日常から少し足を伸ばし、 独特な世界観と緑のさえずりを。 CAFE SNUG(カフェスナッグ)

三重
掲載日:2019.05.20
日常から少し足を伸ばし、 独特な世界観と緑のさえずりを。 CAFE SNUG(カフェスナッグ)

森から吹く風と、淹れたての珈琲。木々の緑に、自家製マフィン。一度訪れてみたかった場所、「CAFE SNUG(カフェスナッグ)」にお邪魔し、その世界観を堪能してきました。

※以下、スナッグと記載します。

鈴鹿山脈を望む景色
鈴鹿山脈を望む景色。

はじめに、少し場所の説明をしておきますね。

三重県北西部、鈴鹿山脈の東山麓に位置する菰野町。温泉などもあることから、東海近辺にお住まいの方から、日帰りや一泊で気軽に遊びに行ける場所として、近年人気を高めています。

近鉄湯の山線の線路沿いの小道近鉄湯の山線の線路沿いの小道。
林の先に見えるスナッグ林の先に見えるスナッグ。背景には御在所岳。

近鉄湯の山線「大羽根園」駅から、線路添いを5分ほど山へ向かって歩くと、林の向こうにスナッグが見えてきます。

山の空気が清々しく、すでに得をした気分に。道すがら、大きな白鷺が舞う姿にも心が動かされました。

CAFE SNUGの世界観

スナッグの入り口
スナッグの入り口

新緑を堪能しつつ、お店に到着しました。小さなブルーのポットに「OPEN」の文字。童話や映画の世界にでてきそうな、可愛い入り口がお出迎えしてくれます。

入り口から撮影した店内の様子入り口から撮影した店内の様子

扉を開けると、遠い異国の地に訪れたような、それでいてどこか懐かしさを感じる、独特な空間が広がっていました。

店内グリーンの壁とアンティークのランプ
店内奥の小部屋
店内奥の小部屋

インテリア一つひとつが興味深く、それらが醸し出すムードが合わさり、スナッグの世界観をつくりだしているようです。

「好き」を形に


オーナーの藤田素種さん(写真右)と、藤田香織さん(写真左)。

オーナーご夫婦の素種(もとたね)さんと香織(かおり)さんに、スナッグのはじまりや、お二人の好きなものについてお話を伺いました。

店内奥の小部屋お子様用のイスもあります。

90年代後半のカフェブームのころから、将来カフェを開きたいと思い、カフェやケーキ屋さんで経験をつまれてきた香織さん。まだその頃は、周辺にカフェが少なく、お茶をする場所がないなと感じていたそうです。

存在感のあるバスキアの絵存在感のあるバスキアの絵

素種さんが、菰野町出身であることからご縁があり、2003年に菰野町でスナッグ1号店をオープン。後に現在の場所を見つけ、移転されたのが10年ほど前。

どうしてこの場所を選ばれたのか伺うと、「空気が止まっている感じがして。」と素種さん。

ドットの掛け時計ドットの掛け時計

インスピレーションを大切にされているお二人。インテリアも、「いいな。」と思ったときに購入したものが仲間入りしていき、今のスナッグが出来上がっていったそうです。

奥の部屋からテラスへと続いています。

お二人共通の好きなものが、映画監督のウェスアンダーソンの世界観で、お店をつくるときも、「どうしたらウェスっぽくなるかな。」と頭をひねっていたのだとか。

スピーカーの説明をしてくださっている素種さん。

二人の「好き」が集まり、出来上がった空間は、日常の延長にありながら、少しだけ非日常な場所になりました。

「ここに来て、今日という日が、少しだけいい日になったなと思ってもらえたら。」そうお話しされる香織さんの笑顔がとても優しく、印象的でした。

スポット詳細

【CAFE SNUG(スナッグ)】

住所  :菰野町菰野4227-1
電話番号:059-393-2285
営業時間:月・火・水 9:00〜18:00 金・土 9:00〜22:00
定休日 :水曜日・木曜日
駐車場 :お店の前と裏手にあり。

http://cafesnug.petit.cc/pineapple1/

Life Designs (ライフデザインズ)は、”東海エリア(愛知・岐阜・三重)の暮らしをもっと楽しく”をテーマに、情報発信するライフスタイルメディアです。

おでかけやランチの参考など、読者のみなさんの日常に寄り添えるメディアでありたいと思っています。運営しているのは、食・おでかけ・趣味に日々全力な編集部員たち。自分たちが東海エリアで生活する中で、出会ったモノや場所、琴線に触れたことをメディアを通してお届けしていきます。

おすすめスポット