学生さんたちがうらやましくて仕方ありません。
熊澤代表の言う通り、まずは”飛び出してみること”。勇気を持って飛び込むことで、新しい世界は広がっていくのだと思います。今後の未来デザインラボがますます楽しみです。