名古屋在住の中国人が絶賛する、大須の蘭州ラーメン店「牛百味(ニウバイウェイ)」
目次
牛肉たっぷりの「牛肉焼き餃子」
ラーメンに欠かせないものと言えば、餃子ではないでしょうか。牛百味の餃子は野菜がほとんど入っていない牛肉がたっぷりと詰まった餃子なんです。これがまた、とってもおいしいんです!
– 餃子ってやっぱり中国ではよく食べるんですか?
ヒツさん:「よく食べますよ。中国人にとって餃子は主食ですから。でも焼き餃子はメジャーではなく、水餃子がメインです。日本の餃子って皮がとても薄いですよね?でも中国の水餃子はもっと皮が分厚くて、モッチリしているんです。
なので、餃子のときはご飯は食べずに餃子をたくさん食べます。餃子のタレも、黒酢で食べるが基本です。今日はぜひ黒酢で食べてみてください!」
ヒツさんのおすすめの食べ方でいただいてみましたが、黒酢がこんなにも餃子に合うとは!自家製のラー油もたっぷりとかけて、おいしいくいただきました。
– 焼き餃子を食べるときってあるんですか?
ヒツさん:「水餃子が残ったら次の日の朝に焼いて食べることはありますよ。あ!あと餃子の違う点は中国ではキャベツは使いません。白菜を使うんです。餡にはニンニクも入れないんですよ〜。」
中国から伝わったはずの餃子の食べ方が日本と中国ではこんなにも違うなんて知りませんでした。まだまだ知らないことばかりです。
日本人も大好き「揚げナスのピリ辛炒め」
牛百味では、お酒のつまみに合うようなメニューもとっても豊富です。ラーメン以外はテイクアウトもできちゃうんので、テイクアウトして、ご自宅で晩酌っていうものいいですよね。
中でも、スタッフ大絶賛だったのが、こちらの揚げナスのピリ辛炒め。甘辛く炒めた揚げナスはパクパクと箸がどんどんすすみます。
– そうそう、ヒツさんがここの見つけたきっかけはなんだったんですか?
ヒツさん:「ランチに出かけるために、大須商店街を歩いていたらスタッフさんが開店準備をしていて、中国料理店でもやるのかな?と思って話しかけたんです。そしたらもうすぐここで、お店をオープンすると聞いて、すぐに食べにきたんです。
それ以来すっかりハマってしまって(笑)多いときは平日は毎日通っていますよ。それにオーナーさんの訛りが母と似ていたので、もしかして山東省出身ですか?って聞いたらそうだと言われて、オーナーさんと話していると母を思い出して懐かしい気持ちになるんです。親近感もすごくわきましたね。」
特製手羽先&エビレタスチャーハン
続いてはお店の人気メニューでもある「特製手羽先(580円)」と「エビレタスチャーハン(680円)」。
やみつきになること間違いなしの手羽先は、甘辛いタレと黒胡椒がたっぷりかかっており、何本でも食べられてしまいそう!
エビレタスチャーハンもプリプリのエビにシャキッとしたレタスがたまりません。日本人としてはラーメン、餃子と来たらチャーハンはやっぱり欠かせない存在です。
よく考えてみればすべてが炭水化物ですが、おいしいんですからこればかりはやめられません……。本当に何を食べてもとてもおいしいんです!
牛百味、秘伝のラー油
牛百味の料理の要になっているのがこの自家製ラー油。手作業で仕込んだあと、一晩寝かせて完成するラー油は、餃子のタレに使うのはもちろんのこと、サラダや蒸した豚肉など、なにと合わせて相性抜群です!
店頭では一瓶500円で購入可能です。ぜひお帰りの際は手土産にいかがでしょうか。家庭料理がワンランクアップすること間違いなしですよ。
牛百味はランチタイムからディナータイムまで、蘭州ラーメンをはじめさまざまな中国料理をいただけます。どれも絶品なのでぜひ足を運んでみてくださいね!
普段当たり前に食べてる中華と、本場の中国料理ではかなり違いがあることを今回の取材で知りました。異文化を知ることで、改めて自国の文化に気づきます。ヒツさん、オーナーさん今日はありがとうございました!