別世界が広がるフラワーガーデン 名古屋港の隠れたお花畑「ブルーボネット」
目次
暮らしとともに楽しめる「キッチンガーデン」
野菜や果物には花のうつくしいものも多くあります。「草丈の高いもの」「低いもの」「地をはうツル」「巻きついて登るツル」「果実のうつくしいもの」などなど、その形状・特性は庭の観賞用植物としても充分に利用できます。
このガーデンはそんな植物を集めてつくられています。
さまざまなハーブを集めた「ハーブガーデン」
ラベンダーやローズマリーなど料理や嗜好品に利用するハーブ類を集めたのが、こちらのガーデンです。お茶やエステ・薬などさまざまな場面で利用されるハーブは、花もうつくしいので、香りとともに花も楽しめます。
ブルーボネットは、お花だけでなく、小物づかいもとってもすてきです。こんな風に置いたらいいのかといった参考にできるアイディアが豊富なので、小物づかいにも注目してみてくださいね。
田舎の水園風景「メドウガーデン」
「メドウ」とは牧草地のこと。ここでは、うつくしい牧草地を再現、日本で古くから知られている植物をメインに、昔懐かしい田舎の川辺のように構成されています。
訪れた日は、睡蓮の花が水面に咲いていました。睡蓮は品種によって開花時期が異なりますが、5~10月までの長い間花を楽しむことができます。
火力発電所の力を利用した「土壌加温フラワーガーデン」
少しめずらしい方法で育成しているのが、土壌加温フラワーガーデンです。隣接する新名古屋火力発電所では、毎日大量の温排水が発生します。この熱を有効利用するため、土壌の中にパイプを設置。温排水の熱でつくったお湯を流して冬の間は、土壌をあたためています。
そうすることで、寒い早春でも草花の開花調節ができ、時期を長くしたり、花の数を増やしたりすることができるのだとか。
トップガーデンデザイナーが魅せるモデルガーデン
ブルーボネットの魅力のひとつが、トップガーデンデザイナーが魅せるモデルガーデンです。
イギリスのトップガーデンデザイナー、ロビン・ウィリアムズ氏やジョン・ブルックス氏が創る伝統的で色鮮やかなイングリッシュガーデン。アメリカ環境デザインの第一人者ダレル・モリソン氏デザインのテキサスの庭をみることができるんです!
ダレル・モリソン氏が手がけた「日本・テキサス友好の庭」。テキサス、日本それぞれで古くから園芸に使われている植物を植え、友好を表しています。
物や庭を愛する誰もが、同じ仲間となって集うこと、また和(輪)を重んずる日本人のイメージを取り入れ、通路は庭全体にサークルを描いたものに。また、テキサス州をイメージできるよう「アラモの砦」を背景に取り入れながらも新しい発想のデザインとしています。
カップルにおすすめなのが、リングの周りに無数の花が咲く「フラワーリング」です。鐘は誰でも、鳴らすことができますよ。
目の前には、海が広がっているので、海を眺めながらのんびりと過ごしてみるのもいいのではないでしょうか。
ワイルドフラワーが一面に咲きほこる
「ワイルドフラワーの里」
ブルーボネットの中でも、特に圧巻なのが「ワイルドフラワーの里」です。花壇に咲く整然とした花とはまた違う「自然のお花畑」では、ワイルドフラワー(さまざまな自然環境に自生する野生の花の総称)が一面に咲きほこっています。
一度に20~40種類の種子を混合して播いてあるため、春と秋に野性的でうつくしい草花が次々に変わっていく「開花リレー」を楽しめます。
ワイルドフラワーの里を歩いているだけで、まるで、異世界に迷い込んだかのような錯覚に。訪れた時期は、ちょうど、ピンクと赤のヒナゲシが咲いていました。薄い花びらを風に揺らす姿がかわいらしいくて、ずっと見ていられそうでした。
ガーデングッズがそろうガーデンショップ「ボネット」
すてきなガーデンをみたあとは、自宅でもやってみたくなりませんか?。センターハウス内にあるガーデンショップ「ボネット」では、ガーデニング用品が豊富にそろっています。
おかえりの際に、ふらっと立ち寄ってみてくださいね!
近くにあるのに、案外知らない方も多いブルーボネットですが、細部にまでこだわってつくり込まれた庭園では四季を通じて、さまざまな花を楽しめます!
ぜひ、この機会に訪れてみてくださいね。